今週のNZドル円は、RBNZ政策金利がタカ派姿勢で一時NZドル買いとなりましたが、米雇用統計の改善により米景気減速が後退し、米ドル買いとなり、 加えて日本財務省による為替介入の円買いが継続している事で、結果NZドル円の落下となりました。
テクニカルでは、日足はエリオット波動A波のダウントレンド。4時間足はエリオット波動B波のレンジ相場を予想。いずれにしてもダウントレンドが継続。
さて来週は、複数の米インフレ指標の発表、それからFOMC議事録も開催。景気減速懸念が再び再発するか、もしくは米雇用統計の改善により更なるタカ派姿勢となりドル買いが加速するかに注目。
それでは、来週のNZドル円相場の見通しを解説します。
はじめに
月収なんとか20万をキープしている6年目の凡人トレーダーほび太がお届けする、日足と4時間足を使った中期トレード予想ブログ。
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NZドル円 来週の見通し
(ファンダメンタルズ分析)
(テクニカル分析)
NZドル円 ファンダメンタルズ分析
RBNZ政策金利
今週発表されたNZ政策金利の内容は以下の通り
RBNZ政策金利発表前日に、RBA政策金利の発表があり、ハト派姿勢を示した事から、RBNZもハト派よりの発言をすると思っていた所、タカ派的な発言のサプライズに。これが要因となりNZドル買いに繋がりましたね。
ただ、米雇用統計の改善で米景気減速が後退した事により、米ドル買いが再発。その為、NZドル円が落下した形となりました。
経済指標
来週の経済指標は以下の通り
インフレ指標が多い週となります。予想を上回った雇用統計に続く指標はあるのか!もし全ての指標が、予想よりも上回った場合、利上げ幅に大きな変更があるかもしれません。
FOMC議事録
先月開催されたFOMCでは、積極的な利上げを示唆しました。内容は以下の通り
- FRBは2023年まで4.4%の利上げを予想
- 年内は1%か1.25%の利上げで、意見が分かれる
- 2024年まで利上げはしない。
この内容が、米雇用統計が改善された事により、内容が変わるのかに注目していきましょう。
為替介入
ドル円では、145円を突破されそうな状況で為替介入の効果が薄れています。ですが、NZドル円では効果が継続中。今後の日本財務省の動きに警戒です。
さて、今週までの日本財務省の発言は以下の通りです。
- 介入資金に限界があるとは認識していない
- 介入で過度な変動に必要な対応。
- 介入に備え流動性に最大限配慮した運用を行っている
- 今後も必要なら介入。
今後も為替介入の動きはあるみたいです。引き続き注目していきましょう。
NZドル円 テクニカル分析
ここからは、テクニカル分析で解説していきます。
NZドル円 日足
現在日足は、エリオット波動A波のダウントレンドが継続。チャネルラインから外れた時点でA波が終了し、B波に入っていきます。
NZドル円 4時間足
現在4時間足は、エリオット波動B波のアップトレンドに入っています。とりあえずアップトレンドラインから外れるまではB波の上昇が継続。ストップラインは、84円付近のレジスタンスラインなので、それより上には行かない予想です。
さて、B波が終了しても82円のサポートラインがレジスタンスラインにならないとエリオット波動C波のダウントレンドが発動しませんので、注意して下さい。その為、エリオット波動Bが終了した場合、82円のサポートライン上でレンジ相場になる予想です。その時に、ショートエントリーのタイミングを見極めていきましょう。
まとめ
クロス円は、落下傾向にあります。もしかすると、自国の経済指標がポジティブな内容であっても、米ドル買いの圧力に負けてしまう可能性があるので、今後の展開で、それを見極めていきましょう。
では、ありがとうございました。
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