引き続き、粘り強い上昇を維持している豪ドル円ですが、今週ダウと日経に落下が見受けられたので、豪ドルもこのまま落下するのかなぁと思っていましたが、結局チャネルラインの範囲内での落下となりました。
- そうなると、まだ上昇維持なの?
- 豪ドルは、このまま上昇していくの?
- 来週の見どころは?
以上の疑問も含めながら、ほび太なりのファンダメンルズ分析とテクニカル分析で、来週の豪ドル円相場を解説していきます。
はじめに
このブログは、5年目のトレーダーが勝ち始めて2年しか経っていませんが、それでも年間500pipsを維持している為、ある程度、信頼性のある記事だと思っています。 とてもシンプルに書いている為、初心者・更には中級者にも読みやすく書いてあるので、参考にして頂ければと思っています。
豪ドル円 来週の見通し
(来週の方向)
- 引き続き、週足のアップトレンドラインにより上昇を継続中
- ただし、ダウ先物と日経の落下には注意していきましょう。
(来週のテーマ)
- 株安に警戒
- FOMCに注目
- 経済指標
以上3つのテーマで解説していきます。
株安に警戒
今週ダウ先物と日経225の落下が目立ちましたが、落下の原因はどのメディアも曖昧な表現なので、結果的に不明な落下として見ています。
ただ、個人的には以下の原因で落下したと考えています。
結局、後半は米ドル売りの流れに戻りましたが、来週以降も株価の動きに警戒したい所ではあります。
因みに、ダウ先物が落下すれば、米ドルの買い戻しになるので、豪ドルの貯まった買いオーダーは米ドルに流れるので、豪ドル売りの展開になります。
FOMC議事録に注目
さて、ダウ先物・日経225の落下の行方については、すべて米量的緩和の行方次第になるでしょう。
そして、その行方について知る機会がFOMC議事録にあるので、発言等に注目していきましょう。
因みに、今週末にメスター・クリーブランド連銀総裁がこんな発言をしているので、こちらの発言も参考にして貰えればと思います。
- 今年インフレ2%超を予想、その後低下する予想。
- 労働市場が回復するまで政策を据置く予想。
- 今は、政策を修正する時期ではないが、注意深く様子見していく。
以上の発言からして、量的緩和の継続予想みたいですね!もし、この予想が当たれば、ダウ先物が上昇し、米ドル売り/豪ドル買いになるので、豪ドル円は上昇傾向になると思います。
経済指標
来週注目が集まる経済指標をまとめました。
以上の経済指標に注目していきましょう。また、今夏のRBA理事会で、アメリカ同様、量的緩和の縮小時期が、豪雇用統計の結果次第で決まってくるので、こちらにも注目していきましょう。
豪雇用統計に期待
RBA理事会は、非常に豪雇用統計に注目しています。
今年は、RBA理事会でも現行の政策内容を変えないと発言しているので、余り政策内容の変更には期待は持てません。
- 2024年まで利上げをする可能性は薄い
- 7月の理事会で、将来の債権購入について検討
- CPIと雇用に向けて、更なる債権購入の用意がある。
ただし、可能性がない訳ではないので、引き続き量的緩和縮小に期待をしたい所です。
その豪経済ですが、RBAデベル副総裁は、
ただし賃金の伸びが、アメリカと比べれば、かなり悪い事から、更なる雇用の増加と失業率の低下に期待を寄せていると発言。
という事で、豪雇用統計に注目。それから、7月のRBA理事会に注目していきましょう。
ファンダメンルズ分析 まとめ
(豪ドル円上昇要因)
- 米量的緩和の継続で、米ドル売り/豪ドル買い。
- 良好な豪経済。
- 2兆ドルインフラ経済対策により、米ドル売り/豪ドル買い。
(豪ドル円落下要因)
- 株価の落下リスクにより米ドル買いに集中の可能性があり。
- 豪中関係に警戒。
- 豪経済指標の結果が、パンデミック前の水準に戻ってきた事により、伸びが鈍化。
豪ドル円 テクニカル分析
ここからは、テクニカル分析で解説していきます。
豪ドル円 日足
現在日足は、アップトレンドラインから外れているので、上昇は一服し調整落下に入る感じで見てはいましたが、やはり週足から伸びているアップトレンドラインにより、上昇を維持している事から、引き続きアップトレンドラインに沿っての上昇目線でいます。
ただしテクニカル分析上は、いつ落下しても良い場面なので、単純に2番目のアップトレンドラインから外れたら、落下目線に切り替えても良いかもしれません。
豪ドル円 1時間足
現在1時間足は、エリオット波動C波を予想しています。1時間足に関しては、チャネルラインを軸にトレードして貰えればと思います。
まとめ
さぁ!市場のテーマは、量的緩和の拡大競争から、縮小競争に移っていきます。豪ドルに関しては、自国の量的緩和の行方と米量的緩和の行方に注目する事。
それから、株価の上昇一服にも警戒していきたいですね!場合によっては、いくら豪ドル経済が安定していると言っても、ダウ先物が落下すれば、当然買われ過ぎていた豪ドルが、落下対象になるので注意してトレードしていきましょう。
今後のイベント
では、ありがとうございました。