さぁ!土曜日という事で、ユーロ円の今週の振り返りと、来週の見通しを書いていきたいと思います。
・今週のユーロが売られた原因は?
・来週もユーロが売られる展開なの?
・ユーロ経済はどうなっているの?
・今のユーロとイギリスの関係は?
この疑問をぼび太が分かる範囲で答えていきます。それでは今日の見出しはこちら⤵︎
もくじ
はじめに
このブログは、5年目のトレーダーが勝ち始めて2年しか経っていませんが、それでも年間500pipsを維持している為、ある程度、信頼性のある記事だと思っています。 とてもシンプルに書いている為、初心者・更には中級者にも読みやすく書いてあるので、参考にして頂ければと思っています。
それでは、早速解説していきます。
今週のユーロ円を振り返ります。
とりわけビックニュースはありませんが、あえて言えば、経済を立て直す目的で、どの国も経済対策を導入しているので、今の通貨はその影響が大きく、又、それが原因で相場が上下に触れる展開になっています。
それでは、今週報道された経済対策を、ユーロそして、アメリカの順で伝えていきます。
ECBによる経済対策
またしてもこの方の発言ですが、22日パネッタ専務理事がこんな事を言っています。
現在、ユーロはインフレ率が大幅に下回っており、今の状況に満足はできないと指摘。
今のユーロの上昇は、これまで多くのことを実施してきたECBの金融緩和措置の一部が相殺されている。このままだと政策対応が必要になってくる。なので、ECBによる景気刺激策が必要だ!
要は、ECBで追加緩和を実施してユーロを売らせる展開にするべきだ!という言い方でしょう
ですが、この発言も虚しく、ECBは10月29日もしくは、12月10日のECB理事会まで現在の政策変更を示さない考えみたいです。
この後、ECBの政策変更をしないと報道が流れて買われやすい状況でしたが、今週は、ユーロ売りの円買い、更にはユーロ売り米ドル買いになりました。何故?
その原因がアメリカにありました。
エバンズ総裁の発言
9月の前半までは、雇用者数がある程度の回復を見せるまで、またインフレの率が上がるまでは、政策金利の利上げは当分ないと示したFRBでしたが、エバンス総裁が、(平均2%になる前に利上げすることは可能)この発言が原因で、ドル買いの反応になりました。
結局、材料としてはユーロの報道よりも、FRBの報道が材料視され、またテクニカル分析でも、ユーロが買われすぎていた面もあり、この事から、米ドルとしては絶好の売り場所だったという事でしょう。
又、一部メディアでは、コロナウイルス 2次感染の警戒があるのでは?と噂されていましたが、今更、コロナウイルス感染の報道が材料視されるのか?と思うと、少し古いような感じがし、結果、今回ユーロの落下は経済対策が原因と見て記事にしました。
ユーロ円の来週の見通し
ここからは、来週の見通しを解説したいと思います。
来週は、明確な報道や協議等がない為、引き続き、経済対策に注目していきたいと思います。
ただユーロに関しては、今週パネッタ専務理事の発言後に、ECBから今の政策を変更するつもりがないと明確に発言している為、ユーロ通貨に対しての材料不足が目立つ印象があります。
その為、引き続き日足では、ユーロ売りが優勢であると見ています。更に、来週はアメリカの経済指標が立て続けにあるので、米経済指標の結果が良ければ、尚更ユーロ売りが強まるような感じがします。
またその逆も当然あるので、来週の経済指標を確認しとく必要があります。
経済指標に注目
さぁ!その経済指標ですが、ユーロ通貨にとってはアメリカの経済指標次第で、短期的なユーロ通貨の方向性が示されるので注目です。
もし、仮にADP・ISM・米雇用統計の3種類が悪ければ、短期的なユーロ買が見込まれます。
因みにユーロ円は、ドル円には反応していなく、ユーロドルに反応しているので、上記の経済指標が悪化した場合は、ユーロ円は上昇すると考えています。
また、日本の経済指標にも少し注目しましょう笑
9/30
アメリカ・ADP雇用者数 9月⤴︎
アメリカ・実質GDP(確報値) 4月⤴︎
10/1
日本・日銀短観 7月⤴︎
ユーロ・雇用統計 8月⤴︎
アメリカ・ISM製造業景気指数 9月⤵︎
10/2
日本・雇用統計 8月⤴︎
アメリカ・雇用統計 9月⤵︎
正直、経済指標は結果が出るまでは、全然分からない為、結果後の相場の状況や、声明文などの報道を注目して行こうと思います。
ユーロ円 テクニカル分析
ユーロ円 日足
現在の日足は4波の動きです。もし4波の戻りが大きければ、124円辺りまで上がると思いますが、現時点では123円付近での揉み合いです。
まぁ〜どちらにしても、上がればダウントレンドラインで、ひたすら売れば良いし、下がれば5波が落ちきるまで待って、ロングエントリーでも良いですね!その場合は、状況にもよりますが、ダウントレンドラインを目安に決済して下さい。
ユーロ円 1時間足
短期的なダウントレンドラインから抜けているので、一旦は方向性のないレンジ相場に入っています。
因みに、ここのレンジ相場が、日足の4波で揉み合っている位置になるので、ダウントレンドラインを抜けたからと言って、上昇と考えない方が良いですね!
いずれにしても、このレンジ相場は、米経済指標の結果次第でどちらかに抜けるのでは?と予想しています。
日足の4波の揉み合いからすれば、更に落下する感じでいるので、本音では、このレンジ相場は下に抜けるイメージでいますが、経済指標次第となれば、話はまた別になるので、来週は慎重に!
まとめ
ユーロにとっては、ファンダメンタズ的にもテクニカル的にも、日足目線で落下を予想できる状況なので、しばらくは、上昇よりも売りが優勢だと思っています。
では!ありがとうございました。