豪ドル円の見通しをお届けします。
はじめに、ほび太が予想したテクニカル分析結果は以下の通りとなります。
続いて、豪ドル円のリスク材料を紹介します。
(上昇材料)
- 日銀 据え置きを維持
- 豪経済は堅調か?
(下落材料)
- 米中貿易問題
- 台湾有事
2025年の豪ドル円相場が動き出しました。2025年の豪ドル円は、ほぼ米中貿易問題でリスク回避の円買いになると見ており、また、ここまで堅調な豪経済も、市場間では2月に利下げする思惑が広がっている為、これが事実となれば、豪ドルが売られやすい局面となります。ただ、日銀の金利据え置き姿勢により、中々、豪ドル円が下落してくれないのが現状です。
とは言え、日銀が利上げしないとは言っていないので、今後も日銀の動向に注目です。
それでは、上記の内容を基に、豪ドル円相場の見通しを、ほび太が解説します。
はじめに
ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析の両方を活かした分析で勝率を上げているほび太。スイングトレードを中心にお伝えしていくほび太のトレードスタイルが参考になったら、是非読者ボタンにタップしてくださいね!
豪ドル円 リスク材料
ドル円相場とは違い、資源国通貨が絡むクロス円は、上値が全体的に重い印象がある事から、中国経済が関係していると思っています。その要因である米中貿易問題は、間違いなく今年のテーマになるでしょう。
さぁ、もう少し詳しく解説していきます。まずは、上昇材料から解説します。
日銀 据え置きを維持
12月の日銀政策決定会合では、今後の利上げに対し、積極姿勢から慎重姿勢にシフトする展開となりました。この影響で、市場間では再び円売りの流れになっている現状のドル円相場。
本来であれば、利上げは、国内インフレの高騰を防ぐ為に、国民からお金を吸い取り、インフレを抑制するのが通常の利上げ要因のはずですが、日銀は、円安の流れを食い止める為、今日まで3.5%の利上げを実施してきました。ただ、米経済が鈍化してきた事や、世界情勢を見て、リスク回避の円買いにシフトするだろうという思惑から、12月の日銀政策決定会合では、利上げする必要はないと判断。
しかし、会合後の発言をきっかけで、ドル円は再び160付近まで上昇してしましたね。円安に歯止めをかけられない今、おそらく、今年の初旬には、利上げを実施しなければならない局面にきているように感じます。
今後の動向に注目していきましょう。
豪経済は堅調か?
徐々に鈍化傾向にある豪経済。ただ、依然、第3四半期のCPIの結果は2.8%と、3%を下回りましたが、雇用統計は、失業率が0.3%も低下しているので、おそらくCPIの結果は一時的な反応と見ています。その事から、RBA政策金利は、5月もしくは6月に0.25%の利下げを実施する可能性があると、一部メディアが予想。
ただ、一部メディアからは、2月にも0.25%の利下げを実施する可能性があるとの声もあるので、実際の所は、不透明といった感じです。
続いて、下落材料を紹介します。
米中貿易問題
トランプ政権になると、中国製品に35%の関税がかけられます。その事から、資源国を始めとした通貨は売られやすい展開となるでしょう。特に、オセアニア国通貨は、大変売られやすい局面となるので警戒です。
台湾有事
大統領選挙前に、トランプ氏が台湾有事を悪化させた場合、中国輸入製品に60%の関税を発動させるとの過激な発言が報道されましたが、新年早々にも、台湾有事の報道が流れています。米国が台湾に武器を提供しているとか、台湾の監視の強化とか…
台湾有事が、更に悪化した場合、トランプ政権の報復関税に警戒したい所です。
豪ドル円 テクニカル分析
ここからは、テクニカル分析で解説します。
豪ドル円 日足
現在の日足は、エリオット波動B波の修正波を予想。将来的には、90円を下回る予想でいます。現時点では、99円の手前のレジスタンスラインで止められているので、そこを上限とし、今後は下落していく見通しでいますが、仮にも、レジスタンスラインを上回ってしまった場合は、切り替えて、一度、押し目買いで狙ってみるのも良いかもしれません。
さて、ここからは、99円手前のレジスタンスラインで戻り売り戦略で狙っていきたい場面ですが、すでに戻り売りの展開になっているかもしれないので、もう少し短い足で見ていきましょう。
豪ドル円 4時間足
現在の4時間足は、エリオット波動C波動のダウントレンドを予想します。現在は、戻り売りの場面であり、99.5円まで引きつけたい場面です。ただ、チャネルラインで抵抗されているので、もしかしたら、99.5円に届く前に、チャネルライン上限98円で下落してしまう可能性があるので注意ですね。
豪ドル円 1時間足
現在の1時間足は、エリオット波動4波の修正波を予想します。将来的には、96円まで下落していく予想でいますが、一度98.7円まで上昇する可能性もあるので、矢印のように、押し目買い・戻り売りが、いつでも狙えるよう準備しときましょう。
1月の主な指標
最後に、1月の主な指標を確認していきましょう。
では、ありがとうございました。
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