カナダドル円の見通しをお届けします。
はじめに、カナダドル円のリスク材料を紹介
(下落材料)
- 日米関税交渉
- G7に警戒
- 米経済鈍化へ
(上昇材料)
- 弱い日本経済
- 米中貿易摩擦懸念の後退
現在のカナダドル円は、米中貿易摩擦懸念の後退の影響でカナダドル円が上昇。その後一変し、急にカナダドル円が下落し始めました。その要因は、G7の為替協議に警戒が集まっているからです。
その他、米経済が弱くなってきた事や、今は安定している米中関係にも警戒したい所。そんな中、不透明なのが日銀ですよね。
さぁ、上記の内容を基に、カナダドル円の見通しを、ほび太が解説していきます。
はじめに
ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析の両方を活かした分析で勝率を上げているほび太。スイングトレードを中心にお伝えしていくほび太のトレードスタイルが参考になったら、是非読者ボタンにタップしてくださいね!
カナダドル円のリスク材料
現時点でのカナダドル円の短期的なメイン材料はG7の警戒です。その警戒からカナダドル円は下落。ただ、今日までの短期的な下落を見ると、警戒売りが終了している可能性があるので、あとは結果次第です。
その他、現時点ではリスクオン材料である米中関係に注目。5月19日〜5月25日の間に、米中首脳会談が行われます。注目していきましょう。それでは、まずは下落材料から紹介します。
日米関税交渉
5月19日〜5月25日の間に、3回目の日米関税交渉が行われますが、更なる製品に関税をかけられる可能性があるとの事。
現時点では、関税を引き下げる所までには至っていない日本政府ですが、このまま引きずるようであれば、日本製品が売れなくなり日本企業が低迷し、日本経済が鈍化し始めていきます。そうなると、日銀による利上げが更に遠のく可能性があります。と言っても、日本製品の輸出量は少ないと思いますが…
G7に警戒
日米関税交渉で、日本が関税を回避する為には、トランプ大統領が要求するように、日本がドル安円高に誘導させる事です。円高になれば関税を引き下げるよっとアメリカ側が言っています。
その協議が、5月19日〜5月25日の間に行われ、その結果に市場が警戒。現在のカナダドル円の下落がそれです。
日本はアメリカに対抗し同じぐらい関税をかけたい所ですが、関税をかけられる程の輸出品を送っていないので、関税を引き下げる為の手段として、為替を円高に誘導し、アメリカに納得してもらう他ありません。
ただ、今日までの短期的な下落は、すでに織り込まれている可能性があり、結果次第では、もう1段階の下落があるかなぁ?っと予想。もしかすると、円高要求されない可能性もあり得る話です。
どちらにしても、一回だけの協議で決まるわけはないので、協議終了後は、一旦、買い戻される可能性があります。
米経済鈍化へ
最近、米経済指標を見る限り、悪くはないが良くもないと言った所ですね。おそらく、不法移民を強制退去させた事や、関税の影響で、アメリカ側も物価高となり、旅行客の減少、個人消費が下がってる可能性があります。要は、買い手がいなくなっているのが現状と見ています。
弱い日本経済
関税の影響で、日本製品が売れない事や、今後、更なる物価高が想定される事で、今年の日本経済状況の下振れリスクが増しています。日本経済指標を見ても分かりますが、日米関税交渉で円高誘導が合意しない限り、現時点では円安方向に進む可能性がありますね。
米中貿易摩擦懸念の後退
現時点では、リスクオン材料となっている米中関係。先日、米中協議が行われ、良い内容から中国に対する関税145%を30%まで引き下げると仮合意。
最終的には、トランプ大統領と習近平国家主席が会談し問題がなければ、90日間、30%の関税が発動されます。
さぁ、この会談で、更なる米中関係に進展があるか、または、30%の関税はやっぱり辞めるとトランプ大統領がひっくり返すのかに注目。
カナダドル円 テクニカル分析
ここからは、テクニカル分析で解説します。
カナダドル円 日足
現在の日足は、エリオット波動C波のダウントレンドを予想。102円から106円をうろうろしていますが、最終的に102円を下抜ける予想でいます。ただ、下抜けても、100円を少し下抜けるぐらいで、後は、再び上昇する予想で見ています。
カナダドル円 4時間足
現在の4時間足は、エリオット波動4波もしくは5波のダウントレンドを予想。106円のレジスタンスラインを上限に、3波の安値ラインを下抜ける予想です。
カナダドル円 1時間足
現在の1時間足は、エリオット波動A波のダウントレンドを予想。G7の警戒からでしょう。現時点では警戒が一服し、104円から買い戻されている予想でいます。最終的には105.2円、もしくは105.4円を上限に、再び下落していく予想でいます。
では、ありがとうございました。
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