パウエル議長の議会証言でのハト派的発言に加え、1.7兆ドル経済対策の期待と合意で米ドル売り/ユーロ買いになりましたが、ユーロだけは、その他、テーパリングについても材料視され、ユーロ買いになった今週のユーロ円。
- 一体ユーロ経済はどうなってるの?
- テーパリングの期待が高ければ、ユーロ買いで上昇するのでは?
- 来週のテーマは?
以上の疑問も含め、ほび太なりのファンダメンルズ分析とテクニカル分析で、来週のユーロ円相場を解説していきます。
はじめに
このブログは、5年目のトレーダーが勝ち始めて2年しか経っていませんが、それでも年間500pipsを維持している為、ある程度、信頼性のある記事だと思っています。 とてもシンプルに書いている為、初心者・更には中級者にも読みやすく書いてあるので、参考にして頂ければと思っています。
ユーロ円 来週の見通し
(来週の方向)
(来週のテーマ)
- 米経済指標に注目が集まります。
- パウエル議長の発言。
- ゴールドマンサックスのユーロ経済の予想。
- ECBの政策内容の振り返り
以上4つのテーマで解説していきます。
米経済指標に注目
まずは、来週発表される米重要経済指標に注目が集まります。
この経済指標で進展が有れば、テーパリング期待と利上げ期待が高まります。ただし、あくまでも進展継続が大事になるので、少なくとも7月と8月の経済指標が良好な結果を出すことが最低条件でしょう。
それでも幾分、来週の経済指標に進展が見られれば、米ドル買いが高まり、急騰しているユーロ円に調整落下が入ると見ています。
(前回) (予想)
- 6/29 日本雇用統計 2.8 2.9
- 6/30 米ADP雇用者数 97.8 53
- 7/1 米ISM製造業指数 61.2 61
- 7/2 米貿易収支 -689 -701
- 米雇用統計 (雇用者数) 55.9 69.5
(失業率) 5.8 5.7
その他、ユーロの経済指標にも注目です。特に雇用統計や消費者物価指数は、アメリカと同様に、テーパリング期待や利上げ期待が集まっている為、注目所です。
- 6/30 ユーロ消費者物価指数
- 7/1 ユーロ雇用統計
ゴールドマンサックスの予想
ゴールドマンサックスの予想を材料視されているかは分かりませんが、米金融大手ゴールドマンサックスが、ECBが今年中にテーパリングをする予想をしています。
さらに、今年の第4半期に入る前の9月にも、テーパリングを実行するガイダンスを出すかもしれないと予想しています。
あくまでも予想の為、またECBが発言しているわけではないので、相場に影響していないかもしれませんが、少なくとも市場は、今後の相場展開でこの材料を意識するかもしれませんね!
ECBの発言の振り返り
- PEPPを来年3月まで継続。
- 雇用統計の進展が重要。
- 資産購入の増額はしないが、継続はしていく。
- 雇用統計以外の経済指標の進展継続があるまでは、量的緩和について考えるのは時期尚早。
ゴールドマンサックスの予想も、ユーロ経済指標次第と考えるのがベストかもしれませんね。
まぁ〜9月にECBが戦略的見直しをすると言っているので、そちらに注目していきましょう。もしかしたら、量的緩和を縮小するガイダンスがあるかもしれません。
ファンダメンルズ分析 まとめ
(ユーロ円 上昇要因)
- 米経済指標の悪化。
- 1.7兆ドル経済対策に期待。
- ゴールドマンサックスの予想。
- ユーロ雇用統計の進展期待。
(ユーロ円 落下要因)
ユーロ円 テクニカル分析
ここからは、テクニカル分析で解説します。
ユーロ円 日足
現在日足は、エリオット波動B波を予想していますので、引き続き落下目線でいます。
ただ来週は、何回でも言いますが米経済指標次第であり、ファンダメンタルズ中心の相場展開になるので、そこを理解して貰えればと思います。
ユーロ円 1時間足
現在1時間足は、エリオット波動ABC波で調整上昇。ここからエリオット波動4波になるかもしれませんが、132.5円〜133円の厚めのレジスタンスラインがあるので、そこがポイントになるでしょう。
まずは週明け、レジスタンスラインの攻防を様子見をしていきましょう。
まとめ
まずは、米経済指標・ユーロ経済指標の結果に注目。そのあとは、再び両国のテーパリングと利上げに注目していきましょう。
特に、ECBのテーパリングと利上げの予想が不透明な点があるので、引き続き報道に注視していきましょう。
では、ありがとうございました。