
NZドル円の見通しをお届け。
中長期的に85.5円〜89円のレンジ相場を予想。89円を上抜けた場合は上昇目線となります。
短期的には、88円からの押し目買いとなった場合は89円に向かいますが、88円を下抜けた場合、一旦、下目線になる際どい展開。
さて、NZ経済は利下げ局面で、日銀では利上げ局面。ただ1番のポイントが、やはり米金利の動向ですね。現在、米政府機関閉鎖で、次回金利を判断するデータがないので、相場の方向性に不透明を漂わしています。それでも、市場は、年内1回の利下げを優勢に見ています。
それでは、もう少し詳しくNZドル円相場の見通しを、ほび太が解説します。
はじめに
ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析の両方を活かした分析で勝率を上げているほび太。スイングトレードを中心にお伝えしていくほび太のトレードスタイルが参考になったら、是非読者ボタンにタップしてくださいね!
NZドル円 リスク材料
11月に入りましたが、まずは月初の動きに注目していきましょう。リスクオン相場であっても、前月が過度な相場だった場合は調整が入る為、注意です。
さて、11月26日に発表されるNZ政策金利に注目。次に12月の会合に向けた日銀利上げ状況に注目。ダークホースなのが、やはり米政府機関閉鎖によりデータがない米経済の動きですよね。要警戒です。
それでは、もう少し詳しく解説します。
NZ政策金利
この材料は、NZドル売り材料となります。
11月26日に発表されるNZ政策金利に注目。
前回の政策金利では、追加利下げの余地があるなどの発言があり、市場も60%の確率で利下げを予想している為、NZドル売りが加速するかもしれないので注意ですね。
日銀 金利動向
この材料は、円売り材料です。
10月30日に発表された日銀会合での植田総裁の発言は、引き続きハト派姿勢を維持する形となりました。
明らかに、2025年12月以降の動きで、利上げを判断したいと言っているようにしか聞こえませんね。
現在、市場は12月、もしくは2026年1月に利上げする予想でいますが、利上げしなかった場合は、強烈な円売りが待っています。
逆に、12月に利上げした場合は、サプライズで円買いとなるでしょう。
どちらにしても、植田総裁の発言により、利上げした時に相場が乱れやすくなっています。
米政府機関閉鎖継続へ
この材料は、米ドル売りの材料となります。
米政府機関閉鎖が続いています。
この影響で、発表されるはずだった米経済指標が発表されなく、12月のFOMCに向けた米金利の動向が不透明となっています。
10月のFOMC前までは、10月を含め12月も利下げが優勢でしたが、10月のFOMC後のパウエル議長の発言で、12月の金利動向が不透明となってしまいました。
- データ不足で、追加利下げに向けた道筋が不明確。
米ドルの動きにも方向性がない状態な為、市場は、米政府機関開放待ちとなっています。
NZドル円 テクニカル分析
ここからは、テクニカル分析で解説します。
NZドル円 4時間足

現在の4時間足は、エリオット波動ではカウント出来ませんが、唯一、明確なのが、85.5円から89円のレンジ相場である事。
どちらに抜けるかは、直近の各レジサポラインに注目していきましょう。
おそらく87.5円まで下落する可能性がありますが、まずは88円のサポートラインでの動きに注目しましょう。
NZドル円 1時間足

現在の1時間足は、エリオット波動ではカウント出来ませんが、ここまでの上昇を1波とカウントした場合、ここからは2波の調整波の動きとなる為、下落が優勢になるかもしれません。
それでも、まずは直近の各レジサポでの動きに注目していきましょう。
88.25円のサポートラインを下抜けてしまったので、次に88円のサポートラインに注目です。
88円も下抜けた場合は、87.5円もしくは87円までの下落に注意です。
もし、88.25円を、再度、上抜けた場合は、赤の矢印通り、押し目買いに転じましょう。
では、ありがとうございました。
ここまでのご視聴ありがとうございました。 よろしければ、読者ボタンも押してくれると嬉しいです。