カナダドル円の見通しをお届けします。
はじめに、ほび太が予想したカナダドル円のテクニカル分析結果は以下の通り
続いて、カナダドル円のリスク材料を紹介。
(上昇材料)
- FOMC 据え置き?それとも?
(下落材料)
- 日銀、12月にも利上げか?
- カナダに間税発動
現在のカナダドル円は、トランプトレードによるリスクオンが一服し、ついに想定していたカナダ製品に関税が発動し、リスク回避のカナダドル売りとなり大きく下落。まぁ、上昇が鈍かったので、一旦、下落するなとは思っていましたが、案の定と行った感じです。
さて、ここからの相場展開としましては、12月のFOMCに注目。それと、日銀政策決定会合にも注目。詳しい話は本文にて解説します。
それでは、上記の内容を基に、カナダドル円の見通しをほび太が解説します。
はじめに
ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析の両方を活かした分析で勝率を上げているほび太。スイングトレードを中心にお伝えしていくほび太のトレードスタイルが参考になったら、是非読者ボタンにタップしてくださいね!
カナダドル円 リスク材料
トランプ時期大統領が、カナダ製品に25%の関税を発動させる事から、現状カナダドル円は大きく下落しています。ただ、今後、更に下落するか、一旦、買い戻されるかは、12月のFOMCでの米金利次第となり、その決定打だとなるPCEデフレーターと12月の米雇用統計に注目が集まります。
それでは、もう少し詳しく解説していきます。
FOMC 据え置き?それとも?
FOMC議事録が公表され、今後の米金利については、データ次第と、次回の利下げに慎重な様子。ただ、フェドウォッチを見ると、市場は66%の確率で、12月のFOMCで0.25%の利下げを予想しているので、現状は利下げが優勢になっていて、米ドル売りも多少観測されている相場展開になっています。
さて、12月早々に、米雇用統計の発表がありますが、米雇用統計次第で、12月の米金利の方向性が変わってきます。仮に、米金利が据え置きなら、ドル買いとなり、カナダドル円は、109円を目指す展開になりそうで、結果が悪ければ、更に、カナダドル円は下落していく見方でいますが、いずれもFRBメンバーの判断によるので、雇用統計後のFRBメンバーの発言にも注目です。
次に、下落材料を紹介します。
日銀、12月にも利上げか?
日銀による利上げ観測が高まっています。まぁ、現状の下落は、多少利上げ期待による円買いもあるのかなぁと言った感じ。
さて、日銀が利上げをするか、据え置きにするかは現在も不透明。ただ、市場は、60%の確率で、0.25%の利上げを予想しています。また、仮に12月が据え置きとなった場合でも、1月に利上げをする予想もでているので、結果、12月もしくは1月に、市場は利上げをする予想でいます。
では、12月と1月が据え置きとなった場合の事を考えると、円安方向になると思いますが、現状の相場環境は、トランプ次期大統領の政策の1つ、関税によるリスク回避の円買いとなっているので、もしかしたら、多少、相場に影響があると思いますが、再びメイン材料に焦点を合わせ、リスク回避の円買いとなるでしょう。
それと、据え置きの可能性は十分あり得ます。利上げの理由は、景気の抑制ではなく、円安を止める為の手段だからです。現状、ここにきて円高となっています。このタイミングで利上げをするのかが疑問です。
カナダに間税発動
先日、トランプ次期大統領は、カナダ・メキシコに25%の関税をかけると発言。中国には、更に10%の追加関税をかける計画をしているみたいです。負けずに、カナダも報復関税をかけるなど、完全に貿易戦争になっています。
この影響で、リスク回避の円買いに突入。テクニカル的に、完全に下方向にシフトしたと思ってくれても良いでしょう。
カナダドル円 テクニカル分析
ここからは、テクニカル分析で解説します。
カナダドル円 日足
現在の日足は、エリオット波動C波のダウントレンドを予想。将来的に102円を下回る予想で見ています。
一度、109円まで上昇して、戻り売り狙いをしたい所です。
カナダドル円 4時間足
現在の4時間足は、エリオット波動A波のダウントレンドを予想。一旦、修正波になる可能性があるので、短期的な上昇に注意しましょう。
ほび太的には、106円のサポートラインで反発して、109円のレジスタンスラインまで上昇して、再び落下する予想でいますが、売りが強いので、もしかしたら、106円のサポートラインを一気に下回る可能性があるので、一旦、1時間足で様子を見ていきたい場面です。
カナダドル円 1時間足
現在の1時間足は、エリオット波動C波のダウントレンドを予想。チャネルラインから外れるまでは、エリオット波動C波のダウントレンドが継続する見通しでいます。
現在は、107.3円のレジスタンスラインで、戻り売りが発生しています。このまま、107円を下回ると、次のレジスタンスラインは107円の戻り売りとなる為、注目です。
それ以外は、上昇する事を前提に、108円のレジスタンスラインでの戻り売り、それから109円のレジスタンスラインでの戻り売りに注目。109円のレジスタンスラインは、日足レベルでの戻り売りとなる為、その場合は、大きく落下する局面になるでしょう。お見逃しなく。
では、ありがとうございました。
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