豪ドル円の見通しをお届けします。
はじめに、ほび太が予想した豪ドル円のテクニカル分析結果を紹介
続いて、豪ドル円のリスク材料を紹介
(上昇材料)
- 米雇用統計で米ドル買いの強さ再び
- やっぱり石破さんでも円売り
- 中国金融緩和でオセアニア買い
- 消費減税で豪インフレ率の上昇に警戒
(落下目線)
- 米経済鈍化懸念は根強いか?
現在の豪ドル円は、米ドル買い>豪ドル買い>円売りの順から、豪ドル円は、長期的に下目線ですが、短期的に上目線の展開です。
今後の見通しは、米雇用統計の改善により、FRBメンバーがハト派から再びタカ派になるかに注目。それと米CPIにも注目が集まります。
それでは、上記の内容を基に、ほび太が豪ドル円の見通しを解説していきます。
はじめに
ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析の両方を活かした分析で勝率を上げているほび太。スイングトレードを中心にお伝えしていくほび太のトレードスタイルが参考になったら、是非読者ボタンにタップしてくださいね!
豪ドル円 リスク材料
さぁ、まずは、経済状況から紹介していきます。
現在の豪ドル円は、米ドル買い>豪ドル買い>円売りの順です。それを踏まえ解説していきます。
米雇用統計で米ドル買いの強さ再び
10月4日に発表された米雇用統計は、市場の予想を全て上回り、全面米ドル買いの展開となりました。豪ドル円も、週末のポジション調整で豪ドル売りとなっていましたが、結果、円売り<豪ドル買いとなりクローズ。
それにしても、パウエル議長の(利下げに急がない)という発言、JOLTSやADPの改善などがヒントとなり、米雇用統計が予想通り上昇する事がわかっていたので、比較的にイージーでした。
さぁ、この結果にフェドウォッチでは、年内米利下げ観測が、0.75%引き下げ予想が0.5%まで低下しています。また、来週は、米CPIが発表されるので、CPI次第では、再び年内利下げ予想に変更があるかもしれないので、10月10日の米CPIに注目。
それと、米雇用統計の結果で、ハト派姿勢に傾きつつあるFRBメンバーの発言にも注目。見どころは、タカ派姿勢にシフトするかです。
やっぱり石破さんでも円売り
日本では、石破首相が誕生した事により金融引き締めの期待から円高に触れていましたが、その後の石破首相の発言で、12月の利上げ観測期待が後退する結果となりました。
おそらく年内の利上げはないと見ている為、円売りは今後も継続されるでしょう。
来年、3月・4月に期待していきましょう。
中国金融緩和でオセアニア買い
今後、中国経済は鈍化して行くというイメージ強かった為、中国経済状況を見逃していましたが、9月24日に中国で大規模金融緩和を発表しました。
不動産ショックの長期化で、先行きに不透明感が広がる中、金融緩和で景気を下支えする狙いがあるみたいです。
さぁ、この発表で、オセアニア通貨買いの流れに!また、市場では、中国政府が金融緩和を全て出し切っていないという思惑が広がっているので、もしかしたら、追加の金融緩和があるかも。そうなれば、ますますオセアニア通貨に注目が集まりますね。中国情勢に注目していきましょう?
消費減税で豪インフレ率の上昇に警戒
インフレ率高騰に警戒が集まっている事で、主要国の中で利下げに踏み切れない豪経済ですが、家計圧迫の回避に向け、減税と補助金の支給を実施。
この減税と補助金が、インフレ率高騰の原因になっており、先日発表された豪小売売上高は、市場の予想を大きく上回る展開となりました。専門家からは、今後インフレ率に何らかの影響を及ぼすと予想している事から、引き続き、豪ドルは買われやすい展開となっています。ただ、8月の豪CPI前年比の結果が、7月の3.5%から2.7%まで低下しているので、一概には言えませんね。
それでも、対円では、日本経済の慎重姿勢が円売りを誘っている為、現在、市場は12月に0.25%の豪利下げ観測を60%以上で予想されていますが、それでも、引き続き、豪ドルは買われやすい展開となる予想でいます。
次に、落下材料を紹介。
米経済鈍化懸念は根強いか?
米雇用統計の結果が改善されたとは言え、米経済は、長期に渡り鈍化して行く見通しであるという事に変わりありません。
という事で、現状、短期的に豪ドル円の上昇が目立ちますが、徐々に米ドル売り<円買い>豪ドル買いとなっていき、豪ドル買いは継続されるものの、円買いが強くなり豪ドル円は落下して行く見通しでいます。
豪ドル円 テクニカル分析
ここからは、テクニカル分析で解説していきます。
豪ドル円 日足
現在の日足は、エリオット波動B波の修正波を予想。将来的に94円を下回る展開を予想。ただ、年内の落下はないと見ていて、また、ほび太が予想していたレンジも上回ってしまったので、今後は、103円もしくは104円まで上昇後、徐々に落下していくイメージで見ていきます。
104円を上回ってしまった場合は、105円までの上昇に期待です。
豪ドル円 4時間足
現在の4時間足は、エリオット波動5波のダウントレンドが否定されたので、ここからは、エリオット波動C波のアップトレンドに切り替えて観ていきます。
丁度、100円のサポートラインで反発しているので、100円のサポートラインより、もう一段階の上昇に期待です。
豪ドル円 1時間足
現在の1時間足は、エリオット波動C波のアップトレンドを予想。100円からの上昇に期待。チャネルラインを引いていますが、一つのインジケーターとしてみていきましょう。おそらく、目標は103円だと思うので、そこまでは上昇目線を継続。103円を上回りそうなら、104円も見えてくるでしょう。
100円を下回った時点で、ダウントレンドが再開されますが、レジスタンスラインになるか見極めが重要。
では、ありがとうございました。
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