カナダドル円の見通しをお届け。
はじめに、カナダドル円のリスク材料を紹介。
上昇材料
- 日銀政策決定会合
下落材料
- 米中貿易摩擦懸念は継続
- トランプ関税リスク
- 米経済指標の低下
米中貿易摩擦懸念・米経済指標の低下により、円買いが優勢に思っていましたが、日銀政策決定会合による植田総裁のハト派姿勢により、一気に円売りの流れとなりました。植田総裁の発言から、円を買う理由がなくなってきたので、カナダドル円は、短期的に上昇する予想で見ています。
それでは、上記の内容を基に、ほび太がカナダドル円の見通しをお届けします。
はじめに
ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析の両方を活かした分析で勝率を上げているほび太。スイングトレードを中心にお伝えしていくほび太のトレードスタイルが参考になったら、是非読者ボタンにタップしてくださいね!
カナダドル円 リスク材料
現在のカナダドル円は、日銀政策決定会合での植田総裁のハト派発言で円売りの展開。先程もお伝えした通り、これで円を買う要素がなくなったので、短期的に、カナダドル円が上昇する予想で見ていきたいと思います。
それでは、もう少し詳しく解説します。まずは、上昇材料からです。
日銀政策決定会合
5月1日の日銀政策決定会合では、トランプ関税により、日本経済状況に不確実性が高まってきたと植田総裁が発言。その上で、今年・来年の日本経済の見通しを下方修正しました。
また、この発言により、利上げ期待が一瞬で消える結果となりました。そうなると、円を買う理由がなくってきたので、現段階では円売りが優勢と見ています。
ただ、トランプ関税次第では、まだ利上げの可能性があるので、今後の経済情勢に注目していきましょう。
次に下落材料を紹介していきます。
米中貿易摩擦懸念は継続
米中貿易摩擦懸念が継続中。現在、トランプ大統領は、中国に対し125%の高関税を発動する構えですが、もし関税を発動してしまえば、アメリカ側にも影響が出てしまい、景気減速に繋がってしまう恐れがあります。その事から、市場間では、米ドル離れが出ています。
米中間で話し合いが行われる事になれば、少しは、その期待から米ドル買いになると思いますが、現時点では話し合いの予定もありません。
さぁ、この材料がカナダドル円の上値を重くしています。ただ、流石に話し合いはすると思います。125%の関税を発動すれば、先程もお伝えしましたがアメリカ経済にも大打撃を受ける可能性が高いからです。結果、最終的には60%まで引き下げて、一旦、落ち着くと見ています。
引き続き、注目していきましょう。
トランプ関税リスク
現在、日本の自動車にも24%の関税が発動されていますが、今度は、自動車部品まで24%の関税を発動する予定となっています。この影響で、現在、ドル売り円買いの流れで、日銀ネタにより円売りとなっていますが、上値が重い状況に。
現在も、日本とアメリカの協議が行われており、次の会談は5月中旬になるみたいです。
米経済指標の低下
米雇用統計は、平均時給が下落した以外は、雇用者数が予想以上の結果に。続いて失業率も、前回と同水準の結果になりました。ただ、他、GDP第1四半期が、かなり悪い結果になった事から、トランプ関税の影響が出ている?というリスク疑惑が浮上。この後の経済指標の結果にもよりますが、再度、鈍化傾向になってきている印象があります。
ただ、やはり日銀材料が強かったのか、円売りが優勢となり、GDPの予想以下の結果は、一体どこに行った?って感じになっちゃいましたね。
カナダドル円 テクニカル分析
ここからは、テクニカル分析で解説していきます。
カナダドル円 日足
現在の日足は、エリオット波動B波のダウントレンドを予想。カナダドル円の日足は、ヘッドアンドショルダーを形成しているので、右ショルダーを軸に、徐々に切り下げていき落下していく予想をしています。
104円で戻り売りになる予想をしていましたが上抜いてしまったので、106円での戻り売りに期待。106円も上抜いてしまった場合は、108円までの上昇もあり得るかなぁと思っています。
カナダドル円 4時間足
現座の4時間足は、エリオット波動4波のダウントレンドを予想。やはり106円のレジスタンスラインからの戻り売りを意識してしまう場面なので、その付近でのローソク足の形に注目していき、抵抗されてると分かれば、ショートエントリーしていきましょう。
ただ、円買いには期待できないので、米ドル売りで下落するような指標があれば、期待したいです。
カナダドル円 1時間足
現在の1時間足は、エリオット波動C波のアップトレンドを予想しています。106円のレジスタンスラインを上回った場合は、更に上昇していく予想で見ていますが、4時間足は、間違いなく106円を意識しやすい場所になるので、簡単には上抜けないかなぁという予想で見ていきたいと思います。
では、ありがとうございました。
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