豪ドルドルも、豪ドル円と同様に落下シグナルが点灯しています。しかし、今週の相場は、短期的に乱高下の繰り返しで、方向を失いつつあるので、少しポジションを取りづらい状態。
今日は、短期的に方向性が失われている豪ドルドル相場の見通しを、ファンダメンタルズ分析を中心に、テクニカル分析で具体的に解説していきますので、是非参考にしてみて下さい。
はじめに
このブログは、5年目のトレーダーが勝ち始めて2年しか経っていませんが、それでも年間500pipsを維持している為、ある程度、信頼性のある記事だと思っています。 とてもシンプルに書いている為、初心者・更には中級者にも読みやすく書いてあるので、参考にして頂ければと思っています。
豪ドルドル 来週の見通し
(来週の方向性)
- 日足のB波or4波を予想
- その為、短期的にレンジ相場に入っているので、乱高下しやすい。
- 方向としては、下目線です。
(来週のテーマ)
- 米2兆ドル経済対策の行方に注目。
- RBA理事会
- 経済対策、特に豪雇用統計に注目
以上2つのテーマで解説していきます。
米2兆ドル経済対策の行方 (上昇要因)
4月にバイデン大統領が公表して以来、特に大きな報道がありませんでしたが、今週に入って、合意リスクの対象となっていたマコネル共和党上院から、条件付きで有れば合意するとの報道が入ってきたので、ダウ先物が上昇と共に、米ドル買い/円売りが観測。
現状、豪ドルは買い材料がなく、経済指標もパンデミック前の水準に戻りつつあるので、市場の反応も薄い状態。その為、ここから豪ドルが、一旦売られやすい場面であります。
しかし、2兆ドル経済対策のおかげで、豪ドル円が上昇気味。その為豪ドルドルが落下しにくい状況。
少しモジモジした相場状況ですが、こんな時でも私の予想は落下目線なので、落下するまで待って行こうと思います。
RBA理事会 (落下要因)
今週行われたRBA理事会。市場が注目していたのは、現在のオーストラリア経済が好調なだけに、金利利上げの時期の明確化、あるいは近い内に利上げをするのでは?という期待から、ロウ総裁の発言に注目していました。
結果、2024年まで利上げの可能性は薄い。この発言により、一気に豪ドル買いが減ったような感じがします。
また、当分の間は利上げをしないとなれば、将来的に買う要素もないので、豪ドル売りとまでは行かず、少なくとも豪ドル買いは減少したと思われます。
経済指標
来週、注目が集まる経済指標は以下の通り。
(前回) (予想)
- 4/14 NZ中銀政策金利
- 4/15 豪雇用統計 (雇用) 8.87 3.5
(失業率) 5.8 5.7
- 米小売売上高 -3.0 5.2
- 4/16 中国 小売売上高 28
- 中国 実質GDP 6.5 18.2
特に、豪ドル関連の豪雇用統計に注目していきましょう。
ファンダメンタルズ分析 まとめ
(豪ドルドル上昇要因)
- 2兆ドル経済対策により、豪ドル買い/円売りで豪ドルドルが落下しづらい。
- アメリカ経済の回復により、円売り>豪ドル<米ドル買いで、円と米ドルのどちらが強いかに注目する必要がある。
(豪ドルドル落下要因)
- RBAの2024年までの利上げ見送り発言により、豪ドル買いが失速
- 経済指標の結果の鈍化。
豪ドルドル テクニカル分析
ここからは、テクニカル分析で、更に詳しく解説して行きます。
豪ドルドル 日足
現在日足はエリオット波動2波継続or4波を予想しています。
まずはダウントレンドラインに沿ってショートエントリーするか、もしくは0.765付近でのショートエントリーにするかのどちらかになります。
当然アップトレンドラインにも注意しながらトレードして行きましょう。
豪ドルドル 1時間足
現在1時間足はレンジ相場に入っています。アップトレンドラインから、完全に割ることが出来れば、あるいは0.76を完全に割ることができれば、豪ドルドルの落下開始になると予想しています。
どちらにしても、今は日足チャートでみた方が分かりやすいかもしれませんね!
まとめ
豪ドルドルに関しては、まずは0.765〜0.76のレンジ相場が、どちらに抜けるのか?そこだけに注目して行きましょう。
では、ありがとうございました。