来週の豪ドル円相場の見通しは、引き続き米経済対策の影響で、ダウ先物の上昇と同時に、米ドル売り豪ドル買いが継続する予想をします。
ただ過剰な豪ドル買いに警戒する相場なのも確かなので、落下を狙う為の様子見をしても良い相場とも言えます。
では、来週発表の豪雇用統計・FOMCを題材に、他ファンダメンタルズ分析を含め、テクニカル分析で詳しく解説していきます。
もくじ
はじめに
このブログは、5年目のトレーダーが勝ち始めて2年しか経っていませんが、それでも年間500pipsを維持している為、ある程度、信頼性のある記事だと思っています。 とてもシンプルに書いている為、初心者・更には中級者にも読みやすく書いてあるので、参考にして頂ければと思っています。
豪ドル円 来週の見通し
(来週の豪ドル円の方向性)
- 米経済対策の影響で、ダウ先物の上昇と同時に、米ドル売り豪ドル買いの継続している事もあり、短期的(1・4時間足)には上目線
- ただ、どうしても過剰な豪ドル買いを意識してしまうので中期的(日足)では下目線を予想。
(来週の豪ドル円のテーマ)
- 豪雇用統計
- FOMC
以上2つのテーマで解説していきます。
豪雇用統計
3月18日に発表となる豪雇用統計に注目が集まります。まだ詳しい予想は出ていない為、何とも言えない状況ですが、個人的にはそろそろ結果的に鈍化してくる時期と思っています。
その理由は、先月からの豪経済指標が伸び悩んでいる事が鈍化の理由になります。いくら、コロナ感染を上手く抑え込んでいるとしても、ロックダウンを実施していた過去がある以上、経済指標が鈍化するのは当たり前ですね。
その為、この先あまり良い結果が出にくくなる予想でいます。
また、今日までのRBAロウ総裁の発言では2024年まで政策金利の利上げは厳しいと言っているので、雇用統計が更に改善されていたとしても、雇用者数は、依然低い状況であると発言されるだけでしょう。まぁ〜それでも、良好な結果が出てからのロウ総裁の発言には、注目が集まりそうです。
因みに、雇用統計が悪化した場合は、豪ドル売りの対象となり、良い落下材料になるでしょうし、85円が天井と位置づけできるかもしれません。
FOMC
来週開催されるFOMCパウエル議長の発言に注目が集まります。
先月、過剰な長期金利の上昇について、パウエル議長の発言に注目が集まったものの、結果的に対策はしないと発言されました。
この事から、市場は長期金利に偏る買いが出て、ダウ先物に買いが入らない予想したのか、ダウ先物が売られていく場面がありました。
ただ、アメリカ経済の良い基準である米雇用統計の良好な結果や、1.9兆ドル経済対策の成立が濃厚であった為、その後のダウ先物は持ち直しとなり、市場は安心からのダウ先物の買いが入っています。
でも、やはり雇用統計が改善したと言っても、景気回復には時間がかかるとの見方が強い中、長期金利だけが上昇し、ドル高になる事を考える市場は少なくないと思うので、引き続き、長期金利の上昇には警戒すると予想しています。
(まとめ)
では、パウエル議長の発言に注目していきましょう。
経済指標
経済指標にも注目していきましょう。
- 3/15 中国鉱工業生産指数
- 中国・小売売上高
- 3/18 豪・雇用統計 2月
- NZ・実質GDP
以上の経済指標に注目です。
豪ドル円 テクニカル分析
ここからは、テクニカル分析で相場解説をしていきます。まず短期的な目線は上目線で、中期的な目線は、過剰となる豪ドル買いを警戒し、下目線でいきたいと思います。
そのポイントとなるのが、豪雇用統計とFOMCになる事を忘れずに!
豪ドル円 日足
日足はエリオット波動5波が終了していますが、もう一度85円を試している状態です。
ですが、ここからのロングエントリーを狙わず下目線で見ていこうと思います。
もちろん、日足の方向は上を指していますが、過剰な豪ドル円の上昇に、私は警戒しているので、もし買うとしても、2番目のアップトレンドラインで軽く買うか、もしくは短期トレードでやっていく感じになりそうです。
豪ドル円 1時間足
現在1時間足は、エリオット波動というよりかは、チャネルラインを重視しながら、上目線で見ていこうと思います。若干上昇が抑えられているイメージである為、レンジ相場に入るかなぁと感じもしますが、チャネルラインを割るまでは上目線でいきます。
仮にチャネルラインを割るような事が起これば、その下に日足のトレンドラインがあり、先程も言ったように、日足では下目線でいる為、様子見の展開になると思います。
まとめ
いかがだったでしょうか?
やはり来週の注目材料を洗い出すと、FOMCがポイントになるのかなぁと見ています。勿論、豪雇用統計にも注目し、仮に良好な結果になったとしても、上値が限られれば85円を焦点にショート保有もありかなぁとは思いますが、まずはFOMCの結果が優先されそうなので、結果次第で方向性を決めていこうかなぁという戦略で進めていきます。
では、ありがとうございました。