ドル円の見通しをお届けします。
はじめに、ドル円のリスク材料を紹介。
(上昇材料)
- 米中協議に期待
- 慎重すぎる日銀
- 堅調な米経済
(下落材料)
- 結果的に難航中する米中協議
- 1回位の日銀による利上げに期待
現在のドル円は、短期的なメイン材料である米中協議で中国関税の緩和期待から全面ドル買いとなっています。ただ、おそらく一時的な期待後、すぐにリスクオフになるかと思っているので要注意です。
それでは、上記の内容を基に、ドル円相場の見通しを、ほび太が解説します。
はじめに
ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析の両方を活かした分析で勝率を上げているほび太。スイングトレードを中心にお伝えしていくほび太のトレードスタイルが参考になったら、是非読者ボタンにタップしてくださいね!
ドル円のリスク材料
現在のドル円は、米中協議見極め一択となっています。合意すればドル買い・円売り、決裂すればドル売りといった所。え?円は買われないの?日銀が利上げに慎重姿勢になっている事から円買いには発展しづないと思っているので、円買いというよりはドル売りでドル円は落下するイメージで見ていきたいです。
それでは、もう少し詳しく解説していきます。
米中協議に期待
11日までスイスで米中協議が開催。125%以上の関税を60%近くまで緩和する事ができれば、一旦、ドル円は上昇することになるでしょう。
ただ、今回の協議だけで合意することは難しいと思うので、あと1回は協議してから60%まで緩和する予想でいます。
その間は、ドル円は徐々に上昇するイメージで見ていきたいと思います。
慎重すぎる日銀
日銀政策決定会合での議事録が公表され、今回、政策金利を据え置きした理由は、トランプ関税により、経済が不確実性になっている事が要因。また、インフレ目標2%に徐々に向かっているとしながらも、日本経済は徐々に鈍化していく予想から、来年の日本経済の見通しを下方修正しました。
この内容により、円売りが再開となっています。
堅調な米経済
トランプ関税により、物価高となり米経済にも大打撃を受ける警戒からドル売りに発展していますが、今日までの米経済指標を見る限り堅調です。
ただ、実質GDP第1四半期の結果が前回よりも大幅に低下している事から、少なくとも、2ヶ月後の経済指標に鈍化傾向が見られるのかなぁという印象をもっています。
続いて、下落材料を紹介。
結果的に難航中する米中協議
緩和期待から全面ドル買いとなっていて、合意すれば、更にドル円が上昇していくと思いますが、おそらく緩和しても60%までと思っているので、今回のドル円の上昇は、一時的なドル買いと見ています。
おそらく、緩和期待が一服すれば、60%の関税をめぐり、再度、米中貿易戦争が勃発するかなぁと見ている為、ドル円は下落していく予想でいます。
1回位の日銀による利上げに期待
今回の議事録では、トランプ関税で先行き見通しが不透明となっている事で、実質金利は慎重に見ていく必要があると思っている日銀メンバーもいれば、先行き不透明と言って、利上げを実施しないのはおかしい!と言った日銀メンバーもいます。
議事録だけで見た場合、そこまでハト派姿勢ではない事から、今年中に、1回位の利上げはあるのかなぁと思っています。
ドル円 テクニカル分析
ここからは、テクニカル分析で解説します。
ドル円 日足
現在のドル円は、エリオット波動B波のダウントレンドを予想。140円からの買い戻しが発生していますが、147円〜148円まで上昇する可能性があります。147円〜148円を上抜けた場合は、151円辺りまでの上昇もあり得るかなぁと予想。ただ、151円辺りまで上昇した場合、そこからは下目線で見ていきたい場面です。
ドル円 4時間足
現在の4時間足は、エリオット波動A波のアップトレンドを予想。このまま上昇するか、もしくは、一旦、144円まで下落後、押し目買いで上昇する予想でいます。
上昇した場合、146円・148円・151円までの上昇を予想していきます。
ドル円 1時間足
現在の1時間足は、エリオット波動1波のアップトレンドを予想。押し目買いで144円まで下落するか、アップトレンドラインに沿って上昇するか、146円を上抜け後、押し目買いで、再び146円まで下落し、再度上昇するのかなぁ?というイメージで見ていきたいと思います。
では、ありがうございました。
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