豪ドル円の見通しをお届けします。
はじめに、ほび太が予想した豪ドル円のテクニカル分析結果は以下の通り。
続いて、豪ドル円のリスク材料を紹介。
(下落材料)
- トランプ大統領、関税発動へ
- 中国も報復関税へ
- 日銀材料、尚リスク材料か?
(上昇材料)
- 米利下げ観測後退
現在の豪ドル円は、引き続きトランプ大統領の関税リスクにより、リスク回避の円買いが継続中。また、中期的に見て、日銀による利下げ観測期待による円買いも継続中である事から、豪ドル円は、引き続き下落目線で見ていきます。
12月18日にRBA理事会がありますが、現時点で、95%の確率で-0.25%の利下げ観測となっているので、ここから年内利下げ観測が広がれば、豪ドル売りが加速するかもしれませんね。
それでは、上記の内容を基に、豪ドル円相場の見通しを、ほび太が解説していきます。
はじめに
ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析の両方を活かした分析で勝率を上げているほび太。スイングトレードを中心にお伝えしていくほび太のトレードスタイルが参考になったら、是非読者ボタンにタップしてくださいね!
豪ドル円 リスク材料
もう一段階の下落に期待したい豪ドル円。直近のトランプ大統領による、関税リスク回避の円買いで、どこまで下落するかに注目。それと、先日から、日銀の利上げ観測期待が注目されていますが、早くても7月に利上げする可能性がある事から、過度な円買いは考えにくいと思っています。上昇に警戒していきましょう。
それでは、もう少し詳しく解説していきます。
新たに関税を表明
2月10日に、トランプ大統領が鉄・アルミニウムの輸入品に関税を課す事を表明。
鉄・アルミニウムの輸出国については以下の通りです。
- 中国
- インド
- ロシア
- カナダ
- アラブ首長国連邦
- オーストラリア
上記の鉄鋼・アルミニウム輸出国に対し、最大25%の関税を発動すると表明。ただ、足元は、あまりリスク回避の円買いにはなっていませんが、じわり下落していく可能性があります。注目していきましょう。
中国も報復関税へ
トランプ大統領が、中国に対し10%の関税を発動させた事を受け、2月10日に中国はアメリカに対し、15%の報復関税を発動しました。
ただ、再度、米中首脳会談が実現する可能性がある事から、リスク回避の円買いは鈍い様子です。
会談内容については、ウクライナとロシアの終結案をアメリカが発表する予定です。ウクライナとロシアの戦争が終結されれば、リスクオンとなり、資源国のオーストラリア通貨・ニュージーランド通貨・カナダ通貨が買われやすくなるでしょう。
日銀材料、尚リスク材料か?
金利に対し、日銀がタカ派姿勢にシフトした事で、リスク回避の円買いの展開に。ただ、早くても7月に利上げとなるので、その期間まで、円買いが続くとは思いません。したがって、日銀材料だけで見た場合、直近で円買いが一服する可能性があるので注意してください。
円買い目線で見るなら、期待したいのが、利上げの前倒しですね。少し期待していきましょう。
米利下げ観測後退
2月7日に発表された米雇用統計の結果は、予想を上回る展開となりました。この影響で、年内の利下げ観測が、更に後退する形となりました。
結果については以下の通りです。
(雇用者数)
結果14.3予想17.2前回25.6
(失業率)
結果4.0%予想4.1%前回4.1%
(平均時給 前年比)
結果4.1%予想3.8%前回3.9%
この数値で、豪ドル円は一時上昇する形となりましたが、やはり日銀材料に注目しているのか、その後、豪ドル円は更に下落していきました。
おそらく、市場は、年内米経済は堅調である事を織り込んでいるのでしょう。なので、一旦、日銀材料で下落させて、下げ切った所でロングエントリーしていくのでは?と、勝手ながら思っています。
さて、現在のフェドウォッチは、6月・7月あたりで、-025%の利下げが実施する可能性があると、市場が予想していますが、それでも据え置きが優勢となっています。
この結果が、どのタイミングで米ドル買い円売りになるのかに警戒していきましょう。
豪ドル円 テクニカル分析
ここからは、テクニカル分析で解説していきます。
豪ドル円 日足
現在の日足は、エリオット波動B波の調整波を予想。将来的に、チャネルラインを下抜け、矢印のように下落していく予想でいます。
豪ドル円 4時間足
現在の4時間足は、エリオット波動C波のダウントレンドを予想。95.5のラインで戻り売りが発生すると想定して、ここから本格的に下落していくと予想しています。
チャネルライン内に入ってしまった場合は、再度レンジ相場になる予想です。
豪ドル円 1時間足
現在の1時間足は、エリオット波動3波のダウントレンドを予想。チャネルラインに従い下落していく予想です。
ここまでのご視聴ありがとうございました。 よろしければ、読者ボタンも押してくれると嬉しいです。
2月の豪ドル円に関連した指標
最後に、2月の主な指標を確認しときましょう。以下の通りです。
では、ありがとうございました。