今週発表となった米雇用統計ですが、これで米テーパリングを実施するのか?と思わせるくらいの悪化となってしまいました。
市場もこの結果で、今年中のテーパリング実施が適切!と判断したパウエル議長の発言に、今後、疑いを持つような相場展開になる予感。
来週は、そのリスク回避のドル売りが継続しながらも、再来週のFOMCを前に、動きが鈍くなってくるかもしれません。
嵐の前の静けさってやつですね。笑
それでは、再来週のFOMCをベースに、来週のドル円相場の予想を、ほび太なりのファンダメンルズ分析とテクニカル分析で解説していきます。
はじめに
このブログは、5年目のトレーダーが勝ち始めて2年しか経っていませんが、それでも年間500pipsを維持している為、ある程度、信頼性のある記事だと思っています。 とてもシンプルに書いている為、初心者・更には中級者にも読みやすく書いてあるので、参考にして頂ければと思っています。
ドル円 来週の見通し
(来週の方向)
(来週のテーマ)
- 9/23のFOMC会合に注目
- 米コロナ感染状況
- 経済指標
以上2つのテーマで見ていきます。
9/23 FOMC会合に注目
ジャクソンホール会合で、パウエル議長の発言によれば、年内の量的緩和縮小が適切と判断している事から、考えられる縮小時期は2つしかありません。
当初、8月の米雇用統計の進展が見られ、9月の米雇用統計に進展あるいは、雇用者数が80%を維持すれば、9月のFOMC会合での、米テーパリング実施が濃厚となる予定が期待されていましたが、今週の米雇用統計の悪化で、11月になりそうな米テーパリング。
(前回) (予想) (結果)
米雇用統計 (雇用者数) 94.3 75 23.5
(失業率) 5.4 5.2 5.2
来週は、米雇用統計の結果について、FRBメンバーがどんな発言をするかに注目です。
米コロナ感染状況
9/2の時点で16万人で、8月末の25万人から11万人の減少となっています。
まだ分かりませんが、来週から徐々に減少すればドル買い要素となるでしょう。
経済指標
今月は、FOMC会合に注目が集まると思いますが、その前に、来週はRBA政策金利、BOC政策金利、ECB政策金利とアメリカ以外の重要な経済指標が続きます。
ドル円も、上記の政策金利に吊られる可能性があるので、短期的な動きに注意していきましょう。
アメリカの経済指標では、米生産物価指数に注目が集まりそうです。
ドル円 テクニカル分析
ここからは、テクニカル分析で解説していきます。
尚、今週は月初となるので、週足も解説していますので、よろしくです。
ドル円 週足
現在週足は、エリオット波動B波を予想をしているので、ある程度の落下は望めると思います。
ただ、上昇の動きの中での落下になるので、ジリジリ落下するイメージで見ていきましょう。
ドル円 日足
現在日足は、エリオット波動B波を予想していますので、引き続き落下目線で見ていきます。
まぁ〜チャネルライン通りにトレードしていけば良いと思います。
ドル円 1時間足
現在1時間足は、エリオット波動4波を予想しています。
チャネルライン通りにトレードする事と、ダウントレンドラインに沿ってトレードする事をオススメします。
まとめ
まだまだ米テーパリングの話題は継続中。引き続き、来週、再来週とFOMC会合の話題に注目していきましょう。
ジャクソンホール会合以降、なぜか米ドル売り/円売りとなっていましたが、おそらく米雇用統計の悪化が予想されていたので、9月の米テーパリングはないとの市場の予想により、米ドル売りの反応になったものと思われます。
そして今週、米雇用統計後、クロス円が大きく上昇する事なく、ポジション調整なのか、一時的に落下しました。
おそらく、既に織り込んでいたんでしょう。
この事が当たっていれば、来週は、一旦米ドルの買い戻しの流れになる見方でいます。
対して円は、クロス円の落下が予想されるので、リスク回避の円買いになると予想。
詳しくは、各クロス円のブログを見てください。
では、ありがとうございました。