ほび太のシンプルFX

この記事は、1週間分の各通貨ペアのトレード情報を紹介した解説ブログになります。なるべく初心者の方にも分かりやすいように説明しているので、是非参考にして下さい。

カナダドル円の見通し

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ほび太がカナダドル円の見通しをお届け。

はじめに、ほび太が予想したカナダドル円のテクニカル分析結果は以下の通りです。

日足は、エリオット波動B波の修正波を予想
4時間足は、エリオット波動2波のダウントレンドを予想
1時間足は、エリオット波動4波のダウントレンドもしくは、エリオット波動4波のアップトレンドを予想

続いて、カナダドル円のリスク材料を紹介。

 (上昇材料)

  • 日銀政策決定会合に注目
  • 金利据え置き予想

 (下落材料)

  • カナダに25%の関税
  • カナダ政策金利0.25%引き下げ予想

2025年のカナダドル円相場がスタート。カナダ経済にとっては、トランプ政権誕生と同時に、カナダに対し関税25%発動が予定されています。早くも2025年出だしから、経済の方向性が下方トレンドになろうとしています。要注目です。

とは言え、カナダドル円は、高値圏を維持しています。おそらくドル円の恩恵を受けていると思います。その要因が慎重姿勢の日銀です。1月の日銀政策決定会合での金利発表と植田総裁の発言に注目が集まります。

それでは、上記の内容を基に、ほび太がカナダドル円相場の見通しをお届けします。

はじめに

ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析の両方を活かした分析で勝率を上げているほび太。スイングトレードを中心にお伝えしていくほび太のトレードスタイルが参考になったら、是非読者ボタンにタップしてくださいね!

カナダドル円 リスク材料

現在のカナダドル円は、上値が重いものの、日銀のハト派姿勢とトランプ政策によるドル買い圧力で、ドル買い・円売りが維持されている事から下値が抑えられている状態。

しかし、カナダ経済鈍化・カナダ経済に25%の関税・その他、トランプ政権による世界情勢の変化でリスク回避の円買いになろうとしています。

それでは、もう少し詳しく解説していきます。まずは、上昇材料からです。

日銀政策決定会合に注目

12月の会合では、利上げに対し、慎重姿勢の植田総裁が印象的でした。市場も、この慎重姿勢に円売りを加速。今後も、この慎重姿勢が続けば、下値がだいぶ重い展開となり、将来的には日足レベルでの高値更新もあり得る話になります。

ただ、日銀が、これまで政策金利を引き上げた理由は円売りの制御なので、日銀にとってこの円売りは良くない傾向でしょう。

では、何故、円売りになるとわかっていながら利上げをしないのか?ですが、最大の理由は、トランプ時期大統領の政策で、世界情勢が一変し、円高に振れるのではないかという日銀の思惑です。これが現実的となれば、もちろん利上げはしないと思いますが、トランプ政策は、基本ドル買いとなるので、引き続き円安方向に触れた場合は、利上げせざるを得ない状況となります。

トランプ政権は1月20日に誕生しますが、日銀政策決定会合までの間で、円売りに振れるようなことがあれば、1月で利上げする可能性があります。1月24日に発表となる日本CPIの結果が良ければ、更に利上げの期待が高まるかもしれません。

ただ、先ほどもお伝えした通り、世界情勢の切り替わりに日銀は期待していると思うので、その変化が見られるのは、おそらく3月・4月あたりでしょうか?春節に絡む良いタイミングなので、そこで利上げする可能性があります。

金利据え置き予想

1月30日にFOMCで発表される米政策金利は、市場が80%の据え置きを予想している事から、相場には100%織り込んでいると思います。その事から、ほぼ無風になるかと思いますが、下値は依然、更にサポートされやすくなるでしょう。

トランプ時期大統領が、金利を下げるよう要求するかと思いますが、FRBは民間企業であり、政府とは関係がないので、パウエル議長の判断になります。

さて、注目したいのは、1月以降のFOMCになり、どこで利下げするかに注目が集まるでしょう。現時点での米経済は、堅調でありながらも徐々に鈍化傾向になっているのは確かなので、今後は、利下げの話題に集中する可能性があります。

続いて、下落材料を紹介していきます。

カナダに25%の関税

トランプ時期大統領が、カナダから、移民・麻薬などをアメリカに不法流入され続ける以上は、カナダ製品に対し25%の関税を発動する展開となっていますが、カナダ政府も、着実に防止策を実行していると報道が入っています。

その事から、結果次第では、25%の関税廃止になる可能性も。ただ、どこで判断するかにもよるので、まずは25%の関税が発動する前提で、今後の報道に注視していきましょう。

カナダ政策金利0.25%引き下げ予想

2024年の年末前に、1%の利下げを実施したカナダ中銀ですが、カナダCPIは1.9%と2%を下回った段階でストップ。続いて、カナダ雇用統計は、失業率が6.8%と増加が止まらない状態。

1月にも、雇用統計・CPI・小売と発表が続きますが、それ次第では、カナダ政策金利を、もう一段階引き下げる可能性があります。因みに、市場は、すでに80%以上の0.25%引き下げ予想と見ていますが、逆に、上記3つの指標が、盛り返してくるようであれば、カナダ政策金利を据え置く可能性があり、その場合はカナダドル買いになると思うので、カナダ雇用統計・カナダCPI・カナダ小売売上高に注目。

ほび太より

この記事もご参考に

abc.hobita1983.net

カナダドル円 テクニカル分析

ここからは、テクニカル分析で解説します。

カナダドル円 日足

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現在の日足は、エリオット波動B波の調整波を予想。将来的には、102円まで下落する予想でいます。

さて、現時点では、チャネルラインを上抜け、2回目の押し目買いを試す展開となっています。こちらについては、もう少し短い足で見ていきましょう。一方、チャネルラインを下抜けしない限り、下落トレンドにならない予想をしているので、まずは、将来的に下落する見通しであっても、臨機応変に対応して、一度、押し目買いになるかを見ていき、チャンスがあれば、ロングエントリーしたいですね。

カナダドル円 4時間足

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現在の4時間足は、エリオット波動2波の調整波と見ていて、将来的には、107円まで下落する予想でいますが、110円を上抜け、押し目買いとなれば、下落予想を見送り上昇目線で見ていきたいと思います。

カナダドル円 1時間足

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現在の1時間足は、エリオット波動4波のダウントレンドにも見え、エリオット波動4波のアップトレンドにも見える難しい展開です。

1時間足については、チャネルラインから出た時の、押し目買い・戻り売りで判断していきましょう。

1月の主な指標

最後に、1月の主な指標を確認していきましょう。

  •   9日 FOMC議事録
  •            日銀支店長会議
  • 10日 米雇用統計(12月)
  •            カナダ雇用統計(12月)
  • 15日 米消費者物価指数(12月)
  • 16日    米小売売上高(12月)
  • 20日 アメリカ休場
  •    米大統領就任式、
  •            ダボス会議
  • 21日    カナダCPI(12月)
  • 23日    カナダ小売売上高(11月)
  • 24日 日銀金融政策決定会合
  •            日本CPI(12月)
  •            米PMI(1月)
  • 28日 中国春節
  • 29日    カナダ中銀政策金利(1月)
  • 30日 米FOMC
  •            米実質GDP第4四半期
  • 31日    日本雇用統計
  •            カナダ実質GDP

では、ありがとうございました。

ほび太より

ここまでのご視聴ありがとうございました。 よろしければ、読者ボタンも押してくれると嬉しいです。