ほび太のシンプルFX

この記事は、1週間分の各通貨ペアのトレード情報を紹介した解説ブログになります。なるべく初心者の方にも分かりやすいように説明しているので、是非参考にして下さい。

カナダドル円の見通し(103円割れに期待!)

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カナダドル円の見通しをお届け。

はじめに、カナダドル円のリスク材料を紹介。

 (下落材料)

  • 米関税政策 更に複雑に
  • 米中貿易摩擦懸念の再燃
  • 米経済鈍化へ
  • 日銀、対日関税次第で利上げに

 (上昇材料)

  • カナダGDP第1四半期

現在のカナダドル円は、行ったり来たりの乱高下相場となっています。関税問題が最大の要因でしょう。ただ、関税の影響に飽きた投資家は、同時に、米景気減速も見通して米ドル離れしている感じがします。また、日銀も何だかんだで利上げを実施する可能性も高くなってきました。という事で、引き続き、中期的にリスク回避の円買いで、カナダドル円の下落を予想していきます。

それでは、上記の内容を基に、カナダドル円相場の見通しを、ほび太が解説します。

はじめに

ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析の両方を活かした分析で勝率を上げているほび太。スイングトレードを中心にお伝えしていくほび太のトレードスタイルが参考になったら、是非読者ボタンにタップしてくださいね!

カナダドル円 リスク材料

現在のカナダドル円は、関税停止問題で円売りになりましたが、この問題が、更に関税問題を複雑化させる事から、円売りから一変、今度は米ドル売りの展開になりましたね。結局、カナダドル円は下落。

おそらく、この先も、関税問題で米ドル売りとなり、カナダドル円は中期的に下落していく予想です。

それでは、もう少し詳しく解説していきます。まずは、下落材料からです。

米関税政策 更に複雑に

短期的なメイン材料となるか、それとも中期的な材料となるかは分かりませんが、先日、 アメリカの国際貿易裁判所が、これまでの関税政策に対し、米大統領に与えられる権限を超えているとの事から、関税の差し止め命令がありました。当然、トランプ側は国家緊急事態に適切な判断をするのは、裁判官の役割ではないと発言し、トランプ大統領は、関税政策を実行しています。

さて、この問題は、関税政策に打撃を与えたと報道されている事から、関税問題を更に複雑化している印象があります。つまり、米ドル売りですね。

もう少し注目していきましょう。

米中貿易摩擦懸念の再燃

米中関係も、90日間、対中関税を30%引き下げた事で、リスク回避の米ドル売りが一服していますが、再び、米中関係に亀裂が入りそうな発言ばかり報道されていますね。

現時点では、対中関税を125%を30%まで引き下げ、中国は、報復関税を10%まで引き下げていますが、90日間で、中国がアメリカに対し、何らかの提示をしなければ、再び125%の関税を発動することになるでしょう。

もしかしたら、90日間前に、125%以上の関税を発動するかも…そうなれば米ドル売りで、カナダドル円は下落するでしょう。

米経済鈍化へ

米中貿易摩擦懸念が、一旦落ち着いた事により、米インフレ指標が再び上昇してきました。ただ、去年みたいな堅調な米指標ではなく、鈍化している感じがしているので、おそらく今年は、徐々に低下していく予想でいます。

FRBも、年内2回の利下げを示唆しているので、サプライズで3回の利下げもあり得るみて、米ドル売り優勢で見ていきたいと思います。その要因は、はやり米関税政策ですね。

日銀、対日関税次第で利上げに

日米関税交渉次第で、日銀の利上げが現実的になるかもしれませんね。というのも、日米為替協議以降、明らかに植田総裁がタカ派姿勢に切り替えてきた感じがしています。おそらく、為替協議で何か言われたのでしょう。

どちらにしても、関税交渉が成立すれば、日銀は利上げに踏み切る予想でいる為、どこかで、ズドーンっと円買いになるとおもいます。

カナダ実質GDP第1四半期は底をついた?

4日に発表されるカナダ政策金利ですが、市場は、実質金利を2.75%から2.50%まで引き下げる予想が出ています。おそらく、雇用統計の悪化とCPIの悪化が要因になっていると思います。

(カナダ雇用統計)

4月雇用者数 前回0.9万人 結果0.74万人

4月失業率  前回6.7%        結果6.9%

(カナダCPI前年比)

4月 前回2.7% 結果2.3%

更に、先日発表されたカナダ実質GDP第1四半期の結果も、前回よりも下回る結果となりました。

(カナダ実質GDP第1四半期)

結果2.2%予想1.7%前回2.6%

ただ、対カナダ関税率が緩和された事から、アメリカへの輸出が増加し、GDPの予想よりも結果が上回った事で、底をついた感があります。この先、対カナダ関税率が引き上がらなければ、カナダ経済は、一旦、回復するといった予想でみています。

カナダドル円 テクニカル分析

ここからは、テクニカル分析で解説します。

カナダドル円 日足

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現在の日足は、エリオット波動C波のダウントレンドを予想。先日、106円のトライがありましたが、結局は戻り売りとなり、きれいなダウントレンドラインを引けるようになりました。

従って、106円の高値を上限に下落していき、将来的には102円を下抜ける予想で見ています。

カナダドル円 4時間足

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現在の4時間足は、エリオット波動4波のダウントレンドを予想。日足でもお伝えしましたが、先日の106円のトライ失敗で急降下。この形が、ヘッドアンドショルダーになっている事から、引き続き落下目線として見ていきたい、103円割れに期待ですね。

カナダドル円 1時間足

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現在の1時間足は、エリオット波動B波のダウントレンドを予想。106円からの急降下後、再び上昇しましたが、現時点では105円での攻防。

ただ、105円のレジスタンスラインは意識されやすく、おまけにフェボナッチも0.618の黄金比となっているので、下落する根拠は成立。

従って、1時間足でも下落目線を継続し、まずは104円割れに期待したい所です。

では、ありがとうございました。

ほび太より

ここまでのご視聴ありがとうございました。 よろしければ、読者ボタンも押してくれると嬉しいです。