来週、豪ドル円の注目材料は、やはりRBA理事会での今後の量的緩和についてのロウ総裁の発言でしょう。
今回はデルタ変異株の感染拡大により、ロックダウンの延長で、経済に悪影響が出る可能性がある事から、資産購入ペース縮小時期が長引くだろうと、市場はリスク回避の豪ドル売りになっています。
その他注目材料としては、アメリカ中心の重要経済指標の発表と、それに関連した米テーパリングの行方。その他、豪経済指標でしょう。
という事で、上記の内容を含めながら、ほび太なりのファンダメンタルズ分析とテクニカル分析で、来週の豪ドル円相場の予想を解説していきます。
はじめに
このブログは、5年目のトレーダーが勝ち始めて2年しか経っていませんが、それでも年間500pipsを維持している為、ある程度、信頼性のある記事だと思っています。 とてもシンプルに書いている為、初心者・更には中級者にも読みやすく書いてあるので、参考にして頂ければと思っています。
豪ドル円 来週の見通し
(来週の方向)
(来週のテーマ)
- RBA理事会
- 経済指標
以上2つのテーマで解説していきます。
RBA理事会
8月3日に発表となるRBA政策金利に注目が集まります。
今回注目する部分は、やはりここ最近、オーストラリア国内で拡大しているデルタ変異株の影響で、ロックダウンとなっている事をベースに、経済悪化が予想される事から、ロウ総裁は、この状況でどのような発言をするかに注目が集まります。
市場は、量的緩和の先延ばしの警戒をしており、おそらくほび太も先延ばしするだろうと予想しています。もしくは、
- 9月上旬に、現在の債券購入プログラムが完了した後も、国債の購入は継続。
- 少なくとも、週に40億ドル購入。
- 予想以上の景気回復に対し、週あたりの購入額を調整。
- 11月は、更に購入額を見直し。
- インヘレ率が持続的に2〜3%の範囲内に留まるまで利上げをしない。
- 少なくとも2024年までは、その目標は満たされない。
先日発表された政策内容自体の変更も、可能性としてあり得ますね!
という事で、以上の事から来週はリスク回避の豪ドル売りが強くなる予想でいます。
経済指標
経済指標にも注目していきましょう。
(予想) (前回)
- 8/2 ISM製造業指数 60.6 60.6
- 8/4 NZ雇用統計 4.7
- 豪小売売上高 -0.5
- ADP雇用者数 69.2
- ISM非製造業指数 61 60.1
- 8/5 豪貿易収支 96.8
- 米貿易収支 -705 -712
- 8/6 米雇用統計 (雇用者数) 77.6 85
(失業率) 5.7% 5.9%
米テーパリング期待は、今週のFOMCでのパウエル議長の発言により、だいぶ期待が薄れてしまいましたが、経済指標の進展が継続すれば、また話が変わってくると思うので、まずは、今週発表となる米重要経済指標に注目です。
豪ドル円 テクニカル分析
ここからは、テクニカル分析で解説します。今日は、来週から8月に入るので、週足も掲載してありますので、環境認識として参考にして貰えればと思います。
豪ドル円 週足
現在週足はエリオット波動C波が終了し、ここから4波になるのか、もしくはレンジ相場になるのかと言った感じです。
まぁ〜チャネルラインから外れているので、素直に76円近辺まで下がる見方でいますが、もしかすると、その後エリオット波動4波になる可能性があるかもしれません。
豪ドル円 日足
現在日足は、エリオット波動B波が継続。来週辺り、RBA理事会でのロウ総裁の発言に警戒されている事や、米経済指標の進展する可能性がある事を考えると、米ドル買いに触れ、エリオット波動C波になるかもしれません。
豪ドル円 1時間足
現在1時間足は、エリオット波動4波を予想。おそらく最後の落下になるでしょう。また、大きく落下する可能性も十分あるので、ショートエントリーが優勢になるでしょう。
まとめ
最近のデルタ変異株の影響を考えると、RBA理事会でのロウ総裁が、慎重姿勢になるのは濃厚でしょう。まずは、来週の豪ドル円は、そこだけに集中していきましょう。
少し反発要素があるとすれば、米1.2兆ドルインフラ経済対策です。合意に向け、進展が高まっている状況です。
この材料が、どこまで米ドル売りとなるかに、少しショートエントリー保持者は警戒する必要があります。ただ、まだ合意時期が未定なので、報道にも気を使っていきましょう。
では、ありがとうございました。