来週の豪ドルドル相場の見通しをお届け。
今週の豪ドルドルは、FOMC議事録でのハト派姿勢の影響で、米ドル売り/豪ドル買いの流れになりました。
テクニカルでも、日足はエリオット波動B〜C波のアップトレンドを予想。4時間足もエリオット波動5波のアップトレンドを予想。
さて来週は、米雇用統計に注目が集まります。雇用統計の結果次第で、再び米利上げペース幅が変わってくるもしれません。豪ドルも、豪小売売上高や豪消費者物価指数の行方に注目が集まります。また、11/30にパウエル議長の講演があります。PMIの結果に対する発言に注目が集まります。
それでは、来週の豪ドルドル相場の見通しを、ほび太が解説します。
はじめに
月収なんとか20万をキープしている6年目の凡人トレーダーほび太がお届けする、日足と4時間足を使った中期トレード予想ブログ。
ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析でポイントを押さえ、リスクの軽減とチャートの方向性を重視したブログです。
是非、毎週読みに来てくださいね!
豪ドルドル 来週の見通し
(ファンダメンタルズ分析)
- FOMC議事録
- 豪経済状況
- 経済指標に注目
(テクニカル分析)
以上の内容で解説します。
豪ドルドル ファンダメンタルズ分析
FOMC議事録
PMI11月の速報値の予想以下の結果に、一気に米利上げペース鈍化の流れになったFRB。何より、PMIの結果が50を下回った事が、大きな影響力をもたらしたものと考えます。
(11月のPMI速報値の結果は以下の通り)
(前回) (予想) (結果)
- PMI速報値 50.4 50.2 47.6
この結果にFRBは以下の発言をしています。
- 大半の委員が利上げペースの早期減速を支持。
- 減速前にデータを見たい。
- 利上げペース減速が、今の不安定の状況を減らす要因。
この内容から、12月の利上げは0.25%縮小した0.5%の利上げが妥当になってきましたね。また12月以降は、利上げ減速も含め利上げ停止の流れにまでなってきている状況です。
さて!次の材料としては、来年の米金利状況となります。現在、分かってる事は、
- 利上げ減速
- 一旦利上げ停止の可能性もあり。
- 米金利ターミナルレートは、来年3月までに5%〜5.25%の予想が強い。
もし、仮にターミナルレートを下方修正した場合は、更なるドル売りが強まるので注意して下さい。また、この内容は、中期的に見ていきましょう。
豪経済状況
現在の豪政策金利状況と今後の豪経済は以下の通り。
現在の豪政策金利は2.85%です。ゴールドマンサックスの予想では、2023年5月までに0.25%づつ引き上げ、ターミナルレートを4.1%になる予想。
ただ、豪中銀は来年辺りから、景気が不安定になる予想でいます。以下
- GDP 2022年は3% 2023年は1.5%を予想
- 失業率は、今後数ヶ月は現状維持を予想。ただ徐々に失業率が増える見通し
- 経済成長は緩やかに。
- 今後数ヶ月で物価は更に上昇。
- インフレ率は8%をピークに、来年は徐々に低下する見通し。
どちらかと言えば、タカ派よりの発言。さて!この事から、現在はFOMC議事録でのハト派姿勢の影響も含め、米ドル売り/豪ドル買いの流れになって、日足レベル、又は週足レベルでの上昇に期待したい所です。詳しくはテクニカル分析を見てください。
経済指標
来週の豪経済指標・米経済指標に注目が集まります。特に注目度の高い指標は、11月PMI確報値と米雇用統計です。以下の通り
(前回) (予想)
- 1128 豪小売売上高 0.6% 0.4%
- 11/30 豪CPI 7.3% 7.6%
- 11/30 米ADP 23.9
- 12/1 米PEC 6.2%
- 米PMI確報値
- 12/2 米ISM 50.2
- 米雇用統計
(雇用者数) 26.1 21.3
(失業率) 3.7%
上記の結果次第では、両中銀の発言に変更をもたらす程の重要な経済指標です。注目しましょう。
豪ドルドル テクニカル分析
ここからはテクニカル分析で解説します。
豪ドルドル 日足
現在日足は、エリオット波動C波のアップトレンドを予想。
0.68のレジスタンスラインを意識しつつ、まずはアップトレンドラインに沿ってロングエントリーを仕掛けていきましょう。仮に0.68で落下してしまった場合は、各サポートラインもしくは、下にあるアップトレンドラインで、引き続きロングエントリーを仕掛けていきましょう。
豪ドルドル 4時間足
現在4時間足は、エリオット波動5波のアップトレンドを予想。まずはチャネルラインに沿った動きになる事を予想。
0.68のレジスタンスラインで下抜けた場合は、一旦トレードは終了し、サポートされている場所を把握して下さい。ただ落下した場合も、引き続き変わらずロングが優勢になると思うので上昇目線は変えずにみていきましょう。
まとめ
11/30に、11/2振りの発言となるパウエル議長の講演に注目。利上げペース鈍化は現実的になるのかに要注目ですね。
それと、少し先の話になりますが、12月15日に開催されるFOMCの前に、米消費者物価指数の発表があります。こちらにも焦点を置いた値動きになってくると思うので注目です。
では、ありがとうございました。
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