ほび太のシンプルFX

この記事は、1週間分の各通貨ペアのトレード情報を紹介した解説ブログになります。なるべく初心者の方にも分かりやすいように説明しているので、是非参考にして下さい。

カナダドル円の見通し(104円のサポートラインに注目)

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カナダドル円の見通しをお届け。

はじめに、ほび太が分析したカナダドル円のテクニカル分析結果は、以下の通り。

日足は、エリオット波動B波のダウントレンドを予想。
4時間足は、エリオット波動C波のダウントレンドを予想。104円で再び上昇する可能性あり。
1時間足は、エリオット波動5波のダウントレンドを予想

 

続いて、カナダドル円のリスク材料を紹介

 (落下材料)

  • 米経済鈍化懸念
  • 日銀 タカ派姿勢維持
  • カナダ経済 追加利下げ示唆

 (上昇材料)

  • 大統領選挙 ハリス優勢

次に、カナダドル円に関連する直近の重要経済指標は、以下の通り

  • 9/11 米CPI
  • 9/12 日本景況判断
  •         米PPI
  • 9/17 米小売売上高
  • 9/18 日本機械受注7月
  • 9/19 FOMC
  •         豪雇用統計
  • 9/20 日銀政策決定会合
  • 9/20 日本CPI8月

現在のカナダドル円は、中長期的に落下目線です。米経済鈍化懸念・日銀利上げ観測期待が継続・カナダ経済鈍化懸念の3種類の材料で、カナダドル円は、長期に渡り落下する見通しでいます。

一方、短期的には、12月までのFOMCで、1%の金利低下の有無で方向性が違ってくるので、判断的に難しい場面です。9/11に発表となる米CPI次第と言った所でしょう。

ちなみに、利下げ幅が0.75%になってしまった場合は、カナダドル円が短期的に上昇します。

それでは、上記の内容を基に、カナダドル円相場の見通しを、ほび太がお伝えします。

はじめに

ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析の両方を活かした分析で勝率を上げているほび太。スイングトレードを中心にお伝えしていくほび太のトレードスタイルが参考になったら、是非読者ボタンにタップしてくださいね!

カナダドル円 リスク材料

米経済鈍化懸念・カナダ経済鈍化懸念・日本経済の底打ちが見えてきた事で、中長期的にリスク回避の円買いにシフトしたカナダドル円相場ですが、短期的には、今月発表となる米政策金利が-0.25%となるか-0.5%となるかで、予想が別れています。それ次第では、米ドルの方向性が見ていきます。

それでは、もう少し詳しく解説します。

米経済鈍化懸念

こちらの材料は、長期的な目線で見ていきましょう。

中長期的には、今後、間違いなく米経済は鈍化傾向になると市場は予想している為、米経済の恩恵を受けやすいカナダドル円は、テクニカル的にも日足レベルでの落下シグナルが点灯しています。

では、短期的にはというと、8月の米経済指標の結果に対して、経済低下が進行している訳ではないものの、経済の伸びがストップした!そんな印象があります。特に、直近で発表された米雇用統計は、雇用者数以外は、予想以上の結果だったにも関わらず、円買いになりました。

おそらく、ドル買い反応になるような結果ではなかったという事だと思います。つまりは、米経済の伸びがストップしたという事だと思います。

さぁ、長期的には落下目線ですが、短期的には、伸びがストップした米経済指標の影響が、今月発表となる米政策金利の利下げ幅に、どのような影響を及ぼすか注目が集まります。

日銀 タカ派姿勢維持

こちらの材料は、長期的な目線で見ていきましょう。

7月・8月に発表された日本CPI・ 毎月勤労統計現金給与総額 ・ 日本設備投資・ 日銀短観の結果が予想以上の伸びとなった事から、日銀では、引き続きタカ派姿勢を維持しています。

ただ、今後の利上げについては、上記の経済指標が更に予想を上回る事が条件であり、現段階では、十分な時間をかけて利上げ戦略を進めていくと発言しています。

ただ植田総裁は、利上げの可能性を示唆しているので、もう少し詳しい話を、9月20日に開催される日銀政策決定会合で聞けるのではないかと見ているので、注目していきましょう。

カナダ経済 追加利下げ示唆

こちらの材料は、長期的な目線で見ていきましょう。

7月・8月ともに0.25%づつ利下げを実施したカナダ中銀ですが、一部エコノミストでは、10月か12月のどちらかで、0.5%の追加利下げを実施する予想をしています。

どちらにしても、8月までに0.5%利下げを実施したカナダ中銀は、発表後の会見で、以下の発言をしています。

  • 予想より弱い成長によりインフレ率が急速に低下する可能性がある。
  • 経済が減速し過ぎてインフレ率が下がり過ぎるリスクに一層警戒する必要がある。われわれはインフレが目標を上回ることと同じくらい、目標を下回ることも懸念している
  • インフレが7月時点の予想におおむね沿う形で引き続き緩和すれば、政策金利のさらなる引き下げを予想するのは合理的
  • 今後発表されるデータを評価し、必要に応じ、より大きな措置を講じる用意がある」
  • 経済が予想以上に弱まれば、より大幅な利下げもあり得ることを示唆した。

以上の内容となります。インフレ率2%以下の事まで考えるような発言は、かなりネガティブ姿勢と見ているため、今後、大幅なカナダ利下げ観測が期待されるでしょう。

次に、上昇材料を紹介します。

大統領選挙 ハリス優勢

こちらの材料は、長期的な目線で見ていきましょう。

11月5日に注目が集まる米大統領選挙ですが、現時点で、世論調査によれば、ハリス副大統領が優勢。ただ、ヒラリークリントンとトランプ氏が争った時には、圧倒的にヒラリーが世論調査ではリードしていましたが、終わって見ればトランプ氏が圧倒的勝利となりました。

まぁ、こればかりは終わって見ないとなんとも言えませが、一応、世論調査では、ハリス副大統領が優勢という事で、もしハリス副大統領が勝った場合についてお伝えします。

ざっくり言ってしまえば、ドル買い円売りで、カナダドル円は上昇する予想です。まぁ、カナダ経済は、アメリカの恩恵を受けやすい為、ドル円と似た動きをします。

カナダドル円 テクニカル分析

ここからは、テクニカル分析で解説します。

カナダドル円 日足

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現在のカナダドル円は、エリオット波動B波のダウントレンドを予想。一旦は、レジサポラインでレンジ気味に動く予想ですが、最終的には、104円を下回る予想で見ています。

カナダドル円 4時間足

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現在の4時間足は、エリオット波動C波のダウントレンドを予想。レンジ相場を下回ったあと、少し上昇した所で、戻り売り気味となっています。この戻り売りで、104円を目指す予想ですが、C波の勢いは104円が限界と見て、その後は、再び上昇する予想で見ています。

カナダドル円 1時間足

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現在の1時間足は、エリオット波動5波のダウントレンドを予想。3回の高値更新に失敗して失速しているので、104円まで落下するのは時間の問題かなぁっと思っています。一応、ダウントレンドラインを参考に。

104円まで到達後、4時間足でお伝えした通り、上昇する予想でいます。ちなみに、104円を下回った場合、一気に落下する予想でいるので、注目です。

では、ありがとうございました。

ほび太より

ここまでのご視聴ありがとうございました。 よろしければ、読者ボタンも押してくれると嬉しいです。