ほび太のシンプルFX

この記事は、1週間分の各通貨ペアのトレード情報を紹介した解説ブログになります。なるべく初心者の方にも分かりやすいように説明しているので、是非参考にして下さい。

ドル円の見通し(140円・142円のレジスタンスラインに注目)

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ドル円の見通しをお届けします。

ドル円相場で、注目を集める材料は以下の通り

  • 金利の行方
  • 米債務上限の影響
  • 米経済指標に引き続き注目
  • 日銀の動向

ドル円相場は、引き続き、米金利利上げ観測期待から上昇を予想。このまま150円まで上昇する勢いですが、現在は、筋目の140円に到達後、反発されてますね。この後、どのような展開となるか?また、米金利は、どこまで引き上げられるのか?に注目していきましょう。

それでは、その他上記の材料を含め、ドル円相場の見通しを、ほび太がお届けします。

はじめに

ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析の両方を活かした分析で勝率を上げているほび太。スイングトレードを中心にお伝えしていくほび太のトレードスタイルが参考になったら、是非読者ボタンにタップしてくださいね!

ドル円 ファンダメンタルズ分析

注目する材料は以下の通り。

  • どこまで上昇するの?米金利
  • 債務上限の警戒は?
  • 注目する米経済指標は?
  • 日銀の動向

以上のテーマで分析していきます。

どこまで上昇するの?米金利

一度は米消費者物価指数の鈍化により、市場は、米金利を現状維持される見通しでいましたが、その後のFRBメンバーの発言や、米小売売上高・PCEデフレータなどの結果により、再び米金利利上げ観測が高まってきました。

現在、市場が予想するターミナルレートは、64%の確率で、5.25%〜5.5%の引き上げを予想。続いて、35%の確率で現状維持を予想。ただ、5.5%〜5.75%の米金利引き上げ予想も出ている事から、市場は、最低1回は利上げをする予想でいます。

一方FRBは、6月に据え置き、もしくは0.25%の利上げにするか不透明な声明が多く、判断に迷っている状態。ただ、PCEデフレータの結果で、利上げの流れに傾いているのは確か。また、しばらくは最低でも据え置き、もしくはデータ次第で、利上げとなる可能性がある事から、中期に渡り、ドル円の上昇が期待できる内容となっている。

米債務上限のリスク

国債を発行して資金を得る事で、米国会の様々な支出に活用される政府資金。ただ、資金を得るにも上限が決められている為、支出が多い時は、その上限に近づくと、議会で上限を引き上げる法案を成立させて、資金を確保する必要がある。

さて、今回問題となっているのが、資金の上限を引き上げられない事で、米政府内の資金不足になっている事です。このままの状態でいると、国で建てた公園や博物館などのさまざまな公共施設に資金が行き届かなくなり、一時的に閉鎖に追い込まれる。当然、施設で働く従業員も解雇になってきますね。また最悪なケースが、政府内での資金不足で、借りたお金を返せない事です。

次に為替にどんな影響があるかと言うと、まず考えられるのが、リスク回避による円買いになる事でドル円の落下に警戒。こちらに関しては、為替らしい予想です。もう一つは、ドル不足でドル高となる事で、さらにドル円が上昇する可能性があります。

いずれにしても、債務上限が引き上げられない場合、市場がどんな反応をするかになります。注目していきましょう。

米経済指標

米小売売上高やPCEデフレータなどは、予想を上回る結果となった事で、米金利の利上げ観測期待が高まってきていますが、その後の経済指標の結果次第で、米金利の変動内容も変わってくるので注目していきましょう。

特に、FOMC前に発表となる米雇用統計と米消費者物価指数には注目が集まるでしょう。

日銀の動向

相変わらずハト派姿勢となっている日銀。植田総裁は、(物価が上昇しているのは事実であり、必要であれば迅速に行動)すると発言。また、日本消費者物価指数の結果をみても、去年の4月以降から2%を超えるインフレ率が継続されているが、植田総裁は、(持続的で安定的な2%のインフレ率には届いていない)と発言。多分、一時的なインフレ上昇という見方なんだと思います。

まぁ、内容から見ても、いまの所は金融緩和を修正する事はないと思うので、引き続き、米経済状況に注視していきましょう。

ファンダメンタルズ分析のまとめ

6月のFOMCで、米金利を据え置きした場合も、データ次第で7月のFOMCで利上げする可能性がある市場の予想とFRBの見解。その事から、現状としては、ドル円の上昇を予想していきます。ただFRBでは、米インフレ率が鈍化している可能性もある事から、一概に利上げが有利とは言えない状況である事は確かですね。

テクニカル分析では、140円の大きな筋目に入っていますが、ファンダメンタルを加味すると、140円台は、一つのターニングポイントになるかも知れません。

ドル円 テクニカル分析

ここからは、テクニカル分析で解説。先程も、お伝えしましたが、現在のドル円は、140円台の強めのレジスタンスラインに到達しています。その事から、ファンダメンタルズ分析的に、方向転換には注意して下さい。

ドル円 日足

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現在日足は、エリオット波動3波もしくは5波のアップトレンドを予想。

エリオット波動1・2・3波は、一つのトレンドライン上で動く事が多い事から、アップトレンドライン上にいる限り、3波が継続している見方でいます。仮に130円まで落下した場所を4波とみた場合、132円サポートラインを下抜けしない限り、アップトレンドが継続する予想です。

まぁ、どちらの波動であっても、現在は上昇はしているので、まずは、132円サポートラインを軸に上昇を見ていきましょう。

さて、この上昇はいつまで続くのか?ほび太としては、おそらく150円を超える予想でいます。ただし、140円・142円のレジスタンスラインは、ターニングポイントになりやすいので、もしかしたら、このラインで落下に転じる可能性があるので注意してください。

ドル円 4時間足

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現在4時間足は、エリオット波動3波のアップトレンドを予想。当初の予想では、138円レジスタンスラインから反発し、再度落下する予想でいました。また、その落下をエリオット波動5波の落下と予想していましたが、138円を上抜けてしまいましたね。まだわかりませんが、このまま、アップトレンドラインを下抜けしない限りは、3波の上昇と見ていきたいと思いますし、138円を下抜けた場合は、再度エリオット波動5波のダウントレンドを疑っていきたいと思います。

さて、仮に3波のアップトレンドだった場合は、日足と同じく、140円と142円のレジスタンスラインに注意です。

ドル円 1時間足

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現在1時間足は、エリオット波動5波のアップトレンドを予想。おそらく最後の上昇となるでしょう。チャネルラインを引いていますが、一つの目安です。注目したいのは、仮に138円まで落下した場合、再度反発となるかに注目。また、138円のサポートラインを下抜けしない限り、上昇が継続する予想です。

では、ありがとうございました。

ほび太より

ここまでのご視聴ありがとうございました。 よろしければ、読者ボタンも押してくれると嬉しいです。