またまたやらかしてしまった米雇用統計。ゴールドマンサックスも今回は予想以上の結果が出ると予想しつつも結果は予想以下。
個人的には失業率が下がっていたし、雇用もそこまで悪い感じにも見えませんでしが、それ以上に、ADP雇用者数の良好な結果をベースに、市場が関心を持っていたのでしょう。
という事で、米雇用統計も終わり、焦点は再来週に控えるFOMCに充てられます。
以上3つの疑問も含め、来週のドル円相場を、ほび太なりのファンダメンタルズ分析とテクニカル分析で解説していきます。
尚、今回のテクニカル分析は、4時間足だけで解説していきますので、よろしくお願いします。
はじめに
このブログは、5年目のトレーダーが勝ち始めて2年しか経っていませんが、それでも年間500pipsを維持している為、ある程度、信頼性のある記事だと思っています。 とてもシンプルに書いている為、初心者・更には中級者にも読みやすく書いてあるので、参考にして頂ければと思っています。
ドル円 来週の見通し
(来週の方向)
- 引き続き日足は、エリオット波動5波の中で動いている為、上昇目線ですが、落下の事も考える時期かもしれません。
(来週のテーマ)
以上3つのテーマで解説していきます。
FOMC
再来週に開催されるFOMCに注目が集まるでしょう。今回は、量的緩和の縮小時期について協議される可能性があるとして、縮小する条件として、米雇用統計の改善に期待が集まりましたが、結果は予想以下。
まだまだ、前回の米雇用統計も合わせて考えると、米経済は不安定という感じに見えますね。
さて、米雇用統計の改善が見られなかったとなると、FOMCを控えるドル円としては、縮小時期が遠のいた、あるいは縮小する可能性は低いという事で、当然ドル円が落下する可能性が高くなります。
ただし、以前から大半のFRBメンバーが言っているように、
- 資産購入ペース縮小の協議は適切な時に開始。
- 現状のFRBの政策を変更すべきではない。
- 変更する時期は、9月・10月・11月と多くある。
- 時期尚早
と!発言を繰り返し言っているので、市場もそこまで期待していないような感じがします。
また、量的緩和が継続されても、今後のポジティブなガイダンスが流れる可能性があります。例えば、9月以降本格的な量的緩和の縮小について協議をするとか。このような発言が出れば、ドル円が支えられる可能性があります。
その結論から、今回のFOMCまでの相場状況としては短期的な落下となりそう。
ただし、テクニカル的には上昇のトレンドラインを失う可能性があるので、そこにも来週から注目していきましょう。
ドル円をサポートする指標
米雇用統計の一件から、リスク回避気味に動くような感じにも見えますが、1.7兆ドルインフラ経済対策や6兆ドル予算案の成立期待がありますので、一概にリスク回避に動くとは、まだまだ分からない状態です。
特に、1.7兆ドルインフラ経済対策の報道が出てきているので、そこにも目を配らせる必要があります。
経済指標
来週の重要な経済指標は以下の通り。
以上の経済指標に注目していきましょう。
ECB理事会には注意。
上記の経済指標の中で、特に気にする指標がECB理事会です。もちろん米経済指標も気にする必要がもありますが、ECB理事会に関しては、量的緩和の意見が割れているので、ラガルド総裁の発言次第ではユーロ売りの発展になりそうです。
その結果、どの通貨を買われるかは不透明。
候補としては、米ドル買い・円買い・豪ドル買いのどちらかでしょう。
ECB理事会に関しては、ユーロ円のブログで解説していきます。
ドル円 テクニカル分析
ここからは、テクニカル分析で来週のドル円相場を解説。また、今回のテクニカル分析は、4時間足と1時間足を使い解説していきます。
ドル円 4時間足
現在4時間足はエリオット波動5波継続中。日足も同様に、このチャネルラインで相場が動く限りは、エリオット波動5波が継続されます。
当然、チャネルラインを完全に割ってしまった場合は上昇が終わりますので、その場合は下目線に切り替える必要があります。
注意してください。
ドル円 1時間足
現在1時間足は、エリオット波動C波の落下終わり、少し揉み合っている感じがするので、エリオット波動4波を予想します。
まぁ〜どちらにしても、トレンドラインに到達するまでは、押し目買いをしない方が良いかもしれませんね。
まとめ
米雇用統計が悪化したから、FOMCでは量的緩和が継続する=ドル円が落下!とは言い切れない今の相場。
量的緩和以外にも、1.7兆ドルインフラ経済対策や6兆ドル予算案などの、重要な指標があるので、そちらにも注目していきましょう。
また、上記でも説明をしましたが、ECB理事会にも注目していきましょう。
では、ありがとうございました。