ユーロにとって、今週は静かな相場展開になりました。
まぁ〜容認発言等が限定的でしたし、特に重要となる経済指標がなかったのが原因でしょう。
今後ユーロにとってポイントになりそうなのが、米テーパリングの行方、それから9月に政策内容を見直すと公表しているECB理事会になるでしょう。
それまでは、それに関係した発言があるかに注目していきましょう。
それでは、来週のユーロ円相場を、ほび太なりのファンダメンタルズ分析とテクニカル分析で解説していきます。
はじめに
このブログは、5年目のトレーダーが勝ち始めて2年しか経っていませんが、それでも年間500pipsを維持している為、ある程度、信頼性のある記事だと思っています。 とてもシンプルに書いている為、初心者・更には中級者にも読みやすく書いてあるので、参考にして頂ければと思っています。
ユーロ円 来週の見通し
(来週の方向性)
(来週のテーマ)
- 米テーパリングの行方
- ECB理事会の政策内容変更の行方
- 米消費者物価指数に注目
以上3つのテーマで解説します。
米テーパリングの行方
先程も話した通り、ユーロ円の材料は、米テーパリングも含まれているので注目です。
今週発表となった米雇用統計の進展により、再び9月のテーパリング実施が浮上してきました。
ただ、FRBも言っているように、8月・9月の米雇用統計が、テーパリングの実施に向けたデータになるので、実質、第一段階を突破しただけの話。
という事で、次の焦点は9月の米雇用統計になります。そこで、ある程度の方向性が明確になるでしょう。
また来週は、もしかすると米雇用統計の進展で、FRBメンバーも、発言される可能性があるので、そちらにも注目です。
因みに、今週もFRBメンバーや各連銀総裁が発言しているので、紹介します。
(ウォーラーFRB理事)
- 9月のテーパリングに賛成
- 9月までのテーパリング発表の準備は出来ている。
- 8月・9月の雇用統計の進歩状況が重要。
(カプラン・ダラス連銀総裁)
- すぐに段階的な資産購入ペース縮小開始を要請。
ECB理事会
9月にも政策内容が見直しがあるECB理事会に注目が集まります。
ここで、前回のECB理事会の政策内容を紹介。
(ECBの戦略見通し結果)
- PEPPの規模を1兆8500億ユーロを維持し、少なくとも2022年3月まで継続。
- 利上げを行う条件は、インフレ率を2%にする必要がある。
- 9月の理事会での経済見通しは、今後の政策に影響。
現状、経済指標を見ても、経済回復が進んでいるユーロ経済ですが、今週のユーロ小売売上高を見ると、少し鈍化してきています。
まぁ〜政策内容の報道がないし、経済が悪ければ、方向が少しは分かりそうなものだが、経済回復が進んでいる以上、悪い印象のある政策内容の見直しの影響で、現状のユーロ円も、少し動きにくいかなぁという見方です。
経済指標指標
来週は、重なった重要経済指標はありませんが、11日の米消費者物価指数には要注意です。
(前回) (予想)
8/11 米消費者物価指数 0.9% 0.5%
こちらの指標も、米テーパリングの実施に向けた大事な材料となるので、注目していきましょう。
ユーロ円 テクニカル分析
ここからは、テクニカル分析で解説します。
ユーロ円 日足
現在日足は、エリオット波動B波を予想。
129円で、サポートされている為、もしかしたら一度チャネルラインを抜けてしまうかも。
それでも、抜けた後もエリオット波動B波だと思うので、引き続き落下目線でいます。
ユーロ円 1時間足
現在1時間足は、エリオット波動2波を予想。ただし、129円で止められる可能性があるのと、アップトレンドラインで、反発される可能性があるので、注意していきましょう。
まとめ
引き続き、米テーパリングの行方・ECB理事会の戦略見直しがわからなければ、動きようのないような感じなので、来週以降の報道に注目していきましょう。
では、ありがとうございました。