FOMCが終わり、ある程度方向性が見えてきた事で、ここからはテクニカル分析重視の相場展開になると見ているドル円相場。
- このまま円安方向に行くの?
- どんな事に気をつければ良いの?
以上の疑問を含め、来週のドル円相場を、ほび太なりのファンダメンタルズ分析とテクニカル分析で解説していきます。
はじめに
このブログは、5年目のトレーダーが勝ち始めて2年しか経っていませんが、それでも年間500pipsを維持している為、ある程度、信頼性のある記事だと思っています。 とてもシンプルに書いている為、初心者・更には中級者にも読みやすく書いてあるので、参考にして頂ければと思っています。
ドル円 来週の見通し
(来週の方向)
- 日足は引き続きエリオット波動5波が継続している為、上目線でいます。
- 日経225のチャートと一緒に見ていきましょう。
(来週のテーマ)
- FOMC
- 経済指標が重要になる時期
- 1.7兆ドル経済対策
- 6兆ドル予算案の行方
- 材料が一服
以上5つのテーマで解説していきます。
FOMC
今週のFOMCで、発表された新たな政策内容のガイダンスになります。
(現状の金融政策について)
- インフレが過剰に上昇すれば、金融政策を調整する用意がある。
- インフレ率は、FRBの考え以上に上昇維持する可能性がある。
- 鈍化する可能性がある為、様子を見る。
(テーパリングについて)
- 利上げ後も金融緩和は続く
- 目標に向けた進展状況は、程遠い
- 一段の指標を確認する為に、もう少し辛抱強くなる必要がある。
- 次回の会合から進展具合を評価する。
- 進展が継続すれば、テーパリング戦略を、今後の会合で検討する事が適切。
金融政策については、米消費者物価指数・生産物価指数の上昇が重要になります。もちろん、重要経済指標も重要ですが、表面的に分かりやすい指標としては、米消費者物価指数と生産物価指数の上昇が利上げ対象となるので、そちらを確認。
テーパリングについては、経済指標次第ですね。特に米雇用統計の改善がマジ大事!笑
さぁ!とりあえず、今回のFOMCは、タカ派の発言でした。また、その発言に今後期待が集まってくるという事で、しばらくは米ドル買いが優勢になります。
経済指標が重要な時期
FOMCでパウエル議長が発言しているように、もう少し経済指標を確認して、その各経済指標に進展の継続が見られれば、次回もしくは9月の会合で検討に入るみたいなので期待しましょう。
因みに、来週の重要な米経済指標は
- 6/22 米中古住宅販売件数
- 23 米新築住宅販売件数
- 24 米実質GDP(確報値)
まぁ〜正直、GDPに関しては確報値なので、あまり相場の変動に期待は出来ませんが、住宅関係の指標は、テーパリングに関わる指標なので、こちら2つの指標に注目。
1.7兆ドル経済対策の行方
こちらの法案にも、引き続き注目していきましょう。
現状1.7兆ドル経済対策を成立させる為には、議席を60票獲得する必要がありますが、やはり上院民主党50票と下院共和党50票の対立で中々成立がしません。(分かっていましたが…)
そこで民主党は、1年で一回だけ使用する事ができ、議席50票でも成立させる事ができる財政調整措置を使い、強引に成立させる構えです。
まぁ〜どちらにしても、初めから合意する予想はしているので、来週以降この報道に注目していきましょう。
因みに合意となれば、ダウ先物と日経の上昇で、米ドル売り/円売りとなるので、ドル円の上昇は硬いですが、現在落下しているクロス円が、いきなり上昇するかもしれませんので、警戒して下さい。
6兆ドル予算案
1.7兆ドル経済対策が合意後に注目するのは、6兆ドル予算案です。現在、この法案に報道は入っていないものの、こちらもドル円の上昇に繋がる材料なので、期待していきたいです。
ただ、クロス円は落下相場からの反発材料でもあるので注意して下さい。
ファンダメンルズ まとめ
(ドル円 上昇要因)
- FOMCによる利上げ期待・テーパリング期待
- 1.7兆ドル経済対策
- 6兆ドル予算案
(ドル円 落下要因)
- テーパリング期待から、日経225の落下の可能性がある。
ドル円 テクニカル分析
ここからは、テクニカル分析で解説します。
ドル円 日足
現在日足は、引き続きエリオット波動5波を予想。このチャネルラインを割った場合、エリオット波動5波は終了し、エリオット波動ABC波の調整落下になるでしょう。
ドル円 1時間足
現在1時間足は、エリオット波動ABC波が終了し、波動もニュートラルの状態。
ここから先は、しばらく揉み合う感じで見ていますが、まだまだ上昇の余地があるとは思うので、以降の波動を確認していきましょう。
まとめ
ファンダメンルズ分析では、まだまだ上昇しやすいドル円相場。利上げ期待・テーパリング期待・1.7兆ドル経済対策・6兆ドル予算案など、ここから先は、上昇一択でしょう。
ただ、同時に経済指標に警戒されます。その点では、リスク回避の円買いにも触れるかもしれないので注意してください。
今後の注目材料
では、ありがとうございました。