ユーロ円の見通しをお届けします。
はじめに、ほび太が予想したユーロ円のテクニカル分析結果は以下の通り。
続いて、ユーロ円のリスク材料を紹介
(上昇材料)
- やっぱり米経済は堅調
(下落材料)
現在のユーロ円は、ECBの積極的な利下げ示唆・日銀のタカ派姿勢にシフト・トランプ大統領の関税リスクなど、ユーロ通貨を買う理由がない状況から、中期的なリスク回避の円買いの展開に。
また、何やら日米首脳会談で、現状の円安について、トランプ大統領から圧力をかけられる可能性があるみたいですね。そちらにも注目。
それでは、上記の内容を含め、ユーロ円相場の見通しを、ほび太が解説します。
はじめに
ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析の両方を活かした分析で勝率を上げているほび太。スイングトレードを中心にお伝えしていくほび太のトレードスタイルが参考になったら、是非読者ボタンにタップしてくださいね!
ユーロ円 リスク材料
ユーロ円にとっては、もう中期的にショートポジションを持っていても良いと思っています。理由については、ECBが利下げに積極的である事・日銀の利上げ観測期待・トランプ関税リスク。以上3点のリスク材料は、すべてユーロ売りに繋がります。と言った事で、ここからのユーロ円は、ショート一択ですね。
それでは、もう少し詳しく解説します。
やっぱり米経済は堅調
2月7日に注目を集めた米雇用統計の結果は、雇用者数以外は、すべて予想以上の結果となりました。以下の通りです。
(雇用者数)
(失業率)
- 結果14.3予想17.2前回25.6
(平均時給 前月比)
- 結果4.0%予想4.1%前回4.1%
(平均時給 前年比)
- 結果0.5%予想0.3%前回0.3%
- 結果4.1%予想3.8%前回3.9%
この結果を受け、ドル買いになりましたが、若干ドル買い反応が鈍いですね。やはり、この後紹介する日銀材料に市場は関心があるみたいなので、円買いも重なり、ドル買い反応が鈍くなっているように感じるのでしょうか?また、米経済が堅調である事は、すでに相場に織り込んでいる可能性が高い為、そこまで積極的なドル買いは起きてないのかもしれません。
中期的に、円買いにシフトしているような値動きですね。
タカ派姿勢の日銀
いきなり、日銀がタカ派に動き出しました。最近は、日銀材料が多く報道されていますが、驚いたのが、 田村日銀審議委員の発言です。
かなりのタカ派発言であり、25年後半までに2%まで上昇している必要あり!との発言をしてた事で、日銀による利上げ観測が高まり、市場間では、一気に円買いとなりました。
また、加藤財務相も、インフレ状態にあるとの発言が広がり、今後、徐々にトランプ大統領による関税リスクも含め、円高方向に進んでいくと予想しています。
ただ、いきなりタカ派に動き出した理由が分かりません。もしかしたら、トランプ陣営で、円が安すぎると言われて、それに警戒する日本政府が利上げをする!こう言った流れになっているかもしれませんね。
ECB政策金利の引き下げ
市場では、ECB政策金利は少なくとも3回の利下げ予想をしている事。また、ECBも、景気の左右に関係なく中立金利を1.75%〜2.25%に設定。他、ECBチロポーネ理事も、 金利にはまだ下方調整の余地がある!などの利下げに積極的な発言をしている為、今後、徐々にユーロが売られていく予想でいます。
関税発動に警戒が継続
中国に続き、ユーロも関税リスクに脅かされています。先日、アメリカと中国は、互いに関税を掛け合い、電話会談もなしに終わっている。これに続き、ユーロにも近い将来、関税をかけるとトランプ大統領が表明。ユーロも、報復措置としてアメリカに関税をかけるつもりでいます。
この影響もあり、現在、リスク回避の円買い・ユーロ売りが優勢になっています。
ユーロ円 テクニカル分析
ここからは、テクニカル分析で解説します。
ユーロ円 日足
現在の日足は、エリオット波動B波の調整波を予想。将来的には、エリオット波動C波のダウントレンドで、矢印のように下落していく予想です。
チャネルライン内で動いている限り、B波の調整波となり、下抜けた時点でC波のダウントレンドになるでしょう。
ユーロ円 4時間足
現在の4時間足は、エリオット波動C波・もしくは3波のダウントレンドを予想。矢印のように下落していき、おそらく、一旦上昇した所を、戻り売りで下落した場所を起点に、本格的なC波のダウントレンドになる予想で見ていきます。
ユーロ円 1時間足
現在のユーロ円は、エリオット波動3波のダウントレンドを予想。チャネルラインで動いている限りはダウントレンドが継続。
赤い丸印は、戻り売りのポイントです。このポイントを掴み、エントリーしていくのがポイントです。
ここまでのご視聴ありがとうございました。 よろしければ、読者ボタンも押してくれると嬉しいです。
2月の主な指標
最後に、2月の主な指標を確認しときましょう。以下の通りです。
※ パウエル議長 半期に1度の議会証言
(速報 値)1月
- 12日 米CPI
- 13日 米PPI
- ユーロ鉱工業生産指数 12月
- 14日 米小売売上高
- 17日 アメリカ休場
- 日本実質GDP第4四半期(速報値)
- 20日 FOMC議事録
- 21日 日本CPI1月
- 米PMI(速報値)
- ユーロ製造業PMI(速報値)1月
- ユーロ・サービス業PMI
- 27日 ユーロ景況感指数 1月
では、ありがとうございました。