誰も予想していなかった、最悪の米雇用統計の大悪化。メディアが公表している予想に意味があるのかと疑ってしまう金曜の夜ですが、これだから、注目を集める経済指標がある日は苦手なんですよ!笑
という事で、サプライズ的な米雇用統計の悪化で、一気に落下ムードが漂ってきているドル円ですが、
- ここから、どっちに動くの?
- 日足?4時間足?1時間足?どの時間足で見れば良いの?
- 今後の注目材料はあるの?
以上の疑問も含め、来週のドル円相場の見通しを、ほび太のファンダメンタルズ分析とテクニカル分析で、しっかり解説していきます。
はじめに
このブログは、5年目のトレーダーが勝ち始めて2年しか経っていませんが、それでも年間500pipsを維持している為、ある程度、信頼性のある記事だと思っています。 とてもシンプルに書いている為、初心者・更には中級者にも読みやすく書いてあるので、参考にして頂ければと思っています。
ドル円 来週の見通し
(来週の方向)
ただし、アップトレンドラインが存在している為、そのラインを割ることがポイント。
(来週のテーマ)
以上のテーマで解説します。
雇用統計の悪化によるFRBの反応
(前回) (予想) (結果)
米雇用統計 (雇用者数) 91.6 99.5 26.6
(失業率) 6.0 5.8 6.1
言うまでもなく、ひどい結果になりました。この反応に、FRBパウエル議長の発言に注目するのと、今夏に検討する予定の量的緩和の縮小が先延ばしになる発言をするか、又は更なる慎重姿勢になるのかに注目したいと思います。
米経済指標の結果
(前回) (予想) (結果)
(雇用者数) 91.6 99.5 26.6
- 米ISM製造業 64.7 65 60.7
- 米貿易収支 -711 -734 -74.4
- 米ADP雇用者数 51.7 85 74.2
- 米ISM非製造業 63.7 64.1 62.7
- 米雇用統計
(失業率) 6.0 5.8 6.1
今週発表された重要経済指標の結果です。ADP以外は全てマイナスですね!笑
この結果を受けて、米ドル売りが継続すると見ていますのでドル円の落下、それと今の所安全通貨である豪ドル(オセアニア通貨)に買いが入りやすくなると見ています。
来週の経済指標
来週、注目される経済指標は以下の通り
- 5/12 米消費者物価指数 4月
- 5/14 米小売売上高
この指標が、2つともマイナスの場合、さらに米ドル売りが高まるのかなぁと言う感じで見ています。
それでもダウ先物が上昇
米雇用統計もしくは、今週発表された米重要経済指標の悪化でダウ先物が上昇。なぜ?
理由は、以前からの2兆ドルインフラ経済対策の影響もありますが、今週の米経済指標の結果に、量的緩和の縮小時期が先延ばしになるのではないかと言う市場の予想から、ダウ先物が買われています。
もう率直に言ってしまえば、ダウ先物が下がらない限りは米ドルは売られ続けます。そうなると、ドル円は上記でも説明した通り、日経次第で落下対象になりますし、ユーロ・豪ドルは買われやすくなるでしょう。
ただ米経済状況とは全く関係なく、5月〜9月まで、先物売りが先行するセルインメイという市場の心理から、ダウ先物が落下する予想も出ている為、注意して下さい。
ファンダメンタルズ分析 まとめ
(ドル円 上昇要因)
- 2兆ドルインフラ経済対策の期待
- 今夏に量的緩和の縮小期待
(ドル円 落下要因)
ドル円 テクニカル分析
ここからは、テクニカル分析で解説していきます。
ドル円 日足
現在日足は5波が終了するかしないかの状態。
そのポイントになるのが、アップトレンドラインになります。このアップトレンドラインを完全に割ることが出来れば、B波・C波になると予想しています。
ドル円 1時間足
現在1時間足はエリオットB波と予想しているので、C波でもう少し落下するかなぁという見方でいます。
まとめ
ドル円は日足のアップトレンドラインを完全に割る事で、来週いっぱいショート一色になりそうです。
それでも、短期的にドル円相場が気になる方は4時間足を中心とした記事を載せているブログを書いているので、そちらの方を見てください。
今後のイベント
では、ありがとうございました。