米雇用統計の悪化により、テーパリングと利上げ期待が薄れてきた今、来週の豪政策金利に注目が集まります。もちろん注目所は、テーパリングと金利利上げですね。
- オーストラリアのテーパリング時期は2024年なのに政策金利に期待するの?
- ロウ総裁も、時期尚早って言ってるのに、テーパリングに期待するの?
上記の疑問も含め、ほび太なりのファンダメンルズ分析とテクニカル分析で、来週の豪ドル円相場を解説していきます。
なお、7月に入ったこともあり、週足の予想も出しているので、環境認識に活用してください。
はじめに
このブログは、5年目のトレーダーが勝ち始めて2年しか経っていませんが、それでも年間500pipsを維持している為、ある程度、信頼性のある記事だと思っています。 とてもシンプルに書いている為、初心者・更には中級者にも読みやすく書いてあるので、参考にして頂ければと思っています。
豪ドル円 来週の見通し
(来週の方向)
(先週の予想を変更しています。)
(来週のテーマ)
- 米雇用統計の悪化で、米ドル売りが週明け後も継続するかに注目。
- 豪政策金利に注目。
以上2つのテーマで解説します。
米雇用統計による米ドル売り
週明け、まず気にしなければならないのが、先週金曜日の米雇用統計の悪化による米ドル売り反応が継続するかです。
短期である場合は、速攻、決済して日足の方向探しに集中したい所です。
次に、米雇用統計の評価に対するパウエル議長もしくは、FRBメンバーの発言に注目していきたい所。
今後、為替はテーパリングと利上げが、大きなテーマになるので、どの国が最初にテーパリングと利上げを実行するのか?
そう言った意味でも、パウエル議長もしくはFRBメンバーの評価に注目しています。それ次第では、再び米ドル買いに動く場合もありますし、当然逆もあるでしょう。
ちなみに、テーパリングの対象は、あくまでも消費者物価指数や、その他物価価格の上昇からくるインフレ懸念が評価対象。
どちらかと言えば、今回の米雇用統計の悪化は、利上げに対する遅れが懸念されるリスク要因になるべきと見ていますので、そこまで米ドル売りにならないような感じがしています。ただ市場の反応を優先にして下さい。
豪金利政策に期待
来週に控える豪金利政策に注目が集まります。
さて!今回注目するポイントは、前回の会合でも発言されているように、将来の債券購入の検討に期待が集まるでしょう。
- 2024年まで利上げをする可能性は薄い
- 7月の理事会で、将来の債権購入について検討
- CPIと雇用に向けて、更なる債権購入の用意がある。
また、先月の豪雇用統計にもかなりの進展があっただけに、政策内容の変更にも期待があるかもしれませね。
(前回) (結果)
豪雇用統計 (雇用者数) -3.06 11.5
(失業率) 5.5 5.1
ただし豪雇用統計後に、ロウ総裁からハト派的発言もでているので、若干不透明感のある今回の政策金利です。
- 債券買い入れ終了は時期尚早。
- 2024年に利上げシナリオも有るが、利上げしない可能性もある。
- 経済は、まだ回復段階。
デルタ感染が今後重しになる可能性
報道でも取り上げられているように、現在オーストラリア国内で流行しているデルタ感染に警戒ですね!
このデルタ感染の影響で、再びロックダウンとなっているので、今後の報道に注視していこうと思います。
ファンダメンルズ分析 まとめ
豪ドル円 テクニカル分析
ここからは、テクニカル分析で解説していきます。
豪ドル円 週足
現在週足は、エリオット波動C波後のニュートラル状態か、もしくはエリオット波動4波なのかと言った所。
平行チャネルラインを引いているので、そこからどちらに抜けるかですね。
4波である場合は、当然上に抜け、ニュートラルである場合は、80円付近まで調整落下になります。
豪ドル円 日足
現在日足はエリオット波動C波が終了し、波動がニュートラルの状態か、もしくはエリオット波動4波を予想しています。
先週の予想を変更しましたので、改めて確認して欲しいと思います。
ただ、P波動になっている事から、どちらかと言えばエリオット波動4波を予想しています。
なので、引き続き落下目線で見ていますが、豪政策金利次第で、どちらに相場が動くかわからない状態です。
豪ドル円 1時間足
現在1時間足は、エリオット波動5波終了後の、ABC波に入っています。
どちらに抜けるかは、豪政策金利次第と言った所でしょう。
ただ流石に、82円のサポートは強力なので、しばらくの間は、82円のサポートラインを見ながらのポジション取りになるかなぁという印象です。
まとめ
さぁ!豪ドルの買い材料も、豪政策金利だけです。ここでポジティブな内容が出ない場合は、再び落下目線で行きます。
もちろん、FRBメンバーの発言にも注目していきますが、メインはあくまでも9月の会合です。そこに向け、米ドル買いに流れる可能性もあり、またテクニカル分析上でも、一度週足レベルで押し目をつけても良いのかなぁと思っています。
では、ありがとうございました。