豪ドル円の見通しをお届けします。
はじめに、ほび太が予想したテクニカル分析結果は以下の通りです。
続いて、豪ドル円のリスク材料を紹介。
(上昇材料)
- 大統領選挙でドル買い
- 日本政局不安
(落下目線)
- 豪経済、鈍化が始まったか?
- 日銀、利上げ示唆
- 中国 大規模金融緩和
現在の豪ドル円は、中長期的に落下目線。短期的には横ばいと言った感じで見ています。
さて、中国経済鈍化懸念・日銀利上げ示唆がある中、豪ドル円の上値が重たく、また米雇用統計・米ISMの結果が悪かった事で、一時的に落下を見せましたが、100円・99.5円でサポートされ、その後上昇。やはり、米大統領選挙の期待から、米ドル買い円売りが先行している感じがします。
ただし、落下する可能性もあるので、まずは落下をフォローしていきながら、上昇シグナルを見極めていきたいと思っています。
それでは、上記の内容を基に、豪ドル円相場の見通しを、ほび太が解説していきます。
はじめに
ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析の両方を活かした分析で勝率を上げているほび太。スイングトレードを中心にお伝えしていくほび太のトレードスタイルが参考になったら、是非読者ボタンにタップしてくださいね!
豪ドル円 リスク材料
日銀会合・米雇用統計などの重要指標の発表が終わり、ここからは、米大統領選挙に焦点が絞られます。その後は、日本の党首選やFOMCなどがありますが、やはり米大統領選挙に注目。この米大統領選挙で、相場が方向転換する可能性もあるので注目です。
されでは、解説していきます。
大統領選挙でドル買い
日本日時、11月6日の米大統領選挙に注目が集まります。
おそらくトランプ氏が時期大統領に就任される予想から、そのトランプ氏の政策内容から、市場ではドル買いの動きとなっていますが、大統領選挙が終わるまではわからないので注意。
ですが、おそらくトランプ氏が大統領になるかと思っているので、そのリスクについてザックリに紹介。
市場の予想と同じく、ほび太も就任されればドル買いになるかと思っていますが、トランプ大統領と言えば中国に大変厳しい方。中国に圧力をかけてくるのは間違いないと思いますので、その中国と親しいオーストラリアも、打撃を受けやすく、豪ドルはリスク回避の豪ドル売り>円買いになると見ています。
もしかすると、既にリスク回避の豪ドル売りになっている可能性があるので、短期的な落下には注意していきましょう。
日本政局不安
10月27日の衆議院議員解散総選挙の結果、自公が過半数割れとなり、国会内はねじれ国会になる可能性が大きいです。
11月11日に自民党と立憲民主党の党首選で、どちらかの投票率が多かった場合、その党首が総理大臣に任命されますが、おそらく石破総理が続投すると思っています。
ただ、どちらになっても政局不安になるのは間違いないので、円売りは継続されるでしょう。
続いて、落下材料を紹介。
豪経済 鈍化が始まったか?
ここまで堅調な豪経済が印象的だった事から、豪ドル買いが先行されていましたが、第3四半期の豪CPIは、前年比3.8%から一気に2.8%となり、この影響で、中国経済鈍化懸念も加えて、豪ドル売りの展開になっています。
ただし、サービス部門のコアインフレ率が、依然、高い事から、市場は12月の利下げ確率を26%、来年2月の利下げ確率を46%とし、市場は4月に利下げを開始する事を、引き続き予想しています。
ただ、ここまで大きく低下すると、やはり豪経済も鈍化してきた感が強いように感じます。もしかして、国民の財布の中に入っていた政府から補助金も底が尽きた?と言わんばかりの低下なので、少し豪ドルが買いの圧力も低下するかなぁと思っています。どういう渡し方をしたのかは不明ですが…
日銀、利上げ示唆
堅調な米経済が継続している事を背景に、利上げには時間があるという文言は使わないと発言した今回の日銀政策決定会合での植田総裁の発言。
確かに当初は、米経済鈍化懸念が広がり、ドル円が落下気味に動いた事から、ドル円の上昇を阻止する為の利上げ対策は必要ないが、 日本消費者物価指数が3.0%以上維持しているので、利上げの可能性も有るなぁっと思っていましたが、結果、植田総裁は利上げには時間があると発言。その結果、12月末の利上げ観測が低下。
ただ、今回の会合では、堅調な米経済を背景に、再び利上げを示唆する発言をした事に、短期的に全面円買いの展開に。それほど、はっきりとした発言はありませんでしたが、時間に余裕があると言う発言をしないと言った植田総裁の発言に反応したと思われます。
引き続き、日銀の同行に警戒です。
中国 大規模金融緩和
11月4日、 中国では中国全国人民代表大会(全人代)が開催されます。
この大会での注目ポイントは、追加の景気刺激柵を実施の有無です。仮に、追加の景気刺激策を実施した場合は、豪ドルは売られやすくなると市場は予想しているので、週明け早々の相場展開に注目です。
豪ドル円 テクニカル分析
ここからは、テクニカル分析で解説します。
豪ドル円 日足
現在の日足は、エリオット波動B波の修正波を予想。上限を102円として、ここからエリオット波動Cで落下していき、将来的には88円まで落下する見通しでいます。
ただ、現時点では、88円まで落下するような材料がない為、まずは短期足をメインに観ていきましょう。
豪ドル円 4時間足
現在の4時間足は、エリオット波動C波のアップトレンドを予想。100円を軸に、ここから102円まで上昇する余地があります。ただ、102円を上抜けられない場合は、日足のエリオット波動C波が発動し落下していく予想で見ています。
それまでは、チャネルラインの100円〜102円内で動いていく予想です。
よくわかりませんが、99.5円もサポートされている為、注意して下さい。
豪ドル円 1時間足
現在の1時間足は、エリオット波動B波の修正波を予想。101円を上限に、ダウントレンドラインに沿って徐々に落下していく見通しでいます。ただし、100円・99.5円でサポートされている為、ここを下抜けする事が条件であり、下抜けられない以上、上昇目線が継続されると見ています。
また、中国経済鈍化・日銀利上げ観測と言った落下材料はありますが、下抜けする程の力が働く材料であるかに疑問を感じる為、まずは、大統領選に注目した後から見極める事をおすすめします。
では、ありがとうございました。
ここまでのご視聴ありがとうございました。 よろしければ、読者ボタンも押してくれると嬉しいです。