NZドル円相場の見通しをお届け。
はじめに、ほび太が分析したNZドル円のテクニカル分析結果は、以下の通り
続いて、NZドル円のリスク材料を紹介
(落下材料)
- 米利下げ観測変わらず
- NZ経済 10月にも利下げへ
- 中長期的にタカ派姿勢の日銀
- 大統領選挙の行方
(上昇材料)
- 日銀、ハト派姿勢
- 噂の年内米利下げ観測後退へ
現在のNZドル円は、中長期に落下目線で、短期的には、節目の90円を迎えている為、ここからの方向性に注目を集めています。ただ、短期的に、米利下げ観測が後退するという思惑から、現在、上昇が優勢になっています。
さて、ここからの展開ですが、上昇が継続しているので、90円のレジサポラインに注視。ただ、未だ市場は、年内の利下げ観測を維持しているので、戻り売りパターンになるかもしれません。また、NZ経済もGDPの悪化で利下げムードになっているみたいなので、やはり短期的な見通しも、落下目線でみていきたい場面です。
それでは、上記の内容を基に、ほび太がNZドル円相場の見通しをお届けします。
はじめに
ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析の両方を活かした分析で勝率を上げているほび太。スイングトレードを中心にお伝えしていくほび太のトレードスタイルが参考になったら、是非読者ボタンにタップしてくださいね!
NZドル円 リスク材料
中長期的に、下目線となっているNZドル円ですが、短期的に見ると、FOMCでのパウエル議長の発言が米ドル買いを誘う展開となった事からNZドル円が上昇。ただ、市場はパウエル議長の発言を否定。それがフェドウォッチに表れています。
さぁ、NZドル円は、節目の90円に到達。パウエル議長の発言が正しければ、このまま90円を越す展開に。市場が予想を維持すれば、90円から落下する可能性があるので注目所です。
それでは、今日までの経済状況を紹介。まずは、落下材料からです。
米利下げ観測変わらず
9/18のFOMCでは、 米政策金利を0.5%引き下げ、現行の政策金利を5.00%で決定。
パウエル議長の会見は、 今後もインフレ率が低下すれば、躊躇なく金利を引き下げる一方、 経済が堅調でインフレが続くなら、政策をよりゆっくりと縮小すると発言。いわいるどちらでもなく、 適切であれば、利下げを早めたり遅らせたり、一時停止したりできるとの事です。
内容的には、利下げが優勢に見える事から、米ドル売り優勢かと思いましたが、利下げに急がないというパウエル議長の発言が、市場が予想する年内利下げ観測を否定する形となりました。この影響で、米ドル買い円売りとなり、NZドル円は、短期的に上昇。
ただ、会見後のフェドウォッチを見ると、会見前の年内利下げ予想と、全く変わらない予想でした。
では、何故上昇したのか?おそらく、パウエル議長の発言を材料にした市場がいる一方、パウエル議長の発言は間違いで、年内間違いなく金利が下がると予想を立てた市場もいるのでしょう。それか、テクニカル的な動きかもしれません。一旦、上昇させといて、戻り売りを狙うみたいな。
どちらにしても、中長期的に落下する見通しでいるので、米ドル買いとなり、NZドル円が上昇した所を、戻り売りで狙う戦略が良いかと思っています。
NZ経済 10月にも利下げへ
8月に利下げに踏み切ったNZ中央銀行ですが、10月にも0.25%引き下げる可能性が高くなっています。というのも、直近で発表された第2四半期GDPの結果が低下したのが大きな要因です。
- 前月比 結果-0.2%予想-0.3%前回0.2%
- 前年比 結果-0.5%予想-0.5%前回0.3%
また、10月に0.25%引き下げ後、年末までに、更に0.25%引き下げる予想が出ているので、NZドルも、今後、売りが先行する予想でみていきます。
中長期的にタカ派姿勢の日銀
9/20の日銀政策決定会合では、来年3月の春闘で利上げする可能性を示唆し、年内は、現行の金利を維持する見通しから、再び、短期的に円売りとなる可能性がある事から、現在、米金利の影響も含め、NZドル円が上昇しています。
ただ、今日までの日本経済指標の結果は、インフレ率を高める内容となっていて、植田総裁も経済の成長率の良さを指摘している為、おそらく、このまま行けば、来年早々の利上げは間違いと見ています。
また、市場は年内0.25%の引き上げ予想をしている事から、円買いとなり、NZドル円は落下する可能性もあるので、引き続き注目していきましょう。
大統領選挙の行方
トランプ氏が大統領となった場合、米ドル買い円買いになる事、また、中国経済に影響を与える事は間違いないので、トランプ氏が再選した場合、NZドル円は落下する予想でいます。
大統領選挙の当日になるまで分かりませんが、是非注目していきましょう。
続いて、上昇材料を紹介します。
日銀、ハト派姿勢
年内、日銀による利上げ観測が、9/20の日銀政策決定会合での植田総裁の発言により後退となり、円は一時的に売られやすい場面となっています。中長期的には落下目線なんですけどね。
噂の年内米利下げ観測後退へ
上記でもお伝えしましたが、パウエル議長の発言が、市場が予想する年内利下げ観測を否定。この影響で、現状、米ドル買い円売りの展開から、NZドル円は上昇。この影響が、今後も続くのかを注目していきましょう。
NZドル円 テクニカル分析
ここからは、テクニカル分析で解説します。
NZドル円 日足
現在の日足は、エリオット波動B波の修正波を予想。上限は92円下限を85円のレンジ相場になると思っていますが、もしかしたら、90円のレジスタンスラインから、下方向に攻める可能性があるので、そこは短期足で見極めていきましょう。その場合、アップトレンドラインにも注意しましょう。
NZドル円 4時間足
現在の4時間足は、日足同様、エリオット波動B波の修正波を予想します。フェボナッチを引いた所、0.618のラインで、綺麗に買い戻されてる場所があると思いますが、そこを下回らない限り、上昇目線が続きます。
ただ、90円のレジスタンスラインを上抜けるか?にもよるため、実質、トライアルグル状態になっているかと思います。
NZドル円 1時間足
現在の1時間足は、エリオット波動4波のアップトレンドを予想。将来的には、エリオット波動5波となり、86.5円のサポートラインを下回る予想でみています。ただし、90円のレジスタンスラインを上回らない事が条件になります。
上昇については、アップトレンドラインに沿った動きになる事と、90円のレジスタンスラインを上回る事が条件となります。
では、ありがとうございました。
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