量的緩和への拡大競争から縮小競争へテーマが変わってきた世界の経済状況。その1抜けで量的緩和の縮小が期待されているのがユーロ。
それは為替にも現れています。
- という事は、今後も上昇傾向に?
- 何かユーロに対してリスクはないの?
- 来週の注目する材料は?
まぁ〜こんな疑問もあるかと思うので、その辺も交えながら、ほび太なりのファンダメンルズ分析とテクニカル分析で、来週のユーロ円相場を解説していきます。
はじめに
このブログは、5年目のトレーダーが勝ち始めて2年しか経っていませんが、それでも年間500pipsを維持している為、ある程度、信頼性のある記事だと思っています。 とてもシンプルに書いている為、初心者・更には中級者にも読みやすく書いてあるので、参考にして頂ければと思っています。
ユーロ円 来週の見通し
(来週の方向)
- 引き続き、日足の上昇を予想しています。
- 日足はエリオット5波が継続
(来週のテーマ)
- 量的緩和縮小の期待
- 経済指標
以上2つのテーマで解説していきます。
量的緩和縮小への期待
現状のユーロ円相場の上昇原因は、日本のワクチン接種の遅れもあるかもしれませんが、本命は、ECBの量的緩和縮小示唆に期待が集まっているのが原因とみています。
現状、ECBからは正確な情報発信はないものの、量的緩和を縮小しても良いという発言がチラホラ出ているのは確かですね。以下、
(ECB議事録)
- 一段のユーロ高は物価見通しに影響与える
- リスク資産価格の高騰がリスク要因に
- 債券購入減速の6月決定は可能
それと、もう一つの原因として、米量的緩和の縮小期待が薄れた事も、ユーロ高の原因の一つになっていると思います。
先週、米雇用統計の悪化で、縮小期待が薄れたと思いきや、今週の米消費者物価指数により、再び縮小期待が膨らみました。
ただこの状況でも、市場・各金融機関からは、時期尚早との声もあります。個人的にも、いまのアメリカ経済は不安定な状況と考えているので、量的緩和の縮小は薄いのかなぁというイメージでいます。
そう言った事を踏まえると、今後米ドル売りが継続し、豪ドル・ユーロ辺りに買いが増えるかなぁという見方でいます。
経済指標
ユーロ量的緩和縮小が現実的になるかは、経済指標の結果が大事になってきますので、市場は、今後経済指標の結果にシビアに反応するかもしれないので注意して下さい。
ダウ先物の落下に警戒
今の所、ユーロ通貨にダウ先物・日経の落下の影響を受けていませんが、引き続き警戒していきましょう。
現時点では米株価の落下に明確な根拠がないので、セルインメイという投資家の心理的な状況から、決済売りが出ていると解釈。
なので、経済状況関係なくダウ先物が落下するとなれば、買われ過ぎのユーロが売られる可能性もある為、警戒していきましょう。
ファンダメンルズ分析 まとめ
(ユーロ円上昇要因)
- ECB量的緩和の縮小に期待
- 膨大なワクチン確保、及びワクチン接種の加速
- 米2兆ドルインフラ経済対策に期待
(ユーロ円落下要因)
- ダウ先物と日経の落下に警戒
- ユーロ圏内のコロナ感染再拡大に注意
ユーロ円 テクニカル分析
ここからは、テクニカル分析で解説します。
ユーロ円 日足
現在日足は、引き続きエリオット波動5波が継続。アップトレンドラインが2つあるので、1つのアップトレンドラインが割れても、もう一つのアップトレンドラインにカバーされそうな相場状況かなぁと思っています。
とりあえず上昇目線です。笑
ユーロ円 1時間足
現在1時間足は、エリオット波動3波を予想しているので、もう一段階の上昇がありそうです。
後は、チャネルライン内でのトレードをオススメします。
まとめ
市場のテーマは、あくまでも量的緩和縮小の行方にありますので、来週も引き続きECB関係者の発言に注目が集まりそうですね!
今後のイベント
では、ありがとうございました。