ロックダウンの延長が余儀なくされている現状のオーストラリア。
今週のRBA理事会の政策内容には、コロナ感染拡大のリスクとは関係なく、今後の進展に向けた資産購入ペース縮小という事で、少し安心からの豪ドル買いが入りましたが、上値が思い展開。
多分市場の半数は、現実的な面から経済悪化を警戒しているかもしれませんね。
そこに、米テーパリングの期待が重なればどうなるでしょうか?
という事で、上記の内容を含め、来週の豪ドル円相場を、ほび太なりのファンダメンタルズ分析とテクニカル分析で解説していきます。
はじめに
このブログは、5年目のトレーダーが勝ち始めて2年しか経っていませんが、それでも年間500pipsを維持している為、ある程度、信頼性のある記事だと思っています。 とてもシンプルに書いている為、初心者・更には中級者にも読みやすく書いてあるので、参考にして頂ければと思っています。
豪ドル円 来週の見通し
(来週の方向)
(来週のテーマ)
- 米テーパリングの行方がポイント
- ロックダウンが更なる豪ドル売り
- RBA理事会の内容
RBA理事会
ロックダウンの延長が続いているにも関わらず、市場のネガディブな予想とは逆に、RBA理事会は、前回の内容を変えず実行すると表明。
内容は以下の通りです。
つまり、経済回復が進んだ事での縮小ではなく、進展に向けた縮小という事なんでしょう。
この結果に豪ドル円は上昇しましたが、上値が重い展開にもなっています。
おそらく、ロックダウンに経済見通し悪化を見透かしている市場の反応なんでしょう。
米テーパリングの行方
一度はパウエル議長の慎重姿勢により、12月まで先延ばしが予想されたテーパリング。
ですが、米雇用統計の影響で、再び9月のテーパリング実施が浮上してきました。
ただし、8月の米雇用統計が進展しただけ。
FRBメンバーは、8月・9月の米雇用統計がテーパリング実施に向けた大事なデータになると言っているので、現状は、第一段階の目標を突破しただけ。
なので、実際テーパリング期待に注目が集まる時期は、9月の米雇用統計になると思います。
さて!この結果に対して、豪ドル円は若干上昇しました。
おそらく、今は円に反応しているので、豪ドル円の落下をサポートされている状態ですが、ほび太の予想するドル円は、今後落下する予定。
なので、将来的には円買い/米ドル買いの反応になり、今後の豪ドル円は、ますます上値が重くなるのかなぁ〜という感じでみています。
ロックダウンによる豪ドル売り
現在も感染拡大が続いているオーストラリア。今後、更に都市封鎖をするみたいです。
また、NSW州のベレジクリアン首相は「ここ数日の傾向などから、今後数日間は感染者が急増すると予想している。との事。
豪ドル円の上値が重い原因は、間違いなくロックダウンの影響でしょう。
経済指標指標
来週の経済指標は、落ち着いた指標ばかりで、豪ドルに関連した指標は、月曜日の中国経済指標だけです。
ただし、11日の米消費者物価指数には要注意です。
(前回) (予想)
8/11 米消費者物価指数 0.9% 0.5%
やはり前回と同様、鈍化してきたのでしょうか?このまま鈍化し続ければ、こちらの指標もテーパリング実施に向けた重要なデータとなるので、テーパリングの行方が不透明となるでしょう。
つまり予想以下になれば、ドル円の落下対象で、米ドル売りの反応になるので、クロス円が上昇する可能性があるので注意です。
豪ドル円 テクニカル分析
ここからは、テクニカル分析で解説します。
豪ドル円 日足
現在日足は、エリオット波動C波を予想。ダウントレンドラインを割ればC波が終了し、その後はエリオット波動4波、もしくは一旦ニュートラルの状態に戻るでしょう。
つまり来週は、反発上昇の可能性があります。
チャネルラインを引いていますが、おそらく、このチャネルラインがエリオット波動4波になるのかなぁというイメージで見ています。
もちろん、今後チャネルラインの幅が拡大する事もあるので注意してください。
豪ドル円 1時間足
現在1時間足は、エリオット波動4波を予想していますが、雇用統計での上昇が5波の可能性がある事から、基本的には、アップトレンドラインに従い、トレードして欲しいと思います。
ロックダウン・ドル円の落下予想・米テーパリングが期待されている中、豪ドル円の上昇予想をしにくいですが、もしかすると、ここから上昇する可能性があるという事だけは、頭に入れといて欲しいと思います。
まとめ
日足がエリオット波動4波になりそうな感じなので、ここからは、一旦反発上昇します。
また、エリオット波動4波という事だけあって、揉み合う展開も予想されるので、無理にトレードをしなくても良いかもです。
では、ありがとうございました。