この記事では、今週のリスクオフ材料である、GO TOトラベル全国一斉停止・FOMCの政策内容と、その中でも唯一のリスクオン材料の米9000億ドルのコロナ経済対策の3つのテーマをベースに、その他のテーマも合わせて、来週のドル円相場を詳しく解説していく記事になります。
もくじ
はじめに
このブログは、5年目のトレーダーが勝ち始めて2年しか経っていませんが、それでも年間500pipsを維持している為、ある程度、信頼性のある記事だと思っています。 とてもシンプルに書いている為、初心者・更には中級者にも読みやすく書いてあるので、参考にして頂ければと思っています。
ドル円 来週の見通し
今週のドル円は、日本のコロナ感染拡大で円買いが優勢になっている中、更に追い討ちをかけるかのように、GO TOトラベル全国一斉停止が発表され、極め付けは、FOMCで発表された政策内容でドル売り/円買いの展開に。終わってみれば、ドル円は103円前半まで落下。
来週のドル円は、円買いが優勢になる中、ドル買い要因である米コロナ経済対策に注目して行こうと思います。
また今週金曜日に報道された、日本のコロナワクチン接種時期が早まった事で、短期的に上昇も考えられる事から、来週のドル円相場は上昇すると見ています。
ただ、あくまでも目線は下なので、逆張りトレードには十分気をつけて下さい。
GO TOトラベル 全国一斉停止
こちらは、話さなくても良いぐらい皆さんは熟知していると思いますが、GO TOトラベル全国一斉停止が原因で、経済に深刻なダメージを与えるという警戒、またコロナウイルス感染拡大が更に強まったという警戒から、円買いに発展したと思われます。
どちらにしても、今後もGO TOトラベル全国一斉停止の警戒というよりかは、日本コロナウイルス感染拡大の警戒で、しばらく落下が優勢である事には変わらないと思います。
FOMC
今週行われたFOMCの内容は以下の通り
量的緩和を延長した事により、今後ドルが増え続けるので、ドルに価値がなくなるので、当然ドル売り/円買いの流れになります。
市場では、量的緩和に続く追加緩和の期待があったみたいですが、今回パウエル議長から発言がなかったので、今後の追加緩和の期待は後退したと思われます。それでも、大規模な量的緩和を継続するので、追加金融緩和みたいなものですね!
コロナ経済対策
さぁ!上記は、リスク回避の円買い材料になりますが、そんな中でも唯一のドル買い/円売り材料であるコロナ経済対策の影響について、来週は注目しています。
18日にも結果が出される財政政策ですが、現在共和党の返答待ちという状態です。場合によっては22日まで延長する可能性もあるので、来週には結果が出るでしょう。また進展以上の物があるので、短期的な上昇には期待したいですね!
今年最後のイベントはEU離脱協定
今年最後であろう最大のイベントEU離脱協定ですが、現在は合意の可能性がありながらも、まだまだ厳しいという報道もあり、結果不透明性が未だに漂っていますが、ユーロ通貨ペアを見る限り期待感が先行しているので、市場の反応は合意すると思っているみたいです。
12月31日が移行期間の終了日で、来週結果を出さないと厳しい状況ですので、来週のユーロ通貨ペアは、神経質になる展開だと思います。
さぁ!こちらも注目していきましょう。もし合意が成立すれば、今まで売られてきたドルが買い戻される展開となり、ドル円の上昇が期待されます。逆はその反対。
ドル円 テクニカル分析
ここからは、テクニカル分析で具体的に解説していきたいと思います。
ドル円 日足
日足は、現在5波?と予想しています。もし5波だとしたら、ちょうど103円にも到達しているので、一旦反発しても良いような状況と言えます。
そうなると、来週の米コロナ経済対策の結果待ちには最適な場所ではないでしょうか?
また、EU離脱協定が合意されれば、一気に105円付近まで上昇しそうな状況とも言えます。
ドル円 1時間足
さて!日足の5波を終了させるには、このチャネルラインを上に抜ける必要があります。
まぁ〜そのポイントとしては、103円の維持なので、チャネルラインを抜けるまでは様子見が1番だと思います。
さて、1時間足は現在4波を予想。5波で上のラインにタッチする予想でいます。その後は、先程も言った通り、このチャネルラインと103円のサポートラインの揉み合いになる予想をしているので、月曜日から慌ててトレードする状況ではないのかなぁという印象です。
まとめ
今週は、色々な落下要素が出てきましたけど、来週は、一旦反発する予想でいます。その要因となるのが、米コロナ経済対策の結果、もしくはEU離脱協定の結果ですね!来週はそこに注目して行こうと思います。
ドル円 リスク要因
ドル売り/円買い
ドル買い/円売り