ユーロドルの見通しをお届け。
はじめに、ほび太が予想したユーロドル相場のテクニカル分析結果は以下の通り。
続いて、ユーロドルのリスク材料を紹介。
(下落材料)
- 米利上げ観測浮上
- トランプ関税リスク
- ECB利下げを優勢に
(上昇材料)
- 米経済インフレ懸念
- 地政学リスク後退期待
現在のユーロドルは、中長期的に下落を予想しています。要因については、やはり堅調な米経済と景気減速が予想されているユーロ圏にあり、特にユーロは、ECBが更なる利下げに積極的な考えを示しています。それを加味した場合、やはりユーロ通貨を売りたい場面。
さて、短期的には、若干上昇傾向にあります。その要因を、これから紹介。
それでは、上記の内容を基に、ユーロドル相場の見通しを、ほび太が解説します。
はじめに
ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析の両方を活かした分析で勝率を上げているほび太。スイングトレードを中心にお伝えしていくほび太のトレードスタイルが参考になったら、是非読者ボタンにタップしてくださいね!
ユーロドル リスク材料
中長期的なリスク材料については、お伝えしましたが、短期的な材料は、関税リスクがメイン材料になっています。また、地政学リスクも、若干、緩和し始めできていますので、そちらの材料も詳しく解説していきます。
それでは、まずは下落材料から紹介。
米利上げ観測浮上
米雇用統計・米CPIの結果は、予想以上の結果になった事から、一部市場間では、利上げする可能性もあるとの観測も出ています。
2024年の8月・9月あたりで、2回目の利下げした事をきっかけに、再びインフレ率が上昇してきました。FRBの失敗かもしれませんね。
という事で、このまま強い米経済指標が続けば、当然、年内の利下げはない可能性があり、米ドルは、引き続き買われやすい展開となるでしょう。
ちなみに、多少、経済指標が伸び悩んでも、おそらく警戒感が維持され、当然ですが、利下げは見送られる可能性は大きいと思います。
トランプ関税リスク
鉄鋼・アルミニウムの輸入製品に関税を課すトランプ大統領の政策は、現在、すべての輸出国に対し関税を課す事を公表していますが、それに対し、トランプ大統領は、輸出国の反応と対策を待っている模様。
つまり、現状の短期的なユーロ買いは、対策法案をトランプ大統領に提示して納得すれば、関税発動を回避できる期待からの反応だと思っています。
当然、対策法案がなければ、関税が発動し、リスク回避の米ドル買いになるでしょう。
ちなみに、EU圏の一部の国では、鉄鋼・アルミニウムを生産している為、当然ですが、EUも関税対象国となります。
ECB利下げを優勢に
引き続き、ECBは利下げに積極的な姿勢を示しています。ただ、いずれも経済指標のデータ次第と発言している為、今後の指標に注目していきましょう。
続いて、上昇材料を紹介します。
地政学リスク後退期待
ジワジワ期待が集まっています。
13日、トランプ大統領とプーチン大統領によるウクライナでの戦闘終結に向け、トランプ大統領がプーチン大統領に、終結案を提示する予定となっています。
ただ、ゼネンスキー大統領は、ウクライナも参加させなければ、プーチン大統領の思うがままとなる可能性がある事から、合意があったとしても受け入れない考えを示しました。
まだまだ時間がかかりますが、最初の一歩としては、期待が膨らみますね。
さて、この影響もあり、資源の通貨、ユーロ圏通貨の買い戻しに繋がっています。
ユーロドル テクニカル分析
ここからは、テクニカル分析で解説します。
ユーロドル 日足
現在の日足は、エリオット波動5波のダウントレンドを予想。少し上昇したとしても、1.05もしくは1.06が限界で再度下落していく予想でいます。もちろん、このまま下落もあり得る話です。
ユーロドル 4時間足
現在の4時間足は、エリオット波動4波のダウントレンドを予想。将来的にエリオット波動5波のダウントレンドとなり、矢印のように下落する予想でいます。
日足と同じく、上昇しても1.06を上限に下落していく予想です。
ユーロドル 1時間足
現在の1時間足は、エリオット波動C波のアップトレンドを予想。チャネルラインの上限をサポートラインとして、押し目買いになれば、矢印のように上昇していき、再びチャネルライン内に入ってしまうと、エリオット波動C波のアップトレンドが終了すると予想。
2月の主な指標
最後に、2月の主な指標を確認しときましょう。以下の通りです。
(速報 値)1月
- 27日 ユーロ景況感指数 1月
では、ありがとうございました。
ここまでのご視聴ありがとうございました。 よろしければ、読者ボタンも押してくれると嬉しいです。