この記事では、今週のRBA理事会での追加金融緩和の影響・11月3日の大統領選挙・コロナ経済対策法案・更には来週に控える大統領選挙第二回討論会の行方が、相場をどう動かすのか?また今後どのように動くかを、テクニカル分析を通して解説していくブログになります。
さて!今週の豪ドル円は、材料ネタが色々出てきた割には短期的にしか動かなかったのが印象的で、やはり大統領選挙の行方に、どの通貨ペアも注目しているのでしょう。
とは言っても、短期的にしか動かなかった材料でも、結果的にはメイン材料になる事もあるので、ある程度の報道でもしっかり理解していき、相場に対応して行こうと思います。
もくじ
はじめに
このブログは、5年目のトレーダーが勝ち始めて2年しか経っていませんが、それでも年間500pipsを維持している為、ある程度、信頼性のある記事だと思っています。 とてもシンプルに書いている為、初心者・更には中級者にも読みやすく書いてあるので、参考にして頂ければと思っています。
それでは、早速解説していきます。
豪ドル円 今週の振り返り
まずは、今週の出来事を振り返って行こうと思います。
RBA理事会
10月6日、注目していたRBA理事会の政策金利の発表がありました。
注目した部分は、もちろん利下げについてでしたが、今回は市場の殆どが据え置き濃厚と予想していたので、今回の政策金利自体には、あまり興味がありませんでした。
では!利下げはいつ?ってなりますが、ロウ総裁がこんな発言をしていました。⤵︎
・インフレ目標の達成の為には、いくつかの選
択肢がある。
・賞環期間が3年を上回る国債の買い入れ
・為替介入
・政策金利を最大でマイナス銀行にする事
・失業率の高止まりへの対応が優先課題。雇用
支援につながる追加緩和措置について検討
・財政と金融両面での支援がしばらく必要
この発言に、多くの大手銀行が、利下げが迫っている事を示しているという予想をしていて、来月には、0.1%を引き下げると予想をしています。
このRBA理事会の結果に、短期的に豪ドル売りとなりました。
コロナ経済対策法案
今週はこの法案について、トランプ大統領の発言のおかげで、かなり乱高下しました。
まずは、民主党との経済対策を巡る協議を 11月の大統領選挙まで停止。理由は、不透明な発言になってしまいますが、民主党との協議は成立しない!それなら達成可能な事に注力する事が大事。
この発言で、警戒からのドル買いになりました。
その後は、トランプ大統領が、私が大統領選挙に勝利した後すぐに、労働者・中小企業に焦点を当てた大型の刺激対策法案をやる。
更に、トランプ大統領が、今すぐやる支援策として、航空会社の給与サポートに250億ドル・中小企業に1350億ドルを承認すべき。
この発言で、米ドル売りになりました?
ただこの米ドル売りは、景気刺激策の期待からのドル売りではなく、景気刺激策が難航している事からのドル売りだと思っています。
理由としては、ドル円が下がっているからで、普通、アメリカが財政政策を期待する時は、ドル円が上昇しましから、この動きから見ると、協議難航のリスク回避の米ドル売りと思っています。
そして案の定、この景気刺激策について、民主党と決裂してしまい、ドル売りとなりました。
こちらの報道は、また後で説明していきます。
豪ドル円 来週の見通し
次に来週の見通しについて解説していきます。
来週の予想は、短期(1時間足)的にはまだ上昇継続。長期(日足)的には引き続き落下目線で見ていきます。
まずは短期的に上昇すると予想した理由については、コロナ経済対策法案が難航しているからです。
長期的に落下すると予想した理由については、RBA理事会の利下げ示唆の影響や、大統領選挙のリスク回避の動きが米ドル売りを誘う感じがしています。
その時の豪ドル円は、豪ドルドルに吊られるのではなく、ドル円の円買いに吊られる感じになるのかなぁとみています。
それでは、その他の報道も解説していきます。
大統領選挙第二回討論会
まずは、今週開催される大統領選挙第二回討論会についてですが、またしてもトランプ大統領の発言で、今週の相場が動いています。
簡単に言えば、リモートではやらない!という事です。また、トランプ大統領の病状が改善されているのかも不透明が強い。そんな中で、討論会が実現するのかですね!
まぁ〜討論会が実現しても、あくまでも討論会の内容なので、やるかやらないかはどちらでも良いですね!笑
今大事なのは、あくまでも州に散らばってる選挙人の獲得で、現在はバイデンが優勢!
この選挙人の獲得状況には要注目で、この選挙人の数で決まります。
といった事から、トランプ大統領の不利な状況が今後、米ドル売りに反応すると見ています。
コロナ経済対策法案
こちらの報道も引き続き注目されます。
現状としては、民主党との決裂後から、合意はかなり難しいとし、やはり大統領選挙後に持ち越されると報道が入りましたが、その後は、1.8兆ドルコロナ経済対策法案をトランプ大統領が承認と、なんだか意味の分からない行動ばかりとる人ですね!
きっと、民主党発信での対策法案が気に入らなく、なるべく共和党が主導で行った対策法案にしたいのでしょう。
もちろん、この法案が成立すれば豪ドル売り/米ドル買いになると思っていますが、現在は民主党との決裂しているみたいなので、そのリスクとして、米ドル売りが継続しています。
という事で、来週の報道に警戒したいと思います。
経済指標
来週のオーストラリアに影響する指標を上げてみました。
10/13 中国・貿易収支 9月
10/15 豪・雇用統計 9月
中国・生産者物価指数 9月
中国・消費者物価指数 9月
10/16 アメリカ・小売売上高 9月
*この経済指標で、特に注目するのが、10月15
日に発表となる豪・雇用統計 9月の失業率で
すね。この失業率の良し悪しで、来月の利下
げに影響すると見ています。
ただ、たった一回の雇用統計で、判断するの
かは疑問ですが…
豪ドル円 テクニカル分析
豪ドル円 日足
現在日足はC波継続中で、クローズを迎えました。来週も、1時間足のトレンドラインを見てC波がどこまで上がるか確認しといてください。
さて!ここからの展開としては、77円がターゲットになるのは間違い無いと思っています。
ここを完全に抜けば上昇継続で、完全に抜かなければ、落下すると言った予想でいますが、私はあくまでも、77円で落下するとみています。
とは言っても、まずはC波の上昇が継続しているので、そこを見届け、また日足のアップトレンドラインに注目しながら、77円での動向に注目していきたいと思います。
豪ドル円 1時間足
1時間足は、先程も言ったように、日足のC波の部分なので、アップトレンドラインから完全に外れればC波終了と見てくれればOKです。
その後は、やはり77円を意識すると思うので、ここら辺でのローソク足の動きに注目です。
まとめ
市場では、トランプ大統領が1.8兆ドルコロナ経済対策法案を承認やコロナ経済対策法案の期待で、リスク先行の米ドル売りと言っていますが、私はこの米ドル売りは、法案の成立が難航していると見ての米ドル売りだと思っています
もちろん、成立すれば米ドル買いですが、報道が色々でているこの法案に、市場も困惑気味になっているでしょうから、とりあえずは米ドル売りになっているのかなぁと見ています。
また、来週ユーロの方でも大きな報道がありそうなので、そこにも注目して行きましょう。
では!ありがとうございました。