今週発表されたRBA理事会の結果は、政策内容自体は、どちらかと言えばタカ派スタンスですが、その後の声明文では、今後の景気後退を表す発言ばかりでした。
その結果、短期的に豪ドル売りの展開となっています。
来週も豪雇用統計を中心とした経済指標が並び、予想も悪化している事から、警戒からの豪ドル売りが増すと思いますが、9/23にFOMC会合があるので、それ次第では豪ドル買いに発展する可能性があるので注意して下さい。
それでは、来週の豪ドル円相場の見通しを、ほび太なりのファンダメンタルズ分析とテクニカル分析で解説していきます。
はじめに
このブログは、5年目のトレーダーが勝ち始めて2年しか経っていませんが、それでも年間500pipsを維持している為、ある程度、信頼性のある記事だと思っています。 とてもシンプルに書いている為、初心者・更には中級者にも読みやすく書いてあるので、参考にして頂ければと思っています。
豪ドル円 来週の見通し
(来週の方向性)
(来週のテーマ)
以上3つのテーマで解説していきます。
RBA理事会
今週発表されたRBA政策金利ですが、予想通り政策内容を変更してきました。内容は以下、
- 週40億豪ドルペースで国債を購入。少なくとも2022年2月まで維持。
今回変更されたのが、上記の国債購入ペースと期間の延長。前回の政策内容をもう一度確かめて見比べてください。以下の通り。
ただ、元々は9月末まで週50億豪ドルペースで購入されていたものを、この状況下でも、前回の政策内容通りの週40億豪ドルの国債購入に変更されたので、別にリスク回避の豪ドル売りではありませんでした。
ただ、11月中旬までの予定だった国債購入が、2022年2月まで延長されたことに対し、今週豪ドル短期的に売られる展開となっています。
また声明文でも、かなり厳しい発言ばかり。
内容は以下の通り。
以上のように、豪ドル売りの展開になりやすい局面ですが、9/23にはFOMC会合が開催されます。
場合によっては、米ドル売り/豪ドル買いの展開も予想されるので、全力でショートエントリーするには、少し早い気がしますので注意して下さい。
経済指標
9/23に開催されるFOMC会合の前に、来週の経済指標にも注目。
以上の経済指標に注目。
FOMC会合
市場の目線は、間違いなくFOMC会合の結果だけに絞ってきています。
もちろん、米消費者物価指数や米小売売上高の発表がありますが、あくまでもFOMC会合待ちの相場展開になるでしょう。
さて、そのFOMC会合の新たな情報は、現在ありません。ただし、
- 各連銀総裁や一部のFRBメンバーが、現状の資産購入ペースに不満。
- 米雇用統計が予想以上に悪化した事。
- 現在のコロナ感染者数が28万人と増加傾向にある事。
- 上記3つの問題に、パウエル議長はどんな判断を下すかになります。
どちらにしても、米雇用統計が進展していれば、コロナ感染者数が多くても、今回のFOMC会合でのテーパリング実施が明確になっていた分、予想以上の悪化で、一気に不透明な展開になってしまった事に残念ですね。
という事で、来週は引き続きFOMC会合の情報収集に全力を注いでください。笑
豪ドル円 テクニカル分析
ここからは、テクニカル分析で解説していきます。
豪ドル円 日足
現在日足は、エリオット波動B波を予想しています。
今週からは、少し大きな目線で見ている為、前回の予想とは違いますが、ご了承ください。
さて!このエリオット波動Bですが、まだ終了していないので、早期のショートエントリーには注意して下さい。
ただし落下の要素はかなり高いので、今後ショートエントリーを優勢に見ていこうと思います。
豪ドル円 1時間足
現在1時間足は、エリオット波動Bの調整落下を予想。このチャネルラインから上抜かない限りは、エリオット波動B波が継続。
おそらくC波となるタイミングは、FOMC会合でのテーパリングの先送りからくる米ドル売りで、豪ドル円が上昇すると見ています。
ただし、FOMC会合自体が不透明なので、来週の報道を確認した上で判断してください。
まとめ
まずは、FOMC会合までの相場状況を書いていましたので、そこまで見ていきましょう。
FOMC会合後は、豪ドルが売られやすくなると見ている為、全力ショートはその後になりそうです。
では、ありがとうございました。