週末にかけて豪ドル売りが目立った今週の豪ドル円相場。ドル円では、為替介入の効果が薄いものの、クロス円には効果があるのか?
さて、来週の主な材料は、豪政策金利をはじめ、インフレ指標となる米経済指標の発表があります。その他、引き続き為替介入の動きには警戒です。
テクニカルでは、日足のダウントレンドの前兆となるエリオット波動A波が出ていると予想。また4時間足でも、ダウントレンドが継続中。
それでは、上記の内容を含め、来週の豪ドル円相場の見通しを解説していきます。
はじめに
月収なんとか20万をキープしている6年目の凡人トレーダーほび太がお届けする、日足と4時間足を使った中期トレード予想ブログ。
ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析でポイントを押さえ、リスクの軽減とチャートの方向性を重視したブログです。
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豪ドル円 来週の見通し
(ファンダメンタルズ分析)
- RBA政策金利に注目
- 米経済指標に注目
- 為替介入に警戒
(テクニカル分析)
以上のテーマで解説します。
豪ドル円 ファンダメンタルズ分析
RBA政策金利
来週のRBA政策金利に注目が集まります。9月の利上げ幅は、前回の2.35%から50bp引き上げの2.85%の予想です。ただし、先日のRBA議事では、25bpの引き上げか、または50bpの引き上げにするかで、意見が分かれたみたいなので、もしかすると25bp引き上げの2.6%の利上げになる可能性もあります。
さて、今後のRBAの利上げについて、ウェストパック銀行が予想しています。内容が以下の通り。
- 10月は50bpの利上げを行う事を予想
- 11月と12月には、25bpの利上げを行い、金利のピークは3.6%に達すると予想。
また、来年の金利について、スティーブンス総裁が発言。来年2月に、利下げの可能性が強まっている事に対し、利下げの見送りをする可能性が出てきました。
この内容で行けば、豪ドル買いが強まる可能性がある為、特に豪ドルドルの上昇が期待できそうですね。
米経済指標に注目
来週の経済指標は、以下の通り
- 10/3 米ISM製造業指数
- 10/5 米ADP雇用者数
- 米貿易収支
- 米ISM非製造業指数
- 10/7 米雇用統計
インフレ指標になるので、非常に注目が集まります。ただ、大幅利上げを行っている以上、ある程度の雇用の悪化は、FRBからは想定済みのような感じがします。(これが景気後退と言われている原因)
それが正しければ、仮に悪化しても、利上げ幅が変動する可能性は低いかもしれません。
また、市場も同じ解釈であれば、来週の経済指標は、無風で終わる可能性もあります。
ただ、過剰な利上げを行う以上、景気減速は避けられません。今後の市場は、利上げを材料にドル買いを継続させるのか、あるいは景気減速を材料にドル売りにするのかを、しっかり見極める必要があります。
為替介入に警戒
引き続き為替介入には警戒です。週末にかけてクロス円が落下しました。ドル円は、大幅なドル買いとなっているので、円買いに介入したとしても落下は限定的。ただ、クロス円に関しては、対豪ドルなので、豪ドル売り円買いになりやすいのかなぁという考え方でいます。
まぁ〜今年から、大幅な円売りが継続した事もあり、これをきっかけに、ある程度の豪ドル売りが、今後あるかもしれないですね。
豪ドル円 テクニカル分析
ここからは、テクニカル分析で解説します。
豪ドル円 日足
現在日足は、エリオット波動A波のダウントレンドを予想。A波だった場合、どの位置でA波の落下が終了するかを見ていきましょう。見極め方は、サポートラインとダウントレンドです。後は4時間足で、細かく見ていきましょう。
豪ドル円 4時間足
現在4時間足は、エリオット波動ABC波が終了している状態。一応チャネルライン内で動いているので、このまま下抜けを狙いたい場面ですが、C波後の動きは、一度ニュートラルの状態に戻る為、正直な方向性が出ません。
その為、4つほどのシナリオを用意しました。
(土曜日につけた安値が押し目の場合)
92円の安値と93円の安値にトレンドラインを引っ張り、そこから下抜けしたら、エリオット波動5波のダウントレンドの開始。
(下抜けしないで、トレンドライン上で動いた場合)
エリオット波動DEFの上昇になります。
(レンジ相場の場合)
93円の安値をサポートに94円との間でレンジ相場になると予想。
(単純に上昇する場合)
93円のサポートラインからの上昇、または、もう少し落下し、92円のサポートラインで、上昇に転じる
エリオット波動ABC後の波動は、かなり読みにくいですが、日足がエリオット波動A波のダウントレンドの為、そこからB波となれば、92円、もしくは93円からの上昇となってもおかしくはないです。
短期的な予想は、https://www.hobita1983.net/で記事を書いているので、そちらを参考に
まとめ
豪ドルが売られ始めました。というよりは円の買い戻しです。どこまで落下するに注目。それと、11月8日にも米中間選挙が行われます。今後は、そちらにも注目していきましょう。
それでは、RBA政策金利と米経済指標には注意してください。
では、ありがとうございました。
(豪ドル円 落下要因)
- 日本政府による為替介入。
- 米景気後退の恐れあり。
(豪ドル円 上昇要因)
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