豪ドルドルの見通しをお届けします。
はじめに、豪ドルドルのリスク材料を紹介。
(上昇材料)
- 堅調な豪経済
- 米中貿易摩擦懸念で米ドル売り
(下落材料)
- 日米貿易摩擦懸念
現在の豪ドルドル相場は、米中貿易摩擦懸念の影響で、アメリカにも景気減速の恐れがある事から米ドル売りの展開に。加えて、豪経済指標では、堅調な豪経済が確認できた事から豪ドル買いの展開に。この先、豪ドルが中長期的に買われやすい場面になってくるかもしれません。
ただ、トランプ関税の影響が緩和すれば、再び米ドル買いになると思うので、直近で言えば、日本に対する関税リスクの緩和・米中間での会談の実現などに注意。
それでは、上記の内容を基に、ほび太が豪ドルドル相場の見通しを解説していきます。
はじめに
ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析の両方を活かした分析で勝率を上げているほび太。スイングトレードを中心にお伝えしていくほび太のトレードスタイルが参考になったら、是非読者ボタンにタップしてくださいね!
豪ドルドル リスク材料
現在の豪ドルドル相場は、トランプ関税の進展がなく、このまま関税リスクが先送りとなった場合、米経済にもダメージが生じる恐れから米ドル売りの展開に。
一方、豪経済は、数少ない関税対象外国である事や堅調な豪経済である事から豪ドル買いが先行しています。
さぁ、もう少し詳しく解説していきます。まずは、上昇材料からです。
堅調な豪経済
注目を集めた豪CPI第1四半期は、前回の第4四半期を上回る結果となりました。また、豪PPI第1四半期も、わずかですが、第4四半期よりも上回る結果となりました。これで、5月20日に開催されるRBA政策金利は、4.1%の金利が据え置かれる可能性が高くなってきました。
豪・消費者物価指数(CPI) 第1四半期
前期比
結果0.9%予想0.8%前回0.2%
前年比
結果2.4%予想2.3%前回2.4%
豪・生産者物価指数(PPI) 第1四半期
前期比
結果0.9%予想---前回0.8%
前年比
結果3.7%予想---前回3.7%
5月14日に発表される豪賃金指数1月・ 5月15日に開催される豪雇用統計4月の結果次第で、4.1%の金利が据え置かれる可能性が濃厚になるでしょう。
さて、世界情勢がトランプ関税の影響で不安定となっている中、関税対象外国のオーストラリア通貨は、安全資産として買われやすくなります。また、堅調な豪経済が確認できた事で、更に買われやすくなるのではないでしょうか!
米中貿易摩擦懸念で米ドル売り
トランプ関税により、米中貿易摩擦懸念の展開となっている現状ですが、米中間で、未だに話し合いが行われていない様子。中国も明らかに無視しており、それどころか報復関税を発動しています。この状況に、アメリカ経済もトランプ関税の影響で景気減速の恐れから米ドル売りの展開になっています。
さぁ、現在の中国に対する関税率125%?は、流石に引き下げられると思っているので、近い将来、米中会談が実現するでしょう。そうなると、米ドルが買い戻されると思います。ただ、いつになるのでしょうか?不透明感が強い間は、米ドル売りが続くでしょう。
次に、下落材料を紹介します。
日米貿易摩擦懸念
日本に対する関税率がどれくらいになるのか?に注目が集まっています。現在、自動車関税24%、次に自動車部品にも関税を発動しようとしていますが、この影響も、アメリカ経済に打撃を与えると思うので、当然、米ドル売りですよね。もちろんですが、日本に対する関税率が緩和されれば米ドル買いの展開になりますが、現時点では不透明といった所です。
豪ドルドル テクニカル分析
ここからは、テクニカル分析で解説します。
豪ドルドル 4時間足
現在の4時間足は、エリオット波動A波のアップトレンドを予想。強烈な上昇が止まっていないので、もしかすると、更に上昇する可能性があるでしょう。どちらにしても、一度、0.64のサポートラインまで下落して、押し目買いで上昇するか、0.62もしくは0.61まで下落して、ヘッドアンドショルダーを形成後、上昇して欲しい場面です。
豪ドルドル 1時間足
現在の1時間足は、エリオット波動B波のアップトレンドを予想。B波の押し目がこの平行チャネルだとしたら、少し浅いかなぁと思い下落する予想で見ていたら上抜けてしまいましたね。
となれば、まずは切り替えて、一旦0.64からの押し目買いで見ていこうと思います。再び、平行チャネルに入ったらエントリーを切る感じで見ていきます。
では、ありがとうございました。
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