ほび太のシンプルFX

この記事は、1週間分の各通貨ペアのトレード情報を紹介した解説ブログになります。なるべく初心者の方にも分かりやすいように説明しているので、是非参考にして下さい。

ユーロ円の見通し(ユーロ消費者物価指数に注目)

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短期中期的なユーロ円の見通しをお届け。

短期的な見通しとしては、米金利の鈍化を受け円買いが優勢に。ただECBのタカ派姿勢の影響で、ユーロ円の落下が限定的に。引き続き、ECBのタカ派姿勢が続く限り、底堅い相場となる見通しです。

中期的には、ECBが0.5%の利上げ実施しても上昇が限定的。その事から、米金利の鈍化が続く限り、上昇の余地はなく将来的には落下が優勢になると見ています。

それでは、今後のECB理事会の動向と米金利鈍化による円買いが、どこまで進むのかをユーロ相場の見通しと一緒に、ほび太がお届けします。

はじめに

ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析の両方を活かした分析で勝率を上げているほび太。スイングトレードを中心にお伝えしていくほび太のトレードスタイルが参考になったら、是非読者ボタンにタップしてくださいね!

ユーロ円 ファンダメンタルズ分析

ユーロ円相場の主な材料は以下の3つ。米金利鈍化で、ようやく円買いが進む一方、ECBは、引き続きインフレ率を気にしている影響でタカ姿勢。その事から、ユーロ円の落下を支えています。では、ECBの金利鈍化は、いつになったら訪れるのでしょうか?それを予想する為に、経済指標を見ながら、5/4に発表となるECBに向け注目していきましょう。

金利

引き続き米金利の行方に注目が集まります。現在、市場が予想する米ターミナルレートの行方は、4.75%〜5%の現状維持が50%を占め、5%〜5.25%の0.25%利上げの予想が50%を占めています。ただ、下半期以降は、4.75%〜5%の現状維持、もしくは利下げが予想されている為、クロス円にとっては、短期的に円の買い戻しの流れに。中期的に見ても、米経済指標次第となりますが、円の買い戻しになっていく予想でいます。

ただ、ユーロ円は、ECBのタカ派姿勢が継続している影響で、短期的に落下が限定的となっていますね。

ECB

そのECBですが、3/16に発表されたECB理事会では、ラガルド総裁が、インフレ率は依然高すぎる事から、利上げの可能性を引き続き示唆。短期的にこの発言もあり、現在、米金利鈍化の影響で円買いとなっているユーロ円の落下を支えています。

ただ、ターミナルレートについては発表せず、今後の利上げはデータ次第と、こちらも以前と似たようなことを、引き続き発言されています。また、今年12月までのインフレ率の見通しを6.3%〜5.3%に下方修正された事で、中期的には、ハト派よりに傾いてきましたね。

以上の内容から、短期で見ても、3/16のECB理事会で0.5%利上げを実施したにも関わらず、上昇が限定的で、ただ落下を支えているだけ。中期に見ても、インフレ率の見通しを下方修正した事で、将来的に落下の流れを予測していきたいと思います。そのきっかけとなるのが、ECB政策金利の鈍化だと思っています。その鈍化を先読みする為にも、経済指標の結果が重要になってくるので注目していきましょう。

経済指標

重要な経済指標は以下の通り。ここで注目する経済指標としては、インフレ率のデータになるユーロ消費者物価指数(速報値)の結果です。その他、米雇用統計をメインに重要な経済指標を見ていきましょう。

3/31

4/3

4/4

  • ユーロ生産者物価指数

4/5

  • 米ADP
  • 米貿易収支
  • 米ISM非製造業指数

4/7

  • 米雇用統計

4/11

  • ユーロ小売売上高

4/12

4/13

4/21

  • ユーロPMI(速報値)

ユーロ円 テクニカル分析

ここからは、テクニカル分析で解説。

ユーロ円 日足

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現在日足は、エリオット波動B波のダウントレンドを予想しています。146円付近レジスタンスライン138円サポートライン内で、相場がレンジ気味で動きながら、将来的には、C波のダウントレンドで落下する見通しです。

ユーロ円 4時間足

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現在4時間足は、エリオット波動B波のダウントレンドを予想して行きます。日足と同じように、各レジサポ内で動き、将来的に落下する見方です。

ダウントレンドラインを引っ張っていますが、効果があれば、このラインでショートを狙うのも面白いかもです。

ユーロ円 1時間足

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現在1時間足は、エリオット波動4波のアップトレンド、もしくは前回の高値である143.6付近のレジスタンスラインを上限に、再度落下する予想をします。

いずれにしろ、アップトレンドラインを下抜けすれば落下する見方ですね。仮に、143円付近のレジスタンスラインを上抜けしてしまった場合は、146円を目指すと思うので、一つの案として、アップトレンドラインに沿って、ロングエントリーするのも悪くないかなぁと思っています。

では、ありがとうございました。

ほび太より

ここまでのご視聴ありがとうございました。 よろしければ、読者ボタンも押してくれると嬉しいです。