この記事では、ユーロにとっては大変重要である、EU離脱協定・EU7500億ユーロ復興基金・コロナ感染拡大の影響をメインに、来週のユーロ円相場を解説していく記事になっていますので、是非参考にしてみてください。
もくじ
はじめに
このブログは、5年目のトレーダーが勝ち始めて2年しか経っていませんが、それでも年間500pipsを維持している為、ある程度、信頼性のある記事だと思っています。 とてもシンプルに書いている為、初心者・更には中級者にも読みやすく書いてあるので、参考にして頂ければと思っています。
ユーロ円 来週の見通し
以上のテーマで、ユーロ円相場を解説します。
EU7500億ユーロ復興基金
今年7月に成立したユーロの財政政策である復興基金ですが、ここに来てポーランドとオランダが拒否している事がわかった。
理由は、復興基金を受け取る際に、法の支配の尊重をする事を条件にしたこの事により、ポーランドとオランダが強く反発。
承認には加盟国の全会一致が必要になる為、法の支配を尊重している以上、拒否権もあるので、話し合いを続ける必要があるみたいです。
ただ反発したポーランドとオランダは、合意しないとも言っていないみたいなので、この先、話し合い次第では、まだまだ合意の道があると言う。
はっきり言って、ユーロの財政政策も不透明ですね!今週、アメリカもコロナ追加対策法案で民主党と共和党が揉めている状況なので、コロナ感染の影響でリスク回避というよりは、こう言った不透明な部分も、落下要因に含まれていると思っています。
話し合いは来週もあるみたいなので、注目していきましょう。
EU離脱協定
来週には、結果が出ると報道があるEU離脱協定ですが、一応12月までは移行期間があるものの11月中に決めなければ厄介になる!などの発言があるので、来週の結果に注目していきましょう。
市場は楽観的な見方をしているなどの記事もあるみたいですが、ポンド相場を見る限りは、楽観的な相場とは思えませんでした。コロナ感染拡大の影響が強い可能性もありますが、どちらかと言えば警戒している相場の印象があります。
ただ少し前までは、強気な行動をとっていたジョンソン首相も、移行期間が近づくにつれ、EUとの協議に前向きになったきた所を見ると、実際、合意したがっているのはイギリス側という印象があるので、合意なき離脱はまず無いと見ていますし、来週合意するかは分かりませんが、いずれ合意すると見ています。
土日祝日明けのコロナ感染状況
何度もブログで伝えているので、言うまでもありませんが、来週火曜日、連休明けの日本のコロナ感染状況には注意して下さい。
現在のECB政策内容
新型コロナウイルス感染の拡大と、ロックダウンの影響で、移動制限による景気悪化を受け、ECBは年内に金融緩和を拡大する見通し。
(緩和内容は)
- 1兆3500億ユーロのパンデミック緊急購入プログラムを継続し、2021年の6月まで延長。
- 今年12月の経済状況を確認後、更に経済状況が悪化していれば再度調整する予定。
ユーロ円 テクニカル分析
ここからは上記のトレンドをベースに、テクニカル分析でより具体的に解説していきます。
ユーロ円 日足
現在日足は、123円の協力なサポートラインで下値を支えられている状況。間違いなくEU離脱協定の結果待ちで、ポジションをとったいる場所だと思います。
ただ、復興基金の不透明性とコロナ感染の警戒から、普通に行けば123円を下回る可能性が強いので、まずはEU離脱協定が成立した場合、どこまで上昇するのか注目していきましょう。
ユーロ円 1時間足
1時間足は、コロナ感染の警戒と復興基金の不透明感で円買いとなっています。
まぁ〜三角持ち合いでどちらに動くか、大変分かりやすいのは1時間足なので、来週からの分析は1時間足をメインにトレードしていこうと思います。
まとめ
来週のユーロは、EU離脱協定だけに注目が集まると思うので、結果に期待していきましょう。
ユーロ 今後のリスク要因
ユーロ買い
- コロナワクチンに期待
- EU離脱協定の合意
ユーロ売り
では、ありがとうございました。