中々、落下してくれない豪ドル円。過剰評価され過ぎている感じにも見える今の相場内容ですが、今週も上昇傾向にありました。
- 何故上昇したの?
- 85円のレジスタンスラインで止まりそう?
- 来週はどうなるの?
こんな疑問に答えて行きます。という事で、今週損切りにあったほび太ですが、来週の豪ドル円を、ファンダメンルズ分析とテクニカル分析で、詳しく解説していきます。
はじめに
このブログは、5年目のトレーダーが勝ち始めて2年しか経っていませんが、それでも年間500pipsを維持している為、ある程度、信頼性のある記事だと思っています。 とてもシンプルに書いている為、初心者・更には中級者にも読みやすく書いてあるので、参考にして頂ければと思っています。
豪ドル円 来週の見通し
(来週の方向)
- 日足はレンジ相場を意識
- 1時間足は戻り売り
- 4時間足はエリオット波動2波を予想
(来週のテーマ)
- コモンウェルス銀行の予想を意識した豪ドル買いが継続
- 米中関係の悪化に少し注目
以上2つのテーマで解説していきます。
コモンウェルス銀行
まずは、今週豪ドル買い要因となった、豪州の金融大手コモンウェルス銀行の発言からです。
(コモンウェルス銀行の発言)
- 豪ドルは過小評価されている
- 世界経済の見通しは豪州の成長期待からなる。その為、今後豪ドルがプラスに動く。
- 今年までの失業率の予想を、5.5%〜5.0%まで引き下げる。
以上の発言で豪ドル買いの展開になりました。その後、豪雇用統計の結果が良好でしたが、織り込み済みとなり、現在1時間足ではレンジ相場となっています。
来週の豪ドル買いが継続すれば、コモンウェルス銀行の発言が、引き続き材料視されている事になるので、注目して行きましょう。
米中関係の悪化に注目
先週あたりから、米中関係の再悪化が報道されています。今の所、為替に影響がでている感じがしないものの、もし大きく影響が出れば、豪ドルが売られる対象になるのは間違いないかなぁという見方でいます。
米中関係の再悪化の原因については、かなり大きく報道されている為、ここでは説明しませんが、来週から少しづつ注目していきましょう。
米ドル売りとなるか?
先週からドル円が落下していますが、米経済回復によるドル円の期待上げは一服しているのでしょうか?
私は、108円台まで落下しているドル円は、再度111円を試す展開に発展すると思っているので、米ドル売りも限定的と見ています。
よって、今現在のドル円の落下はを、調整落下と見て、円に吊られている豪ドル円は、ドル円と一緒に上昇するのではないかという見方でいます。
ファンダメンタルズ分析 まとめ
(豪ドル円 上昇要因)
- コモンウェルス銀行による今年の失業率は5.5%から5.0%まで減少するという予想
- ドル売り/円買い・ドル買い/円売り、どちらにしても豪ドルが上昇しやすい局面。
(豪ドル円 落下要因)
- 米中関係の再悪化。
- 豪経済指標の数値が、パンデミック前の水準に戻ったことにより、やや豪ドル買いの反応が限定的。
豪ドル円 テクニカル分析
ここからは、テクニカル分析で具体的に解説していきます。
コモンウェルス銀行のポジティブ予想が、どこまで豪ドル買いとなるかに来週は注目。それから、先程から言っているように、米中関係にも、来週から注目していきましょう。
豪ドル円 日足
現在日足は、アップトレンドラインから外れているので、上昇するとしても85円が限界という感じで見ています。
ただし、ボンジャーバンドで見ればわかると思いますが、落下する勢いが弱いのも確かなので、現段階では、84円〜85円までのレンジ相場になるか、もしくは上昇するかのどちらかでしょう。
先週まで落下予想をしていた私ですが、83円付近での落下の勢いが悪い事に、少し違和感を感じた為、一旦落下予想を取り消しています。
豪ドル円 1時間足
現在1時間足は、こちらもアップトレンドラインから外れている為、とりあえず上昇は一服。
ただし4時間足では、現在の揉み合いを2波と見ている為、上昇する可能性が強いと見ています。
その為、84円のサポートラインをポイントにロングエントリーするのも良いかもしれません。
そして、84円を完全に割れ出したら、日足の上昇も限定的という感覚で見ておけば良いと思います。
まとめ
来週の豪ドル円は、84円を完全に割った場合は、日足・1時間足・4時間足も含め、上昇は限定的という見方が良いかと思います。
ただし、ショートエントリーは、落下シグナルがでない限りはNGです。
後、先程からも言っているように、米中関係にも注目です。
では、ありがとうございました。