この記事は、来週1週間のドル円相場の見通しを、ファンダメンタルズ分析をベースに、日足・1時間足のテクニカル分析で具体的に解説していく記事になります。
デイトレ・短期トレードにオススメな記事になるので、是非参考にしてみてください。
もくじ
はじめに
このブログは、5年目のトレーダーが勝ち始めて2年しか経っていませんが、それでも年間500pipsを維持している為、ある程度、信頼性のある記事だと思っています。 とてもシンプルに書いている為、初心者・更には中級者にも読みやすく書いてあるので、参考にして頂ければと思っています。
ドル円 来週の見通し
- コロナワクチンに期待
- FRBの今後の方針
- 経済指標
- 第2弾経済対策に期待
以上4つのテーマで解説していきます。
さて!来週のドル円相場の見通しとしては、とりあえず、上昇目線でいきたいと思いますが、直近では揉み合う展開を予想しています。
今週は、日足のC波が終了した事もあり、波動もニュートラルの状態。おまけに相場を動かす材料がない為、今週は普段分析をする事がない日経や原油などで相場が動いた週でした。
こうなると、FXは難しくなってしまいます。笑そんな中、来週から少しだけ、相場を動かしそうな材料が出てきています。
その1発目の材料として、日本にコロナワクチンの期待が高まってきている事です。金曜日の報道という事もあり、反応は少し薄い感じがしますが、月曜日以降の反応に注目です。
その他、上記に書いてあるテーマにも期待が集まると思うので、1つずつ解説していきます。
日本 コロナワクチンに期待
金曜中盤、米大手製薬会社ファイザーのワクチンが日本の厚生労働省に承認された報道がありました。早ければ、17日にも医療従事者を優先に接種が始まるみたいですね!
当初、モデルナが開発したコロナワクチンの承認は5月以降であり、アストロゼネガのワクチンも4月以降と、早期に接種を提供したい日本政府にとっては、今後の早期経済回復に有効な報道だったと思います。
来週の前半は、この材料を受けてのドル円の動きに注目していきたい所です。
FOMC
来週18日、日本時間朝方4時に開催されるFOMC議事録ですが、やはり注目したいのが、ドル安が続く中での、パウエル議長の量的緩和に関連した発言ですね!
先週のパウエル議長の発言は以下の通り
- 辛抱強い金融緩和が重要
- 資産購入ペースの縮小は時期尚早
- 高水準の緩和状態が非常に適切
以上のように、量的緩和の縮小の見込みのない発言でした。しかし、今週のパウエル議長の発言に、現状のインフレに警戒しているような発言をしていました。以下の通り
- 急速なインフレは望んでいない。
- 問題あるインフレ上昇に、対処できる手段を持っている。
- 広範囲のインフレ指標を、注意深くみている。
という事から、パウエル議長も現状のドル安には警戒しているようですね!
ただし市場が注目しているのは、あくまでも量的緩和の縮小であり、継続となれば、引き続きドル安のまま、ドル円の上昇も重い状況となります。
ただし、インフレの上昇に対処できる手段もあるみたいなので、来週のFOMC議事録では、その手段となる詳細が発表されるかに注目です。
経済指標
来週、注目する経済指標は以下の通り
(前回) (予想)
以上の3点に注目していきましょう。
第2弾経済対策に期待
さぁ!バイデン大統領が、次なる経済対策に、環境問題の為のインフラ投資をすると発表がありました。現状、経済対策規模は不明ですが、就任前に、インフラ投資に4年間で2兆ドルの規模で投資をすると言っていたので、近い投資額を提示してくると見ています。
こちらの公表は3月となるみたいなので、ここからの報道に相場が敏感に反応するでしょう。
それにしても、1.9兆ドル経済対策や第2弾経済対策も、財政政策なのでドル買いに転じると思っていましたが、どうやらドル売りの反応です。
普通に考えれば、市場に多くのドルを送り込む事にもなるので、ドル売りになるのも当然ですが、少し難しい展開です。
まぁ〜リスクオンとなる為、ドル売りの方が自然ではあるものの、第2弾経済対策の事を考えると、ドル買いと思っていた私からしてみたら、かなり判断しにくくなりますね!笑
とりあえず注目していきましょう。
ドル円 テクニカル分析
ここからは、上記のファンダメンタルズ分析をベースに、テクニカル分析でより具体的に解説していきます。
ドル円 日足
現在日足は3波が終了し、波動はニュートラルの状態です。ここから展開は以下の通り
- 日足の長いダウントレンドラインを割っているので、少なくとも落下する確率は少ないと見ています。その為、まずは上昇目線で見ていこうと思います。
- 次に、波動はニュートラルの状態ですが、アップトレンドラインが出来ているので、このラインに沿ってのロングエントリーも良いでしょう。
- もう一つは、私的に1番可能性がありそうな予想として、ダウントレンドラインに戻らなくとも、アップトレンドラインから外れて、揉み合う事です。
どちらにしても、来週はFOMC議事録で、相場が動くような感じがしますし、ここまでの経済指標の結果が良くないので、米小売売上高の結果が良好なら、少しはドル買いに反応するのかなぁと思っています。
ドル円 1時間足
現在1時間足はC波を予想しています。となれば、少なくとも2番目のアップトレンドラインまで落下する可能性が強そうですね、
因みに、私がロングエントリーをするなら、2番と3番のアップトレンドラインでポジションをとります。
それでもアップトレンドラインを割った場合は、104円に到達するまで様子見です。
まとめ
材料不足の為、日経や原油などで相場が動いていて、ファンダメタルズ分析で予想をするのは、それ相当な知識が必要なので、大変難しい状況ですので、テクニカル分析などで対応するしかない今の相場と言えますね!
ただFOMCで、何か出口の見える発言をするかもしれないので、こちらには注目していきましょう!
では、ありがとうございました。