米小売売上高や消費者物価指数が良好な結果となりましたが、ドル円の上昇は見込まれず108円台まで落下!
- どうなってんだ?
- 一体何が起こってるんの?
- 来週も落下するの?
という声もあるかと思いますので、今日はそんな疑問を解決しながら、来週のドル円相場を、ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析で、詳しく解説して行きますので、是非参考にしてみて下さい。
はじめに
このブログは、5年目のトレーダーが勝ち始めて2年しか経っていませんが、それでも年間500pipsを維持している為、ある程度、信頼性のある記事だと思っています。 とてもシンプルに書いている為、初心者・更には中級者にも読みやすく書いてあるので、参考にして頂ければと思っています。
ドル円 来週の見通し
(来週の方向)
- 引き続き、日足チャートでのエリオット波動4波を予想。
- ポイントになるのが、108円〜108.5円までのサポートライン。
(来週のテーマ)
- ドル売りの展開となるか?
- 材料不足で動きが限定的
- 米中関係が材料となるか?
以上3つのテーマで解説していきます。
米ドル売りの展開
冒頭でも話しましたが、今週、米小売売上高・米消費者物価指数が発表され、2つとも良好な結果となりましたが、ドル円は何故か落下。
理由としては、ここまでドル円が大きく上昇した原因に、アメリカ経済の回復が材料視された事にあります。
ですが、今週に入りこの材料も一服と言った感じの値動きになりました。そう言った意味で、今回2つの経済指標が良好だったにも関わらず、上昇しなかった事を考えると、今までの上昇で、既に織り込みんでいた可能性があります。
でも、今の所のテクニカル分析としては、ドル円の調整落下と考えても良いのかなぁという印象です。
FRB
米ドル買いに発展しないもう一つの理由に、今週のFRBパウエル議長の発言があります。
- 年内の利上げを予想しない。
- 少なくとも、2024年まではないだろう
- 利上げの前に、資産購入を縮小する
利上げがなければ、今の所、米ドルを買う要素がないという事でしょう。
また、米経済が回復している今も、金融緩和を継続中となれば、米ドル売りにも反応しやすいと思うのですが、今週は、それに反応したと思っておけば良いと思います。
ただ、金融緩和が縮小されていけば、お金をばら撒かなくても、米経済に力が出てきた事になるので、米ドルが買われやすくなるとみているので、この報道が入れば、ドル円の上昇するチャンスになるでしょう。
米中関係が注目されるか?
この所、米中関係の報道が度重なって来ていますが、為替に影響するか心配ですね!
今の所、為替に影響が出てはいませんが、来週以降材料視されかもしれません。米中関係が報道されている原因は、結構知られているので説明はしませんが、とりあえず注目して行きましょう。
来週は材料不足
上記のテーマ以外は、ほぼ材料不足です。なので、ドル円相場の動きが限定的になるかもしれません。
また、私はエリオット波動4波を予想しているので、揉み合う予想から、来週は様子見をオススメします。
ファンダメンタルズ分析 まとめ
(ドル円 上昇要因)
- 2兆ドルインフラ経済対策の合否。
- 米金融緩和の縮小目処。
(ドル円 落下要因)
- 米経済の回復の話題が一服。
- 今年の利上げの可能性はない。
- 米中関係の再悪化。
ドル円 テクニカル分析
次に、テクニカル分析で具体的に解説していきます。
上昇材料がなく、リスク回避材料ばかり並んでいる事もあり、ファンダメンタルズ分析上、ここから落下と捉えても良いかもしれませんが、テクニカル分析では、まだ上昇の勢いは止まっていないとみているので、ショートエントリーには気をつけて下さい。
ドル円 日足
現在日足はエリオット波動4波を引き続き予想しています。なので、サポートラインである108.5円もしくは、108円が大きなポイントとなり、そこから再度上昇を試す感じになると予想しています。
ドル円 1時間足
現在1時間足は、ダウントレンドラインにより、引き続き落下が継続中。ここを抜けた場所と、先程、日足で説明さしたサポートラインが一致すれば、ロングエントリーしても良い感じになりそうです。
まとめ
ファンダメンタルズ分析では、来週から米中関係の行方に注目するのと、引き続き2兆ドルインフラ経済対策の行方にも注目。
テクニカル分析では、高値で決済に踏み切れなかった投資家もいると思うので、再度上昇を試す展開になると思っています。
では、ありがとうございました。