今週は、FOMCでの大幅利上げや今後の利上げ予想示唆、日銀の現状維持などを含め、さらに円安が加速した週になりました。この内容により、今後ますます円安が加速すると予想しています。
来週ですが、円安が継続する中でも少し上昇の勢いがなくなって来たように感じる為、そろそろ落下も視野に入れていきたい所。
また、注目する材料も出尽くしたので、相場も落ち着くかもしれない為、テクニカル分析が重視される週になると見ています。
それでは、来週のドル円相場の見通しを解説していきます。
はじめに
このブログは、5年目のトレーダーが勝ち始めて2年しか経っていませんが、それでも年間500pipsを維持している為、ある程度、信頼性のある記事だと思っています。 とてもシンプルに書いている為、初心者・更には中級者にも読みやすく書いてあるので、参考にして頂ければと思っています。
ドル円 来週の見通し
来週の見通しをザックリお伝えします。
(ファンダメンタルズ分析)
(テクニカル分析)
以上の内容で解説していきます。
ドル円 ファンダメンタルズ分析
ここからは、更に詳しくファンダメンタルズ分析を解説。
FOMC
今週FOMCが開催され、政策金利を1%〜1.75%の0.75%引き上げる大幅利上げとなりました。
また、会合メンバーによる2022年末の政策金利は3.375%の引き上げ予想し、これで行けば年内1.75%の引き上げを見込むと予想しています。その理由については、以下の指標にあります。
(予想) (結果)
雇用統計 (雇用者数 ) 32.6% 39%
(失業率 ) 3.5% 3.6%
消費者物価指数 0.6% 1.0%
上記のインフレ指標などが利上げの要因になっていると思います。米生産物価指数や米小売売上高などは、今回予想以下の結果となりましたが、今後更に上記2つの指標が更新された場合、会合メンバーの予想が現実的になる可能性もあります。
とりあえずは、今年は間違いなく米政策金利が注目される事になるでしょうし、円安が加速する可能性が十分あると思います。
注目していきましょう。
日銀政策金利
FOMCが終わり、2日後に発表された日銀政策金利は、大規模な金融緩和を維持という事になりました。黒田総裁の声明は以下の通り
- 金融・為替市場・経済・物価への影響を十分に注視する必要。
- 企業の資金繰り支援・金融市場の安定維持に努め、必要であればちゅうちょなく追加きぬか金融緩和に踏み切る。
どちらにしても、金利の引き上げは考えておらず、金融緩和でインフレをカバーしていくみたいですね。この政策で円安の流れを止められるのか少し疑問に感じる所がありますが…
ただ、日銀も円安には警戒しているみたいなので、金利引き上げも、今のところ可能性は低いですが、この先あるかもしれませんので引き続き日銀の言動に注目していきましょう。
ドル円 テクニカル分析
ここからはテクニカル分析で解説します。
ドル円 日足
現在日足はエリオット波動5波。まぁ〜これだけ上昇していればわかりますよね。
とりあえずアップトレンドラインを下回れば、5波終了とみて下さい。
ドル円 1時間足
現在1時間足は、アップトレンドラインから外れている為、エリオット波動5波終了を予想していますが、131円付近でのサポートラインを割らない限り上昇が続くと見ています。
とりあえずは、日足のアップトレンドラインを割らない限り上昇が続くと考えて下さい。
ドル円 15分足
今日は15分足の2つのシナリオを用意
①現在15分足はエリオット波動4波もしくは5波の上昇を予想。
単純にアップトレンドラインに沿って上昇する予想です。
②仮にエリオット波動4波の場合は、131円付近のサポートラインで三角持ち合い後、一気に上昇という考えです。
まとめ
来週は特に目立った指標もなく、FOMCや日銀などの注目材料も過ぎたので、チャートも鈍化あるいは利益確定で落下する可能性もあります。
それでも、まだ円安の流れは継続しているので、仮に落下した場合でも逆張りエントリーなので注意して下さい。
また、長期で見ればドル円は上目線なので、引き続きFRBや日銀黒田総裁などの言動に注視しつつ、チャートを気にするようにして下さい。
では、ありがとうございました。
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