短期中期的な豪ドル円の見通しをお届け。
短期的に注目を集めるのは、3/23に発表となるFOMCに注目が集まります。今後の米金利の鈍化が予想されている中、パウエル議長の発言に注目。また、それに伴い円買いが優勢になる可能性があるので警戒して下さい。他、4/4に発表となる豪政策金利にも注目。豪政策金利でも、現在金利利上げ停止予想が出ているので、豪ドル売りが先行しそうです。
中期的には、やはり米金利の鈍化が今後の材料になってくると見ているので、円買いに警戒して下さい。それでも今後の経済指標次第で大きく変わっていくので、各国の指標を見逃さずに。
それでは、以上の内容をより詳しく解説しながら、豪ドル円の見通しを、ほび太がお届けします。
はじめに
ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析の両方を活かした分析で勝率を上げているほび太。スイングトレードを中心にお伝えしていくほび太のトレードスタイルが参考になったら、是非読者ボタンにタップしてくださいね!
豪ドル円 ファンダメンタルズ分析
注目が集まる指標は、以下の3種類になります。リスク回避材料に変わった米金利の行方に注目。そんな中、豪政策金利も鈍化傾向にあります。通常は円買いとなりますが、豪ドル円の場合、豪ドルドルとの絡みがあるので、そちらの認識も必要になってきます。
FOMC
市場が予想するターミナルレートに変化が出ています。まず、明日の米政策金利では0.25%の引き上げが濃厚。その後は、5%〜5.25%の利上げ確率が60%越えとなり、現状維持が30%越えとなっている状況。また、5%〜5.25%の利上げ後は、現状維持が継続していく見通しです。
ただ、2月から今日までの重要となった米経済指標は、全て予想を下回っていますね。一回ぐらい悪い結果になっただけかもしれませんが、市場の反応は、明らかに鈍化を示す反応になっている事は間違いないみたいです。
となれば、FOMCでのパウエル議長の発言や、その後、重要となる米経済指標に注目が集まってくるでしょう。仮に、そこでも予想以下の結果となった場合は、経済の鈍化を示す手がかりになると思うので注目です。
豪政策金利
4/4に発表される豪政策金利に注目が集まります。現在の豪政策金利3.6%に対し、4月は、既に利上げ効果が出てきている事や、経済状況に不透明感がある事から、0.25%の利上げするかどうかについて議論されている状況。もしかすると、4/4に発表される豪政策金利を現状維持する可能性もあり、中期的な見通しとしても利下げに踏み切る可能性があります。そうなると、豪ドルは売られやすい展開となります。
ただしRBAは、依然インフレ率が高い事を強調しているだけに、少し不透明感が漂う現在の豪政策金利。
どちらにしても、RBAは以前より4月の政策金利を現状維持する議論もしていたと報道が入っているので、RBAがハト派姿勢に傾いている以上、4月以降の豪政策金利では、現状維持、もしくは利下げが優勢になってくると思っています。その確率を知る上で、経済指標が重要になってきますので、引き続き注目していきましょう。
経済指標
上記でもお伝えしましたが、2月から今日までの重要な米経済指標は鈍化してきています。FOMC後も、重要な経済指標に鈍化傾向が見られれば、市場が予想する米ターミナルレートも変化してくるでしょう。という事で、まずは米雇用統計をメインに、他の経済指標を見ていく事にしましょう。
3/23
- 米FOMC
3/24
- 日消費者物価指数
- 米PMI3月(速報値)
4/3
- 日銀短観 第1四半期
- 米ISM製造業指数
4/5
- 米ADP
- 米貿易収支
- 米ISM非製造業指数
4/7
- 米雇用統計
4/12
- 米消費者物価指数
- 米生産物価指数
4/13
- 米小売売上高
- 米ミシガン大学信頼感指数(速報値)
また、ドル円の記事では紹介しましたが、日銀の動きにも注意が必要です。4月にも総裁となる植田氏は、市場が警戒していた現状の金融緩和を継続するそうです。ただし、エコノミストは、依然インフレ率が高い事から、いずれYCCが撤廃される予想でいます、
その事から、日本の経済指標に今後注目が集まるとみているので警戒してください。
豪ドル円 テクニカル分析
ここからは、テクニカル分析で解説します。短期的にFOMCで米金利利上げ観測が高まっている為、上昇していますが、日足をみると、明らかに一旦落下トレンドにシフトチェンジしていますね。その事から、下目線で見ていく必要があります。
豪ドル円 日足
現在日足は、エリオット波動B波動のダウントレンドを予想。93円のレジスタンスライン以内で相場が上下し、最終的には、87円のサポートラインを下抜ける予想でいます。
豪ドル円 4時間足
現在4時間足は、エリオット波動5波のダウントレンドを予想。日足と同じく、レジサポ内で相場が動き、その後は、87円のサポートラインを下回る予想をしていきます。
ダウントレンドラインを引いていますが、効果があれば、このラインで5波の落下をとらえていきましょう。
豪ドル円 1時間足
現在1時間足は、エリオット波動3波のダウントレンドを抜け、エリオット波動4波のアップトレンドを予想。91円のレジスタンスラインを上限に、87円のサポートラインを下抜けする予想です。
4波のアップトレンド終了合図は、一応アップトレンドラインを下抜けする事です。
では、ありがとうございました。
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