カナダドル円の見通しをお届け。
はじめに、ほび太が予想したカナダドル円相場のテクニカル分析結果は以下の通り。
次に、カナダドル円のリスク材料を紹介
(下落材料)
- 関税リスクは継続
- FOMC 0.25%利下げか?
- カナダ雇用統計受け、0.5%利下げ
現在のカナダドル円相場は、関税リスクが継続している事で、中長期的に下落する見通しの中、米雇用統計・カナダ雇用統計の発表を迎えました。結果的には、前回よりも悪化しており、今月発表される両国金利政策では、利下げが優勢となっています。その事から、短期的にもカナダドル円は、下落優勢となっていますが、織り込んでいれば買い戻す可能性は十分あり得る状態です。
さて、米雇用統計も終わり、市場はFOMC前の最後の重要経済指標として、米CPIの結果に注目を集めています。
それでは、上記の内容を基に、カナダドル円相場の見通しを、ほび太がかいせつします。
はじめに
ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析の両方を活かした分析で勝率を上げているほび太。スイングトレードを中心にお伝えしていくほび太のトレードスタイルが参考になったら、是非読者ボタンにタップしてくださいね!
カナダドル円 リスク材料
中長期的には、関税リスクが継続する中、短期的には、米雇用統計・カナダ雇用統計に注目が集まりました。結果的に両雇用統計が悪化した事により、更なるカナダドル売りが増加。ですが、今年、最後の重要経済指標である米CPIの発表を控えているので、それ次第では、カナダドル円が上昇するかもしれません。
それでは、もう少し詳しく解説します。
関税リスクは継続
中長期的にリスクオフ材料となる、トランプ時期大統領による関税計画リスクは継続中
先日、トランプ時期大統領は、カナダ・メキシコ・中国に25%の関税を課すと予告。中国においては、プラス10%の追加関税を課すなどの報道から、一気にリスク回避の円買いとなり、カナダドル円は下落。
いまだに、上値が重い状況から、関税リスクは中長期的な材料になると判断しているので、カナダドル円は、中長期的に下落する見通しでいます。また、中国に対しトランプ時期大統領は、米大統領選前に60%の関税を課すなどの過激な発言をしていましたが、現時点では35%の関税にとどまっています。ただ、本当に60%の関税を課した場合は、同じ資源国のカナダドル通貨は売られやすくなり、カナダドル円は、下落する見通しでいます。
FOMC 0.25%利下げか?
12月6日に発表された米雇用統計は以下の通り
- 雇用=結果22.7予想20.0前回1.2
- 失業率= 結果4.2%予想4.2%前回4.1%
- 平均時給前年比= 結果4.0%予想3.9%前回4.0%
雇用については、予想以上の結果を期待していた市場が失望した事により米ドル売り。失業率については、前回の4.1%から0.1%増加したことにより、今月発表となるFOMCでは、0.25%の利下げが80%以上高まっています。
FOMC前の最後の重要経済指標として、米CPIの発表が控えていますが、市場は、米CPIの結果で、最終判断する見通しでいます。
要注目です。
雇用統計受け、0.5%利下げ
12月6日に発表されたカナダ雇用統計は以下の通り
- 雇用=結果5.05予想2.30前回1.45
- 失業率= 結果6.8%予想6.6%前回6.5%
雇用は、前回よりも上回りましたが、失業率が0.3%も増加した事をうけ、12月11日に発表されるカナダ政策金利は、0.5%の大幅利下げの予想が優勢となっています。
カナダドル円 テクニカル分析
ここからは、テクニカル分析で解説します。
カナダドル円 日足
現在の日足は、エリオット波動C波のダウントレンドを予想。初期の動きとなります。
将来的には、104円がレジスタンスラインとなり下落していく見通しです。それ以外は、レンジ相場内で相場が動くイメージで見ていきます。
カナダドル円 4時間足
現在の4時間足は、エリオット波動2波のダウントレンドを予想。修正波の動きです。
ここからの展開は、106円を下抜け後、106円がレジスタンスラインとなり、戻り売りになるイメージで見ていきます。
一方、上昇の可能性もありますが、上昇しても109円でストップして、その後は下落するイメージで見ていきます。
カナダドル円 1時間足
現在の1時間足は、エリオット波動3波のダウントレンドを予想。終盤の動きとなります。
そろそろ3波が終わり、106円付近で上昇してくるかなぁと思いましたが、106円を若干割れてしまいました。
ここからの展開は、戻り売りを狙う感じで見ていきましょう。ただ、106円でサポートされてしまうと、上昇が優勢になるかなぁと思っているので、106.5円の戻り売り狙いはリスクがあるかなぁと思っています。
従って、106円をポイントに押し目買いにするのか、それとも、戻り売りにするのかの判断をしていきましょう。
では、ありがとうございました。
ここまでのご視聴ありがとうございました。 よろしければ、読者ボタンも押してくれると嬉しいです。