ユーロ円の見通しをお届けします。
今後のユーロ円相場の見通しで、注目を集める材料は、以下の3点に注目。
- 米金利利上げ観測の高まり
- 現状維持の日銀金融緩和
- 積極的なECB理事会
現在、ユーロ円の上昇継続を予想しているほび太。ですが、過剰なユーロ買いに警戒したい場面でもあるので、積極的な取引に注意です。
それでは、ユーロ円相場の見通しを、ほび太がお届けしていきます。
はじめに
ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析の両方を活かした分析で勝率を上げているほび太。スイングトレードを中心にお伝えしていくほび太のトレードスタイルが参考になったら、是非読者ボタンにタップしてくださいね!
ユーロ円 ファンダメンタルズ分析
ユーロ円相場に関わる材料は、以下の3つ。
- 再び高まってきた米金利利上げ観測
- 慎重姿勢が続く日銀
- 利上げに積極的なラガルド総裁
どの材料を見ても、ユーロ円の上昇材料ばかりです。その中でも、米金利の行方をメインに、ユーロ円相場を考えていきましょう。
米金利利上げ観測の再浮上
今年、市場が予想するターミナルレートは、5%〜5.25%で、現在の米金利が現状維持されると見方でいます。また、利下げする可能性もある事から、ドル売り円買いとなってもおかしくない状況の中、FRBメンバーの発言により、再び米利上げ観測が高まってきています。
主な発言内容としては、利上げ効果が徐々に経済指標に反映されてきたが、まだ確信が持てない。インフレ率2%に戻すには、もっと大きなインパクトを与える必要があり、それまでは利上げを行う必要ある。との事。
さて、市場とFRBの予測が違う中、6月のFOMCに注目が集まります。利上げをすれば、サプライズとなり、再びユーロ円の上昇になるでしょう。現状維持となれば、一旦、落下する予想で見ていきたいと思います。
慎重姿勢が続く日銀
植田総裁になっても、現金融緩和の効果を、1年以上かけて、データ収集するとの発言が伝わった事で、今後も現状維持が予想される現金融緩和。この内容から、現在、失望からの円売りが継続。
しばらくは、日銀から円買いとなる発言はなさそうですね。
積極的な利上げ継続を支持するECB
未だユーロ消費者物価指数の結果が7%という脅威的なインフレ率に対し、ECBメンバーは、利上げ効果の判断は、早くても9月頃になとし、長期に渡りインフレ率が鈍化していく見方を示した事から、引き続き利上げが必要との報道が入っています。
市場としては、利上げを実施した場合、この先、銀行破綻が頭によぎりそうですが、現在はそういったリスク回避材料は報道されていません。
とりあえず、インフレ率が高止まりしてる間は、利上げ実施が見込まれ、ユーロ買いが継続する予想でいます。
ファンダメンタルズ分析のまとめ
ここまでの所、円売り材料だらけです。唯一、現在の米利上げ観測期待が、6月に発表されるFOMCで、現状維持となった場合、円買いになるのかなぁという感じで見ています。
ただ、もし米利上げが現実的になった場合は、更なるユーロ円の上昇に繋がります。
ユーロ円 テクニカル分析
ここからは、テクニカル分析で解説します。ファンダメンタルズ分析では、上昇を予想していますが、テクニカル分析では、どうでしょうか?見ていきましょう。
ユーロ円 日足
現在日足は、エリオット波動5波のアップトレンドが継続。チャネルラインから外れるまでは、上目線で見ていきましょう。
ただし、強めの152円のレジスタンスラインで抵抗されると思うので、このラインで方向転換になるかに注目。正確には、150円のレジスタンスラインですね。
ユーロ円 4時間足
現在4時間足は、エリオット波動4波のダウントレンドを予想。146円のサポートラインから上昇する予想でいます。もしくは、146円のサポートラインと150円のレジスタンスライン内で、レンジ相場になる予想もあり得ます。
ここで、150円にも満たない上昇が何度も続いた場合は、短期的に下目線に切り替えましょう。
ユーロ円 1時間足
現在1時間足は、エリオット波動5波の前兆となるレンジ相場を予想をしています。146円のサポートラインを下限に、レンジ相場からの上昇、もしくは一気に上昇する2パターンのシナリオを予想しています。
では、ありがとうございました。
ここまでのご視聴ありがとうございました。 よろしければ、読者ボタンも押してくれると嬉しいです。