ダウ先物や日経がアップトレンドを割った事により、米ドル買い/円買いになると思いきや、米消費者物価指数の改善から、先物とは逆の方向に行ったドル円相場。
- ここからどんな展開が?
- セルインメイになるの?
- 来週の注目材料は?
以上の疑問も含め、ほび太ならではのファンダメンルズ分析とテクニカル分析で、来週のドル円相場を解説をしていきます。
はじめに
このブログは、5年目のトレーダーが勝ち始めて2年しか経っていませんが、それでも年間500pipsを維持している為、ある程度、信頼性のある記事だと思っています。 とてもシンプルに書いている為、初心者・更には中級者にも読みやすく書いてあるので、参考にして頂ければと思っています。
ドル円 来週の見通し
(来週の方向)
(来週のテーマ)
以上4つのテーマで解説していきます。
セルインメイに警戒
先週メディアが取り上げた通り、今週株価が落下し始めました。
株価落下の原因については不明という言葉が合っているものの、株安警戒からの決算が相次いだという理由も少なからずあるそうです。
ただ、やはり理由が分からない以上は、セルインメイ、(いわいる5月から下げて9月まで戻ってくるな!)という投資家の心理的状況が、今回の株価落下の原因だと今は思っています。
となれば、今後必然的に米ドル買い/円買いの展開になってくるのかなぁと思い、今は上昇目線でいますが、少し警戒もしているので、来週以降も先物から目が離せない展開になりそうです。
それでもドル円が上昇
ダウ・日経が落下しているにも関わらず、ドル円は依然、私が予想しているエリオット波動5波が継続中。
その原因は今週発表となった米消費者物価指数であり、株の決算が相次いでいる中、予想以上の改善となり、ドル円の上昇をサポートする形となりました。
ただ、ドル円の上昇が継続するかは次の量的緩和の縮小次第となるでしょう。
米量的緩和縮小の行方がメインテーマに
先週の米雇用統計のサプライズ悪化の発表で、今夏の量的緩和縮小の期待が遠のいたと思いきや、今度は米消費者物価指数のサプライズ改善の発表で、再び量的緩和縮小の期待される展開に!もしかしたら、ダウが落下したのもこれが一つの原因かもしれません。
ただ、やはり市場の多くは不安定な米経済に、縮小期待が薄れたのか、米ドル買いの継続は一服する展開。
詳しくは、ユーロ/米ドルもしくは豪ドル/米ドルのチャートを見てもらえればと思います。
また週末にかけて、メスター・クリーブランド連銀総裁がこんな発言をしています。
- 今年インフレ2%超を予想、その後低下する予想。
- 労働市場が回復するまで政策を据置く予想。
- 今は、政策を修正する時期ではないが、注意深く様子見していく。
以上のように、量的緩和の継続が予想される発言になっていますが、また今後他金融機関の発言がありましたら、そちらの方も参考にしてもらえればと思います。
まぁ〜量的緩和の継続率が高いと私も思っていますので、米ドル売りが継続する見方でいますが、少なからず量的緩和縮小時期のガイダンスは公表するのかなぁと思っています。
まだ先の話になりますが、そちらの方も注目していきましょう。
経済指標
来週注目が集まる経済指標をまとめました。
英雇用統計と書いてありますが、サプライズの展開となれば、若干吊られるかもしれないので、注意してほしいと言う事で載せています。
他、FOMC議事録に注目です。上記でも説明しましたが、量的緩和の縮小についての発言が予想されますので、注意していきましょう。
ファンダメンルズ まとめ
(ドル円上昇要因)
- 量的緩和の継続でドル売り/円売り
- 2兆ドルインフラ経済対策に期待
- 経済指標のサプライズ改善
(ドル円落下要因)
- 株安で市場の警戒から、決済売りでドル買い/円買い。
ドル円 テクニカル分析
ここからは、テクニカル分析で解説します。
ドル円 日足
現在は日足は、エリオット波動5波継続を予想していますので、引き続き上昇目線でいます。
まぁ〜波動を意識するよりも、私が引いたチャネルラインを意識して貰えればと思います。因みに、このチャネルラインから外れた場合、5波終了のなるので、株価のチャートも合わせてみていきましょう。
ドル円 1時間足
現在1時間足はエリオット波動B波を予想してます。と言う事で、エリオット波動C波でもう少し落下する予想で見ていきます。
また1時間足も、私が引いたチャネルラインを意識して貰えれば良いかと思います。
まとめ
来週も、株価の警戒、それから量的緩和の状況以外は、短期的な材料がない為、瞬時に変動する相場を予想していないので、若干方向性に欠ける展開となるかもしれませんので、過剰なポジション取りには注意して下さい。
今後のイベント
では、ありがとうございました。