
カナダドル円の見通しをお届け。
はじめに、ほび太が予想したカナダドル円のテクニカル分析結果は以下の通り。
次に、カナダドル円のリスク材料を紹介。
7月にも決まる骨太方針に注目
現在のカナダドル円は、中長期的には上昇目線は継続。カナダと日本の金利差、主要通貨のアメリカと日本の金利差で、引き続き円は売られやすい状況です。ただ、クロス円の中では、カナダ経済は弱い通貨です。貿易協定やアメリカの関税が主な要因です。少し下落目線に傾き始めてきたと思いましたが、円の弱さとカナダ経済指標の巻き返しで、再び上昇目線となっています。
短期的には、特に1時間足は上昇目線継続。カナダ経済指標の結果が予想以上となり、カナダドル買いが発生したと予想しています。また、日本政府による為替介入警戒が後退した事も、上昇の要因になっていると思います。
それでは、もう少し詳しくカナダドル円相場の見通しを、ほび太が解説します。
はじめに
ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析の両方を活かした分析で勝率を上げているほび太。スイングトレードを中心にお伝えしていくほび太のトレードスタイルが参考になったら、是非読者ボタンにタップしてくださいね!
カナダドル円 リスク材料
中長期的なリスク材料は、カナダと円の金利差・日本とアメリカの金利差・アメリカとカナダの貿易協定・カナダに対するアメリカの関税政策と言った4つの材料で中長期的に動いていると予想。
短期的には、為替介入警戒が後退した事・カナダ経済指標結果が予想以上となった事が材料視されています。
中東情勢が、本格的な戦争に発展する可能性があり、各国のインフレ率上昇が警戒されます。今後、日本とカナダの金利差が注目を集めるでしょう。
それでは、もう少し詳しく解説します。
カナダ政策金利(中立的な姿勢を維持) =
この材料は、カナダと日本の金利差により、現在はカナダドル買いとなっています。
7月15日に発表したカナダ政策金利は、2.25%の据え置きを決定。
主な理由は、カナダに対するアメリカの関税措置や貿易協定の影響で、カナダ経済の景気が落ち込み、その警戒から利上げできない事。中東情勢の影響で、インフレ率上昇警戒から利下げできない事。
インフレ率上昇で利上げ観測は残されているが、関税や貿易リスクで利上げできなく、身動きがとれないねぬが現在のカナダ経済です。
カナダ中央銀行は、直近の経済指標から、個人消費や輸出を中心に経済活動が改善の兆しをあるとされていますが、関税・中東情勢の影響から、政策金利を慎重に見極めると中立的な姿勢をみせています。
日本政策金利(10月に利上げの可能性)⇩
この材料は、カナダと日本の金利差により、現在は円売り材料となっています。利上げとなれば、中長期的に、現状の相場よりも、もう一段階下落するでしょう。
骨太政策で、更に円安を加速させている結果となっていますが、日本政策は、金利についてはあくまでも日銀の政策運営を重視する考えから、日銀による利上げ観測が高まっています。
現在10月に年内2回目の追加利上げを実施する可能性があり、円買いになっても良い場面ですが、市場は慎重な見方なんでしょうか、引き続き円売りの展開。
政策金利の変動は、あくまでも中東情勢リスクで、日本インフレ率上昇懸念次第と言えるので、引き続き中東情勢には警戒しましょう。
日本経済(骨太方針で円売り継続)⇧
この材料は、短中期的に円売り材料ですが、経済成長の促進させる政策なので、長い目でみた場合は円買い材料です。
骨太方針が公表された事で、円売りの展開となりました。この骨太方針は、引き締め政策ではなく緩和政策で、長い目で見れば円買いですが、短期的にみた場合、円売り材料。つまり、今後、あちこちに投資していき、日本経済を底上げしていきましょう!という政策。
内容は、以下の通りです。
1 成長・危機管理分野への大型投資
- インフラ投資をする政策です。
2 財政政策の転換
責任ある積極財政の事で、経済を活性化させる為に、政府が積極的に財政出動する政策。この政策が円売り要因となっています。
3. 雇用・人手不足対策と賃上げ目標
- 賃上げ: 2029年度までに実質賃金で年1%程度の上昇を定着させる。
- 最低賃金: 2030年代前半のできる限り早期に全国平均1,500円を達成する。
この政策は円買いになるかもしれませんが、結局、最初は投資、いわいる財政出動させなければならない為、円売り材料ですね。
4. 社会保障制度の改革(負担の見直し)
- 現役世代の社会保険料の負担を緩和して、高齢者の負担を能力に応じて、負担を見直す政策。
現在、積極財政と社会保険料の見直しに対し、市場が反応して円売り材料となっています。
この方針は、早ければ7月中にも決まる見通しとなっています。これが決まれば、更なる円売り材料となる可能性があります。注目です。
カナダ経済(関税リスク高まる)⇩
この材料は、カナダドル売り材料です。
現在、米最高裁判所が以前トランプ大統領が課したカナダに対する35%関税措置を無効とする判決を下しました。これにより、現在は10%の関税をカナダに課しています。
最近は、カナダ国内で強制労働により作られた商品をアメリカに輸入する際、アメリカは批判的な姿勢から、追加関税を課す可能性があります。
また、カナダの森林火災がアメリカ国内に飛んできたことで、大気汚染という理由で、追加関税を課す可能性があります。
トランプ大統領は、カナダが嫌いなんでしょう。
とにかく、現状のカナダドルは、関税を材料視していませんが、経済指標に徐々に表れてくる可能性があるので注目です。
USMCA(カナダ・アメリカ・メキシコの貿易協定)⇩
この材料は、カナダドル売り材料です。
現在の貿易協定が継続しているカナダとアメリカ。詳しい内容は過去のブログで見て下さい。
https://hobita1983.net/entry/2026/06/07/カナダドル円予想%28短期的な下落に備えよう%29#USMCA自由貿易協定
とにかくカナダが嫌いなトランプ大統領。メキシコは女性首相なだけに、メキシコに対しては甘い印象があります。
相場に、直接的な影響はありませんが、関税リスクと同様、経済指標に影響が出るかもしれないので、一応注目しときましょう。
カナダドル円 テクニカル分析
ここからは、テクニカル分析で解説します。
カナダドル円 日足

現在の日足は、エリオット波動B波の調整波のような動き。まずは、フェボナッチ0.618%で反発しているので、エリオット波動C波で下落する事も視野に。また🔴の部分で、重要となる114円を下回っている為、114円からの下落に期待。
ただ、114円から一気に上昇になっている為、ここから更に上昇する可能性があるので注意。
ダブルトップからの114円割れで、下抜けると思いましたが、中々、抜けないですね。
為替介入警戒が後退し、積極財政の材料とカナダ経済指標の強さで、一気に円売りの展開と相場環境でした。
カナダドル円 4時間足

現在の4時間足は、エリオット波動ではカウントが難しい相場ですが、ここは115円からの押し目買いに警戒したい相場展開です。上昇の上限は117円になるでしょう。
115円を下抜けると、日足のエリオット波動C波のダウントレンドに一歩近づきます。
カナダドル円 1時間足

現在の1時間足は、エリオット波動3波のアップトレンドを予想。現在も上昇が続いていますが、4波となった場合は、115円付近のサポートラインまで下落する予想です。その後、117円まで上昇する見通しでいます。
カナダ経済指標の強さと、為替介入警戒が後退した事で、現在の上昇トレンドになっています。
115円のサポートラインを下回る事があれば、4波は否定されて、新たにエリオット波動が形成されるでしょう。また、日足のC波のダウントレンドに一歩近づきます。
では、下落材料はなんでしょうか?今の所、7月20日に発表されるカナダCPIで予想以下の結果となり、7月24日に発表される日本CPIで予想以上の結果となり、カナダドル円が下落する事を材料として見ています。
または、軍事衝突が本格化して戦争に発展しそうな中東情勢リスクにより、カナダドル円が下落する?なんて材料もありそうですね。
では、ありがとうございました。
ここまでのご視聴ありがとうございました。 よろしければ、読者ボタンも押してくれると嬉しいです。