どう考えてもエリオット波動5波が、異常フェイラーしているユーロ円。ECBも無視できない程のユーロ高ですね!
とは言っても、いつかは必ず落下するのが為替なので、今週あるいは来週あたりで、ユーロ売りの材料が出てくれればなぁと思いますが…
- 一体どこまで買われるの?
- ユーロ売りになる材料は?
- 今週の相場状況は?
以上の疑問を踏まえ、ほび太なりのファンダメンタルズ分析とテクニカル分析で、来週のユーロ円相場を解説していきます。
はじめに
このブログは、5年目のトレーダーが勝ち始めて2年しか経っていませんが、それでも年間500pipsを維持している為、ある程度、信頼性のある記事だと思っています。 とてもシンプルに書いている為、初心者・更には中級者にも読みやすく書いてあるので、参考にして頂ければと思っています。
ユーロ円 今週の見通し
(今週の方向)
- 日足は引き続き上昇目線でいます。
- 短期足も同様に上昇目線です。
(今週のテーマ)
- 米6兆ドル予算案のリスクオンが継続中
- 1.7兆ドルインフラ経済対策
- 米雇用統計に注目
- 経済指標
- ECB理事会がユーロ売りのポイント
米6兆ドル予算案
先週バイデン大統領が、2021〜2022年まで予算に6兆ドル規模の予算案を公表した事に、ドル買い/円売りの展開。どちらかと言えば、円売りが強い感じで見ています。
当然円売りの為、ユーロ円は上昇。
ここからの展開としては、月曜日を見る限り上昇は一服していますが、まだユーロ買いが縮小しない所見ると、まだリスクオン状態が続いているみたいですね。
ですが、あくまでも公表しただけで、成立した訳ではないので、今後の共和党の絡みを想像すると、少し不透明感が出てきて、一旦はユーロ売りになる感じで見ています。
ん?共和党が何?と思う方がいるかもですが、基本的には、バイデン大統領も勝手には決める事が出来ず、上院と下院の多数決によって決められるので、時間が掛かりますし、共和党の合意も必要になってきます。
ですが、民主党だけでも成立させる事ができる(裏技?笑)があるので、実質的には成立率が高いと見ています。
とりあえず、今後の報道に注目です。
1.7兆ドルインフラ経済対策
直近で1番早い材料になる可能性が高い1.7兆ドルインフラ経済対策ですが、早くても6月1日にも結果でるかもしれないので、非常に注目が集まっています。
このインフラ経済対策が合意となれば、米ドル売り/ユーロ買いとなるので、ユーロ円の上昇が期待されますが、買われ過ぎているユーロ円に、現状織り込んでいる可能性があるので注意して下さい。
経済指標
今週注目度の高い経済指標だけを載せました。
(前回) (予想)
- 6/1 米ISM製造業指数 60.7 61
- ユーロ雇用統計 8.1% 8.1%
- 6/3 米ADP雇用者数 74.2 70
- 米ISM非製造業指数 62.7 63
- 6/4 米雇用統計 (雇用者数)26.6 63.3
(失業率) 6.1% 5.9%
注目所は、やはり米・ユーロの雇用統計でしょうか!
米雇用統計
FRBの量的緩和が縮小される基準となる米雇用統計。現状、量的緩和を縮小する事は時期尚早との声が多数ですが、今後の縮小時期を少しでも明確にする大事な指標なだけに、注目されるでしょう。
ユーロ雇用統計
ユーロ雇用統計についても同様です。6月10に控えるECB理事会では、量的緩和の縮小については、FRB同様、時期尚早という声も。
今回、ユーロ雇用統計が改善されたから、縮小の期待が直ぐにでもある訳ではありませんが、今後縮小していく上で、大事な結果となるので、こちらにも注目ですね。
ECB理事会
来週にも開催されるECB理事会。ユーロが大きく売られるとすれば、ECB理事会での量的緩和の継続。
おまけに、ハト派発言が出れば、更に落下の対象となるので、本格的なユーロ売りのチャンスに期待していきましょう。
こちらは、今週末のブログに書いていくので、そちらの方を参考に!
ファンダメンタルズ分析 まとめ
(ユーロ円上昇要因)
- 米6兆ドル予算案の成立
- 1.7兆ドルインフラ経済対策の成立
- 雇用統計の結果
(ユーロ円落下要因)
ユーロ円 テクニカル分析
ここからは、テクニカル分析で解説します。
ユーロ円 日足
現在日足は、エリオット波動5波のフェイラーです。異常な上昇と言っときましょう。日足では、ここまで上昇すると分析が困難な為、今週は短期足をメインに見てください。
ユーロ円 1時間足
少し時間が経過した画像になりますが、23時過ぎの波動を、B波の落下目線を予想。
ですが、基本的には、チャネルライン通りに沿ってトレードしてくれればと思います。
まとめ
先程も言ったように、ユーロの本格的な落下チャンスになるのは、来週以降だと思います。ただ、今週のユーロ経済指標が悪化すれば、早くも今週から落下がはじまるかもしれません。
注目していきましょう。
では、ありがとうございました。