来週のカナダドル円相場の見通しをお届け!
今週のカナダドル円は、FOMC議事録によるハト派姿勢から円買いの流れとなりカナダドル円が落下。また、FOMCのハト派姿勢は、カナダ政策金利にも反映されやすいので、もしかしたらカナダ中央銀行もハト派姿勢になるかもしれません。その辺については、今後の中銀総裁の発言、又は12/8のBOC政策金利に注目しましょう。
テクニカルでは、日足はエリオット波動B波のダウントレンドの予想。4時間足もエリオット波動B波のダウントレンドを予想。短期的には一旦上昇傾向になるかもしれません。
さて来週は、米雇用統計を中心とした経済指標に注目が集まるのと、11/30のパウエル議長のPMI結果に対しての発言に要注目。カナダ関連では、カナダ実質GDP・カナダ雇用統計に注目が集まります。カナダ雇用統計については、12/8のカナダ政策金利の利上げ幅に影響が出るので注目しましょう。
それでは、来週のカナダドル円相場の見通しを、ほび太が解説します。
- カナダドル円 来週の見通し
- カナダドル円 ファンダメンタルズ分析
- カナダドル円 テクニカル分析
- 上記の日足のテクニカル分析を見る限り、後一回は上昇しても良さそうな動きをしているので、慎重な判断が必要です。
はじめに
月収なんとか20万をキープしている6年目の凡人トレーダーほび太がお届けする、日足と4時間足を使った中期トレード予想ブログ。
ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析でポイントを押さえ、リスクの軽減とチャートの方向性を重視したブログです。
是非、毎週読みに来てくださいね!
カナダドル円 来週の見通し
(ファンダメンタルズ分析)
(テクニカル分析)
以上の内容で解説します。
カナダドル円 ファンダメンタルズ分析
FOMC議事録
PMI11月の速報値の予想以下の結果に、一気に米利上げペース鈍化の流れになったFRB。何より、PMIの結果が50を下回った事が、大きな影響力をもたらしたものと考えます。
(11月のPMI速報値の結果は以下の通り)
(前回) (予想) (結果)
- PMI速報値 50.4 50.2 47.6
この結果にFRBは以下の発言をしています。
- 大半の委員が利上げペースの早期減速を支持。
- 減速前にデータを見たい。
- 利上げペース減速が、今の不安定の状況を減らす要因。
この内容から、12月の利上げは0.25%縮小した0.5%の利上げが妥当になってきましたね。また12月以降は、利上げ減速も含め利上げ停止の流れにまでなってきている状況です。
さて!次の材料としては、来年の米金利状況となります。現在、分かってる事は、
- 利上げ減速
- 一旦利上げ停止の可能性もあり。
- 米金利ターミナルレートは、来年3月までに5%〜5.25%の予想が強い。
もし、仮にターミナルレートを下方修正した場合は、更なるドル売り/円買いとなり、カナダドル円も落下となります。この内容は、中期的に見ていきましょう。
カナダ政策金利
今後のカナダ政策金利の動きを見ていきましょう。とりあえず前回のカナダ政策金利の内容は以下の通り。
- 利上げにより経済減速の予兆が見られるものの、依然として利上げが必要。
- 利上げについては大幅利上げもあり得るし、標準的な措置の可能性もあり。
- 利上げは終わりに近付いているが、まだ終わりではない。
そして、12/8に発表となるBOC政策金利では、0.5%か0.75%にするかで意見が分かれている模様です。そのポイントとなるのが、来週発表されるカナダ雇用統計です。予想以上の結果となった場合、0.75%の利上げ幅に大きく傾く予想となっています。
まぁ〜その前提となっているのが、11月中に発表されたカナダ雇用統計・カナダ消費者物価指数・カナダ小売売上高の結果が良かったからだと言えます。
ただ、同じく11月に発表された、予想から大きく低下したカナダ小売売上高の影響が大きい事から、若干ハト派姿勢となっています。
また、この内容は中期的に見てもらいたいのですが、今週のFOMC議事録で、FRBがハト派姿勢に傾いた事から、カナダ政策金利もハト派姿勢となり、0.75%ではく0.5%の利上げになる可能性も十分考えられます。
ターミナルレートに関しては、直近のデータがない為、まずはカナダ雇用統計に注目していきましょう。
経済指標
来週の経済指標に注目が集まります。特に注目度の高い指標は、11月PMI確報値と米雇用統計です。また上記でもお伝えした通り、カナダ雇用統計にも注目です。以下の通り
(前回) (予想)
- 11/29 カナダGDP
- 11/30 米ADP 23.9
- 12/1 米PEC 6.2%
- 米PMI確報値
- 12/2 米ISM 50.2
- 米雇用統計
(雇用者数) 26.1 21.3
(失業率) 3.7%
(雇用者数) 10.83
- カナダ雇用統計
(失業率) 5.2%
カナダドル円 テクニカル分析
ここからは、テクニカル分析で解説します。
カナダドル円 日足
現在日足は、エリオット波動B波のダウントレンドを予想。三角持ち合い内での値動き後、104円のレジサポを境に落下する予想でいます。
ただし、三角持ち合いを上抜けした場合は、109円のレジスタンスライン付近まで上昇すると思うので注意です。それでも、109円以上の上昇はなく、そこから再度落下する見通しでいます。
カナダドル円 4時間足
現在4時間足は、エリオット波動5波もしくはC波のダウントレンドを予想。ダウントレンドラインに沿って落下する予想です。
ただし、強力な104円のサポートラインを下回り、レジスタンスラインに切り替わるのを待ってからショートエントリーをして来ましょう。
上記の日足のテクニカル分析を見る限り、後一回は上昇しても良さそうな動きをしているので、慎重な判断が必要です。
まとめ
まずは、12/8のカナダ政策金利に注目。そして、金利に大きく影響を与えるカナダ雇用統計の結果に注目。
そして、12/15に発表されるFOMCに注目。FRBのハト派姿勢が変化するか、そのポイントになるのが、来週発表される米雇用統計と、FOMC前に発表となる米消費者物価指数になります。
では、ありがとうございました。
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